数あるアマゾンの配送サービスの中でも「Amazon配送サービスパートナー」に興味があるという方は、少なくないのではないでしょうか。
Amazon配送サービスパートナーとは、2023年3月にアマゾンが新しく始めた配送サービスです。
アマゾンと直接契約を結んだ企業が配送事業を立ち上げ、個人のドライバーはアマゾンと契約を結んだAmazon配送サービスパートナーの企業と業務委託契約を結び、個人事業主として働きます。
この記事ではAmazon配送サービスパートナーの評判や報酬について解説します。開業までの流れも解説しているため、ぜひご覧ください。
Amazon配送サービスパートナーとは?
Amazon配送サービスパートナーとは、企業がアマゾンと直接契約し、配送事業を立ち上げるプログラムのことです。
アマゾンと法人契約を結んで配送事業を行う業者といえば、ほかにも「デリプロ」と呼ばれる業者が存在します。
しかし、パートナー企業とドライバーとの間に複数の運送会社が入るデリプロとは異なり、Amazon配送サービスパートナープログラムではパートナー企業とドライバーとの間にほかの運送会社が入ることはありません。
基本的に、Amazon配送サービスパートナーは法人向けのサービスであるため、個人のドライバーはAmazon配送サービスパートナープログラムに参加した企業と業務委託契約を結び、案件を振ってもらいます。
【ドライバー向け】Amazon配送サービスパートナーの案件を請けるメリット
個人のドライバーがAmazon配送サービスパートナーの案件を請ける場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、ドライバーがAmazon配送サービスパートナーのパートナー企業から案件を請けるメリットを紹介します。
1)報酬単価が高い
ドライバーがAmazon配送サービスパートナーの案件を請けるメリットのひとつは、報酬単価が高いことです。
これまではアマゾンと契約している企業といえばデリプロ業者しかおらず、デリプロ業者から案件を請けた場合、企業とドライバーとの間にほかの業者が入るためドライバーの報酬がどうしても安くなりがちという問題がありました。
しかし、Amazon配送サービスパートナーとの契約であれば間に業者が入らないため、ドライバーは高い報酬を受け取れます。
また、Amazon配送サービスパートナーではロイヤリティが発生しません。
デリプロで働くのと仕事内容は変わらないにもかかわらず、Amazon配送サービスパートナーでは日当が高く設定されており報酬からロイヤリティを引かれることもないため、安定して稼げるのです。
2)配送エリアが固定されているので配達しやすい
配達エリアが固定されているというのも大きなメリットです。
なぜなら、配送エリアが固定されておらず毎回違うエリアを担当する場合、配達経験が蓄積されにくいためです。
配達スキルが上がれば、初見のエリアでもある程度は配れるでしょう。
しかし、「どのルートで回れば効率よく配れるか」というのは、同じエリアを複数回走って徐々に極めていくものです。
顧客それぞれが在宅しているタイミングなども、慣れたエリアだからこそわかる情報です。
また、慣れていないエリアでの配達は、「きちんと配りきれるのか」という不安も感じやすいです。
毎回慣れたエリアで配達ができることは、それだけで安心感があります。
3)Amazonの1次請けの運送会社から委託されるので、制度が整っている
ひ孫請け契約などが発生せず、アマゾンの1次請けの運送会社から業務委託を請けるため、研修制度などが整っているのもメリットです。
たとえば、同じアマゾンが行っているサービスでも、個人がアマゾンと直接契約をして配送を行う「アマゾンフレックス」では、たとえ未経験から始める場合でも研修制度がありません。
研修が満足に受けられないということは、何もわからないまま手探りで配達をしていくしかないということです。
その場合、間違ったやり方が定着してしまい、配達スキル向上の妨げにもつながります。
【ドライバー向け】Amazon配送サービスパートナーの単価や報酬は?
Amazon配送サービスパートナーでは高い報酬が設定されていると前述しましたが、具体的にどの程度稼げるのでしょうか。
ここでは、Amazon配送サービスパートナーの単価や報酬について詳しく解説します。
報酬体系は?
報酬体系はAmazon配送サービスパートナーの業者によって異なりますが、多くの企業で日給20,000円以上などの日給保証が設定されています。
基本的にロイヤリティはなく、中にはガソリン代の補助や配った個数に対してインセンティブがつく企業もあります。
報酬の支払いペースは、一般的な「月末締めの翌末日払い」が多いですが、中には週払いに対応している企業もあります。
さらに前払い制度が導入されている企業もあり、ドライバーにとっては仕事を始めやすい環境が整っています。
月収目安は?
Amazon配送サービスパートナーでの月収例は以下のとおりです。
日給 | 稼働日数 | 月収 |
---|---|---|
20,900円 | 22日 | 459,800円 |
※上記の金額はすべて税込金額です。
通常、上記の金額からロイヤリティとして報酬の10〜15%程度引かれます。
しかし、Amazon配送サービスパートナーではロイヤリティや手数料が生じません。そのため、上記の報酬額がそのままドライバーに支給されます。
ほかの経費を差し引いても、年収が500万円を超えるというのは、なかなか魅力的なのではないでしょうか。
Amazon配送サービスパートナーの評判は?
Amazon配送サービスパートナーで実際に働いている人の評判はどうなのでしょうか。
以下は実際にAmazon配送サービスパートナーでドライバーをしている人の意見です。
- 現場に管理者がいるため安心して働ける
- 配達に必要なものはほとんどAmazon配送サービスパートナーの企業が用意してくれる
- 配達中のトラブルにすぐ対応してくれる
現場には必ず管理者が常駐しています。わからないことなどを確認できるため、配達に不慣れなドライバーも安心です。
また、配達に必要なものをほとんどAmazon配送サービスパートナーが用意してくれたため、仕事を始めやすかったという声もあります。
そのほか、配達中に起きたトラブルに関しても、すぐに対応してくれたため安心できたというドライバーも。
事故やタイヤのパンク、誤配をしてしまったなど、配達中はさまざまなトラブルが起こります。
ひとりで対処しなければならないとなると心細いですが、Amazon配送サービスパートナーの企業が対応してくれる場合、ドライバーは配達だけに集中できます。
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Amazon配送サービスパートナーの評判や報酬について解説しました。
現在、大きく分けて「アマゾンフレックス」「デリバリープロバイダ」「Amazon配送サービスパートナー」の3つがアマゾンの荷物を配達しています。
Amazon配送サービスパートナーの報酬単価が高く設定されている部分について、人によっては「怪しい」と感じるかもしれません。
たとえばデリプロでは求人時に提示されていた報酬額と実際にもらえる報酬額が異なることも多く、Amazon配送サービスパートナーもそうなのではと不安になる人もいるでしょう。
しかし、Amazon配送サービスパートナーはアマゾンが新たに始めた取り組みです。また、従来のプログラムを進化させたものであるため、安心して始められるのではないでしょうか。
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