ハコボウズで軽貨物求人を見てみる!→CLICK!

アマゾンフレックスが「稼げない」と言われる理由を徹底解説。

アマゾンフレックスは会社に拘束されず、自由度高く配達の仕事ができる点が魅力です。

しかし、思うように稼げないと感じているアマゾンフレックス配達員も少なくありません。

今回は、アマゾンフレックスが「稼げない」と言われる理由について徹底解説していきます。

併せて、効率良く稼ぐために押さえておきたいポイントも解説するので、ぜひ仕事選びの参考にしてくださいね。

目次

アマゾンフレックスの報酬の仕組み

軽貨物ドライバーの報酬の仕組みは一般的に2パターンあります。

1つは、配達完了した個数×単価で報酬を計算する「個建」と呼ばれる仕組みであり、軽貨物の業務委託案件ではこの仕組みを採用しているところが多い傾向にあります。

もう1つは、決められた時間や配達個数によって、あらかじめ報酬が決まっている「車建」があり、アマゾンフレックスは「車建」に近い報酬体系を採用しています。

アマゾンフレックスでは、配達地域によって異なるブロック報酬システムが設定されています。

ブロックとは、時間ごとに設定されたアマゾンフレックスでの配達業務の単位を指します。

時間内に行う業務は、単に配達や移動だけでなく、荷物の積み込みや不在だった配達先の荷物下ろしも含まれます。

以下の表は、東京都における1ブロックの報酬例です。

1ブロック(想定配達時間)報酬額
4時間8,000円
6時間12,000円
8時間16,000円
東京都における1ブロックの報酬例

※2024年7月現在

1時間あたりの報酬額が2,000円以上を見込めるのは東京都・大阪府などの大都市に限られます。

地方都市では1ブロックの報酬額が都市部よりも低い傾向にあり、1時間あたりの報酬額は1,800円程度のところが多いです。

ただし、1ブロックの時間はあくまで目安の配達時間です。

効率良く配達できれば、1ブロックの報酬額以上の時給を得られることになります。

アマゾンフレックスで稼げる給料はどれくらい?

実際アマゾンフレックスで稼げる給料はどれくらいなのでしょうか。

アマゾンフレックスでの給料は、稼働するブロック数やブロックの取り方によって変動します。好きなタイミングで、自ら仕事を受託する形なので、ガッツリ働きたいときはオファーを組み合わせたり、スキマ時間に少しだけ稼働したい場合は、短めのオファーを受託したりなど、調整が可能です。

例として、1日あたり4時間程度を確保して稼働するアマゾンフレックス配達員の月収・年収例を以下の表にまとめました。

なお、算出には東京都における1ブロックの報酬額を用いています。

1ブロック(想定配達時間)報酬額ブロック数ひと月あたりの稼働日数月収年収
4時間8,000円110日80,000円96万円
4時間8,000円122日17万6,000円211万2,000円
4時間8,000円222日35万2,000円422万4,000円
アマゾンフレックス配達員の月収・年収例(1日あたり4時間程度の稼働)

次に、アマゾンフレックスの配達を本業としている場合の月収・年収例は、以下のとおりです。

1ブロック(想定配達時間)報酬額ブロック数ひと月あたりの稼働日数月収年収
6時間12,000円122日26万4,000円316万8,000円
8時間16,000円122日35万2,000円422万4,000円
アマゾンフレックス配達員の月収・年収例(1日あたり6~8時間程度の稼働)

上記収入例はあくまで目安であり、稼働日数やこなせるブロック数によって収入は変動します。

また、上記の月収・年収例は売上高であり、諸経費を差し引いた額が手取り収入となる点を覚えておきましょう。

アマゾンフレックスは「稼げない」に関する実際の声

ここで、実際にアマゾンフレックスで稼働しているドライバーの声を紹介します。

https://twitter.com/IamMayonnaiser/status/1585744864578527233

アマゾンフレックスでの配達業務は簡単に稼げる甘い仕事ではないという声が多くみられます。

担当する荷物を配達しきれない状態が続けば、アカウント停止などのリスクもあるので、常に時間に追われながら働く様子が想像できますね。

「初心者でも稼げる」という言葉につられて安易に始めると、配達業務の難しさに直面することもあるかもしれません。

【アマゾンフレックスが稼げない理由】そもそもオファーがない

アマゾンフレックスが稼げない理由の1つめは、そもそもオファー(仕事)がないケースです。

オファーとはアマゾンフレックスからの配達依頼のことを指し、専用アプリから以下の内容が確認できます。

  • 配送の日時
  • 集荷する拠点
  • 業務時間
  • 報酬

アマゾンフレックスでは、いつでも自分の希望に合う仕事が掲載されているわけではありません。

すべてのオファーは、業務開始時間のちょうど1週間前に掲載されます。

また、荷物量が少なく所定の量に満たなかったり、ほかの配達員に先にオファーをとられたりすれば、募集は「停止」のステータスになります。

稼働する配達員が多い地域では、必然的に競争率は高くなるでしょう。特に午前中など人気の高い時間帯なら、なおさらです。

ほかの配達員がすでに取得したオファーは表示されないため、アマゾンフレックスでは、仕事がしたくても「仕事をとれない」状況に直面することも多いのです。

参考:優先オファーがあるって本当?

アマゾンフレックスには、優先オファーまたはアーリーアクセスオファーと呼ばれるオファーがあります。

オファーには、通常オファーと優先オファー(アーリーアクセスオファー)の2種類があり、優先オファーを受けるには、高い配送品質を維持する必要があります。

しかし、アマゾンは優先オファーを受けられるための具体的な条件を公表しておらず、どのドライバーにオファーを出すかは、アプリ内での実績等のデータから導き出される仕様になっています。

「これをすればよい」という条件は不透明ですが、高い配達スキルかつ安定感のある配達員が選ばれる傾向にあるといえるでしょう。

参考までに、実際にアーリーアクセスオファーを獲得した配達員が行っていた取り組み例を紹介します。

  • 1週間に35~40時間稼働する
  • 定期的に稼働する
  • 未配や誤配に気をつける
  • 配達完了率(配完率)を高める
  • 早配(配達が早すぎる)や遅配(配達に遅れる)をしない
  • 無断欠勤や24時間以内のキャンセルをしない

これらを見るかぎり、実績が少ない初心者や、副業程度で都合のよい時間だけを狙うドライバーは優先オファーの対象になりにくいといえるでしょう。

【アマゾンフレックスが稼げない理由】人気エリアではオファーの取り合いになる

アマゾンフレックスのオファー獲得は早いもの勝ちです。

つまり、配達員が多い人気エリアだと競争率が高くなり、オファーをとるのが難しくなります。

アマゾンは全国に配達拠点があるものの、1都3県や大阪・名古屋などには複数のステーションがあるのに対して、地方エリアでは1県に1ステーションなど地域によって差があります。

都市部には複数のステーションがありますが、その分、登録している配達員の人数も多いです。「所定のエリアでしか稼働しない」という人は、そのエリアが人気エリアの場合、仕事がとれない状況が続くことも覚悟しておきましょう。

【アマゾンフレックスが稼げない理由】仕事量と報酬が見合わない

アマゾンフレックスは、仕事量と報酬が見合わないと言われることがあります。

例えば、配達業務に慣れていない初心者の頃は、効率的に配達する方法も分からず時間内に荷物を配りきれない事態に陥ることもあるでしょう。

この場合は、配達スキルが習熟するにつれて、同じ時間でも効率良く配達できるようになりますが、問題は繁忙期と閑散期の差です。

年末や年始などの繁忙期やセール期間には荷物が急増します。

アマゾンフレックスの報酬体系は荷物単価制ではないため、荷量が増えれば増えるほど稼げるというわけではありません。

つまり、閑散期と繁忙期では業務のきつさが異なっても、ブロック制の報酬体系により、もらえる報酬が変わらない点から、仕事量と報酬が見合わないと言われることがあるようです。

とはいえ、繁忙期には割増オファーが届くこともあるので、工夫して仕事を選べばうまく稼ぐことも可能です。

また、通常の物量であっても、セキュリティーが厳しいタワーマンションなどが配達先にあった場合、1件ごとの配達に多大な時間を費やすこともあります。

もちろんこの場合も、報酬はブロック制であらかじめ決まっているので、報酬が増えることはありません。

【アマゾンフレックスが稼げない理由】リース代などの経費がかかる

アマゾンフレックスに限った話ではないですが、正社員ドライバー以外は報酬から諸々の経費を支払う必要があります。(委託ドライバーの場合は報酬から手数料等が差し引かれる)

アマゾンフレックスで稼いだ報酬額は、あくまで売上金額です。

アマゾンフレックスの配達員は個人事業主であるため、売上からさまざまな経費を負担しなければなりません。

個人事業主のドライバーが支払う可能性のある経費項目は、以下のとおりです。

  • 軽バンの購入費用(減価償却費用)
  • ガソリン代
  • オイル・フィルター交換費用
  • タイヤのメンテナンス費用
  • 車検費用
  • 駐車場代
  • 国民健康保険
  • 国民年金
  • 所得税・住民税・個人事業税
  • 自賠責保険・任意保険
  • JAF年会費

現在、正社員として働いている場合、「思ったより手取り金額が少ない」と感じてしまうかもしれません。

【アマゾンフレックスが稼げない理由】稼働時間に上限がある

アマゾンフレックスの稼働時間は繁忙期を除いて、「1日12時間、1週間50時間」が上限として設定されています。

1週間で50時間の労働規制があるため、割増オファーや繁忙期などでない場合は、稼げる金額は以下のパターンが上限だと覚えておきましょう。

  • 1ブロック8時間(16,000円)×26日=41万6,000円
  • 1ブロック12時間(24,000円)×18日=43万2,000円

【アマゾンフレックスが稼げない理由】副業や土日だけなど稼働時間が多くとれない

アマゾンフレックスは労働集約型の仕事であるため、配達業務を行わないかぎり稼げません。

また、そもそも稼ぎ時である土日などは稼働したい配達員も多くなるので、オファーを獲得すること自体難しくなります。

「スキマ時間を活用してお小遣い稼ぎ」程度で考えているならよいですが、収入目標を立てて取り組む場合は、副業では難しいかもしれません。

一般的なアルバイトやパートに比べた場合、時給換算すると割の良い仕事といえますが、そもそも稼働したいときにできない可能性を常にはらんでいます。

【アマゾンフレックスが稼げない理由】アカウントが停止されればクビになる

直接的な稼げない理由ではないですが、アマゾンフレックスにはアカウント停止制度があり、一度停止されると、再度働くことは難しいでしょう。

アカウント停止の原因になりうる行動は以下のとおりです。

  • 荷物を配りきれない(未配)
  • 誤配が多い
  • 配達完了率(配完率)が低い
  • 配達日時や場所を無視して配達する
  • クレームを受ける
  • ステーションのルールを守らない
  • 遅刻を繰り返す
  • 雨予報になったからなどを理由に24時間以内のオファーをキャンセルする
  • アプリ内の配達処理で不正をする

勤務態度が悪ければ正す必要がありますが、未配や誤配、クレームを受けるなどは初心者の頃には意図せず発生することもあるでしょう。

とはいえ、アカウント停止は頻発するものではありません。決められたルールの中で最低限のパフォーマンスをこなしていれば、さほど心配する必要はありません。

アマゾンフレックスでじょうずに稼ぐポイント

最後に、アマゾンフレックスでじょうずに稼ぐポイントを紹介します。

配達業務にはコツがあるため、積極的に実践して少しでも効率良く報酬を得られるよう工夫しましょう。

最初をはとにかくオファーをとる

アマゾンフレックスを始めたばかりの頃は、稼働を希望しない時間やエリアのオファーも積極的にとることをおすすめします。

配送拠点を1カ所に限定せず、複数の拠点を稼働エリアにしておくことで、効率良くオファーを獲得できます。

先述の通り、特に都心部では近隣エリアに複数のステーションが点在しています。配送拠点を限定せず、オファーを獲得するステーションの選択肢を増やすことで、募集エリアのオファーを逃さずに稼ぐ機会を得られるでしょう。

また、アマゾンフレックスで実績を貯めれば、優先オファー取得の可能性も上がるでしょう。

事前準備を徹底する

効率良く配達するには、事前準備が欠かせません。特に配達のパフォーマンスに影響するのは荷物の積み込み方です。

まずは、担当する荷物を町名などエリアごとに仕分けましょう。

専用アプリに配達先情報を入力後、ルートを事前に組み立てます。そして、ルートに応じて、配達順に積み込み位置を工夫しましょう。

例えば、最初に配達する荷物は、車から出しやすいバックドアの位置に積み込みます。

最後に配達する荷物は、真ん中や運転席・助手席の後ろ付近に積み込むのが一般的です。

マンション・アパートなど、同じ宛先の荷物をまとめることも大切です。

同じ道を何度も通ったり、荷物の取り出しに時間がかかったりすることのないよう、配達前に戦略を練っておきましょう。

稼働ステーションは無闇に変更しない

先ほど「とにかくオファーをとる」ことが稼ぐポイントだと説明しましたが、慣れてきたら、稼働ステーションをあちこちと変更しないことをおすすめします。

特にアマゾンフレックスの都市部でよくあるのが、近くの拠点だと思っていても、配達地域が全く異なるケースです。

当然ですが、慣れない地域の配達は道も知らないため、配達が非効率になります。

ある程度慣れてきたら、稼働ステーションを固定し、決められたエリアで配達効率を高めていくことに専念するほうがよいでしょう。

優先オファーの対象者になる

優先オファーまたはアーリーアクセスオファーを受けられるよう、配達の品質を高めることも大切です。

優先オファーの対象者になると、30日前からオファーを確認して取得できます

一方、通常オファーでは1週間前になってはじめてオファーを確認できるのに加え、オファーは多くの配達員との取り合いになります。

ただし、優先オファーの対象者になるためには、豊富な稼働実績と質の高い配送クオリティーが求められるため、本業でアマゾンフレックスに取り組めない場合は、難しいといえるでしょう。

安定して稼ぐなら日給制のAmazonAmazon配送サービスパートナーがおすすめ◎

アマゾンフレックスは好きな時間に自分のペースで働ける魅力がありますが、オファーをいつでも獲得できるわけではなく、収入は月によって大きく変動します。

また、お中元やお歳暮、プライムセールなどの繁忙期と閑散期では、仕事のきつさも異なります。

アマゾンフレックスでの仕事に不安を感じているなら、アマゾンの別の配送プログラムである、Amazon配送サービスパートナーを検討してはいかがでしょうか。

Amazon配送サービスパートナーとは、アマゾンとパートナー企業が直接契約して配送サービス事業を行うプログラムです。

個人のドライバーはパートナー企業から業務委託される形で配達案件を請け負います。

たとえ配達業務が未経験でも研修制度が整っているため、安心して仕事を始められます。

また、配達エリアも固定されており、配達効率をすぐに上げられる環境が整っているのも魅力。

さらに、日給は保証付きの2万円以上、業務委託案件にもかかわらずロイヤリティなしと、ドライバーには良いことづくしです。

安定して稼ぐなら、日給制のAmazon配送サービスパートナーを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次