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軽貨物運送事業って儲かる?個人事業主が高収入を得るためのポイントを紹介

何かと儲かると言われることが多い軽貨物運送事業。

なかには月収100万円以上稼ぐ人もいることから、挑戦してみたいと思っている人も少なくないのではないでしょうか。

しかし、果たして本当に儲かるのでしょうか。また、稼ぐにはどのようなことに注意すればよいのでしょうか。

本記事では、個人事業主の軽貨物ドライバーが高収入を得るためのポイントを紹介します。

目次

軽貨物運送事業は儲かる?

軽貨物運送事業は、やり方や環境によっては十分儲かる仕事です。

ここでは、軽貨物ドライバーの概要や儲かる理由について解説します。

軽貨物ドライバーとは

軽貨物ドライバーとは、個人や企業から依頼された荷物を、軽バンなどの軽貨物車両で配達する人のことで、普通自動車免許さえあれば誰でも気軽に始められます

基本的には軽く小さな荷物の配達がメインですが、数ケース単位の飲料水や、ゲーミングチェアなどの重いものも運ばなくてはならず、体力的にきつい部分もあります。

1日に何度も行わなければならない階段の上り下りや、長時間勤務による体への負担など、ほかにもきついといえる要素はありますが、配達エリアが限られているため範囲は狭く、長距離ドライバーのように夜を徹して運転するということはありません。

また、働き方は正社員、委託ドライバー、フリーランスとさまざまで、委託ドライバーやフリーランスは歩合制であることがほとんどです。

荷物単価は120〜180円程度と幅広く、荷物1個の配達に対して報酬が発生するため、配れば配るほど収入が増えます。

まさに、稼げる可能性を大いに秘めた働き方といえるでしょう。

ただし、荷物の積み込みや配送センターでのちょっとした作業など、配達以外の時間は報酬が発生しないため、多く稼ぐには要領のよさも必要です。

対して正社員は、基本的には固定給であるため、委託ドライバーやフリーランスドライバーほど多くは稼げません。

たとえば正社員で月収100万円を目指そうと思っても、ほぼ不可能でしょう。しかし、収入が安定していることや福利厚生を受けられる点はメリットです。運送会社も社員を大切にする傾向にあり、あまり無理はさせません。

そのため、結果的に委託ドライバーやフリーランスドライバーよりも長く続けられる可能性があるといえます。

軽貨物の仕事が儲かると言われている理由

軽貨物の仕事が儲かるといわれるのにはいくつか理由があります。

ここでは3つ紹介します。

  • 頑張りが報酬に直結する
  • 長く続けるほど収入が伸びる
  • どれだけでも仕事がある

順に解説します。

頑張りが報酬に直結する

軽貨物が儲かると言われる理由として、頑張りがそのまま報酬に直結する点が挙げられます。

委託ドライバーやフリーランスドライバーの場合、単純に荷物を多く配達すればその分報酬が上がります。それは、荷物1個に対して報酬が発生するシステムであるためです。

たとえば荷物単価が150円の場合、1日に+10個配達するだけで、月に数万円は変わってきます。

慣れていれば、10個配達するのに30分もかかりません。20個30個と増やしていけば、大きく稼ぐことも不可能ではないでしょう。

運送会社によっては、社員を早く帰らせて、代わりに委託ドライバーに走らせようとするところもあり、そういったところであればどんどん荷物を振ってもらえます

夕方までに夜間の時間指定以外の荷物をすべてさばいておき、夜間の物量に余裕があれば社員と交渉して荷物を分けてもらうとよいでしょう。

長く続けるほど収入が伸びる

長く続けるほど収入が伸びる可能性が高いのも、儲かるといわれる理由の1つでしょう。

長く続けていれば、その分配達スピードも上がります。すると1日に配達できる個数が増え、収入もそれにともなって伸びていきます。

なかには軽貨物ドライバーに向いていない人もいますが、向いていない理由の多くは経験でカバーできることがほとんどです。

また、毎日同じエリアで配達していれば、抜け道やルートの組み方、顧客の行動パターンなどを覚え、ほとんどの人はそこそこのペースで配達できるようになります。

実際に、かなりの方向音痴で初日にたったの30個しか配れなかったような人が、1年で1日200個以上配れるようになった例もあります。

人によって成長スピードは異なりますが、一度コツを掴んだらそこからは早いです。諦めなければ、きっと多くの人が稼げるようになるはずですよ。

どれだけでも仕事がある

軽貨物の需要が高まっているのも、儲かると言われる理由の1つです。

新型コロナウイルス感染症が流行したことをきっかけに、宅配を利用する人が増え、現在は運ばなければならない荷物がそこらじゅうにあふれています。

それに対し、運送業界は常に人手不足に悩まされており、どこの運送会社も社員だけではさばききれないのが現状です。

そこで求められるのが委託やフリーランスのドライバーです

今から始めても遅いのでは、と思うかもしれませんが、そのようなことはありません。信用できる運送会社や元請け先と契約できれば、安定して仕事を確保でき、十分収入につなげられるでしょう。

個人事業主の軽貨物ドライバーの年収や月収は?

軽貨物ドライバーの年収や月収は、多くの人がもっとも気になる部分でしょう。

ここでは、個人事業主の軽貨物ドライバーに限定し、平均月収と平均年収の相場について紹介します。

軽貨物ドライバーの平均月収

軽貨物ドライバーの平均月収は、20万〜50万円程度と言われています。

数字だけ見れば、特別稼げるわけではないと思うかもしれません。

しかし、軽貨物ドライバーの収入は個人差があり、頑張っても月に20万円しか稼げない人がいる一方で、毎月安定して100万円以上稼いでいる人がいるのも事実です。

個人事業主であれば、ほとんどの場合歩合制であるため、人によって差が出やすいのです。

軽貨物ドライバーの平均年収

軽貨物ドライバーの平均年収は、400万円前後と言われています。

ただ、これも人によってまちまちで、なかには年収1,000万円を超えている人もいます。

なぜここまで収入に差が出るかは、本人の資質もありますが、配達エリアや荷物単価、働き方によるところも大きいです。

たとえば、整備された住宅街で置配や宅配ボックスの多い地域であれば、回りやすく不在も少ないため、多くの数をこなせるでしょう。

荷物単価が高い場合も稼ぎやすく、働き方に関しては正社員よりも委託ドライバーのほうが稼ぎやすい傾向にあります。また、同じ委託ドライバーでも、元請け先によっては多く稼げたり逆に稼げなかったりということもあります。

軽貨物ドライバーの給料明細

個人の差はあれど、軽貨物ドライバーは稼ぎやすい職業だといわれています。

たしかに、荷物単価150円で1日に200個配達した場合、月25日稼働の人なら月収70万円を突破します。配達個数を増やせばさらに稼ぐことが可能であるため、少なくとも全く稼げない仕事というわけではないでしょう。

しかし、忘れてはならないのは、ここから手数料や経費が引かれてしまう点です。

委託ドライバーの場合は、毎月の報酬から手数料(ロイヤリティ)が引かれます。経費はほとんどが車関係で、軽貨物車両がリースの場合はそのリース料が引かれます。ガソリン代も、走行距離にもよりますが毎月3〜5万円程度かかるでしょう。

そのほか、保険料や保守費用、元請け先によってはよくわからないものが引かれている場合もあります。

たくさん配っているのに収入が増えないという人は、一度しっかり給料明細を確認してみるとよいでしょう。

以下は、とある配達員の給料明細です。

配達件数(件)小計(円)
宅急便2,325395,250
投函用の荷物1465,840
消費税40,109
合計(総支給)441,199
【事例】軽貨物ドライバーの給料明細

※荷物単価は170円です。

車両リース代-40,000
ロイヤリティ-66,180
保守費用(保険料含む)-11,000
合計(経費)-117,180
減算明細

※ロイヤリティは15%で計算しています。

総支給額441,199円ー経費117,180円=324,019円

ここからガソリン代30,000円を引いて、手取りは294,019円です。

ちなみに、上記は未経験から始めて3カ月目の給料明細で、稼働日は22日間です。軽貨物ドライバーとして決して多いとはいえませんが、3カ月目の初心者であることを考慮すると、多めであると言えるのではないでしょうか。

ただ、やはり経費として引かれる額は多めです。

個人事業主の場合、ここから健康保険料などを支払う必要があるため、手取りはもう少しほしいところです。

軽貨物で儲けるなら個人事業主?正社員?

儲けることを考えるならば、正社員よりも個人事業主でしょう。

なぜなら、委託ドライバーやフリーランスドライバーといった個人事業主は歩合制であることがほとんどで、配った分がしっかりと収入になるためです。

初めは稼げなくても、配達スキルやスピードは、慣れてくれば向上していきます。同じ地域ばかりを配っていれば、土地勘も養われるでしょう。そうすると、人によっては月収100万円も見えてきます。

ただし、決してそう簡単な道のりではなくリスクもあります。たとえば、体にかかる負担です。

運送会社にもよりますが、朝は早朝から荷物を積み込み、夜は最終の時間指定を配り終えて締めの作業をすると、退勤が22時を越えることもあります。そして翌日も早朝から積み込みをしなければならないとなると、体への負担は相当です。

そのほか、誰もが必ず希望の金額を稼げる保証はないという点にも注意が必要です。

たしかにコツを掴めば、たいていの場合はある程度稼げるようになれますが、すべての人が向いているわけではありません。

現時点で体調面に不安があるなど、何かしらの不安要素がある場合はとくに要注意です。

一方、正社員は安定こそしていますが、個人事業主のドライバーほど稼ぐことは難しいでしょう。荷物をたくさん配ったとしても、その分給料が増えるわけではないためです。

しかし、正社員の場合は自分で荷物を積み込まなくていい場合が多く、委託やフリーランスのドライバーよりも朝はゆっくり出勤できます。

福利厚生やボーナスなど、待遇面もしっかりしていることが多いため、あまり多く配れない人や配る自信がないという人は、初めから正社員を選択したほうが結果的によい場合もあります。

軽貨物の仕事で高収入を得るために実践すべきポイント

軽貨物の仕事で高収入を得るために、実践すべきことがあります。

ここでは、そのポイントを3つ紹介します。

主なポイントは以下の3つ。

  • おいしい仕事を狙う
  • 1日に配れる数をできるだけ増やす
  • 稼げる会社と契約する

それぞれ解説しますね。

おいしい仕事を狙う

おいしい仕事を狙うのも1つの手段です。

軽貨物でおいしい仕事といえば、スポット便やチャーター便が挙げられます。

スポット便は、その名の通り単発で発生する仕事で、運賃が高いことが特徴です。仕事が発生するのは、主に緊急で荷物を配達しなければならないときで、近距離、中距離など、走る距離は案件によって異なります。

単発の仕事であるためそれだけでやっていくのは難しいですが、ほかの仕事と組み合わせることで収入を安定させることは可能です。

チャーター便も、単発であることや運賃の高さ、荷主が個人ではなく企業である点はスポット便と同じです。

しかし、チャーター便はあらかじめ日時を決めて車両を貸し切るため、荷主は時間が許すかぎりその車両を利用できます。ここが、荷物を配送すれば完了するスポット便と異なる点です。

スポット便もチャーター便も、軽貨物運送事業の中では稼ぎやすくおいしい仕事だと言われています。

また、荷主にとっては救世主のような存在でもあるので、感謝されることが多く、やりがいを感じている人も少なくありません。機会があれば、一度検討してみるのもよいでしょう。

1日に配れる数をできるだけ増やす

高収入を得るためには、とにかく1日に配れる数を増やすことです。

ネット上では、平均1日100個程度というのを目にすることがありますが、これは慣れた人からするとかなりゆっくり配った場合の数字です。

配る地域や不在の多さなどの状況にもよりますが、たとえ初心者でも効率を意識して数カ月も続ければ、1日100個どころか200個配ることもそう難しくありません

200個は無理だとしても、多くの人が150個以上配れるようになります。なかには、4時間ほどで200個近く配達する猛者もいます。

これはかなりレアケースですが、4時間に100個であれば不可能な数字ではないでしょう。

ただし、移動中は常に走る、積み込みや荷物探しに極力時間をかけないようにする、次の配達先にはできるだけ最短のルートで行くなど、気をつけなければならないポイントはいくつかあり、それらを実践する必要があります。

重要なのは、タイムロスを無くすこと

そして、配達するうえでもっとも大きなタイムロスとなるのは、荷物を探す時間です。いちいちひっくり返さないと荷物を探せない、荷物の場所はわかっても、奥にあってなかなか取り出せないなどというのは時間の無駄でしかありません。

どうすればたくさん配れるようになるのかを常に考え、ときにはたくさん配れる人の真似をしながら、自分なりに試行錯誤していくことが大切です。

稼げる会社と契約する

より多く稼ぐには、稼げる会社と契約することも重要です。

たとえば委託ドライバーの場合、元請け先によって荷物単価やロイヤリティ、経費として引かれるものが異なるため、稼げる額は元請け先に左右されます。

一般的に、ロイヤリティの相場は10〜15%程度と言われています。

しかし、異様に手数料率が高いところや、ロイヤリティ0円を謳う反面、荷物単価が極端に安かったり、よくわからない名目で経費が引かれていて結局手元に残らないなどということもあります。

慌てて契約を決めてしまうのではなく何社かを比較して、もっとも信用できて稼げそうな元請け先を選ぶ必要があるでしょう。

軽貨物で安定した収入を得るには委託ドライバーから始めよう

軽貨物運送事業の個人事業主が高収入を得るためのポイントについて解説しました。

軽貨物ドライバーは大きく稼げる可能性がある反面、リスクもともなう仕事です。誰でも確実に稼げるわけではありませんが、根気よく続けていけば、きっと道は開けます。

軽貨物で安定した収入を得るためには、初めからフリーランスで働くのではなく、委託ドライバーから始めてみることをおすすめします。

信用できる元請け先を見つけ、そこで収入の軸をしっかりと作り、そこからさまざまな可能性を考えてみてもよいのではないでしょうか。

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