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フードデリバリーの仕事を検討している人のなかには、出前館とウーバーイーツのうち、稼げるほうをとりあえず始めてみようと思っている人もいるのではないでしょうか。
上記2つのサービスは比較されることが多く、ネット上でも意見が割れています。
結論からいえば、配達報酬が高いのは出前館です。
しかし、ウーバーイーツには仕事を取りやすい、インセンティブが多いといったメリットもあります。
この記事では、出前館とウーバーイーツの配達報酬やインセンティブ、仕事の取りやすさなどを比較しながら「どちらが稼げるか」について解説します。
※この記事は2024年1月時点の情報を元に作成しています。
出前館とウーバーイーツでは、実際どちらの配達員が多く稼いでいるのでしょうか。
ここでは、出前館とウーバーイーツそれぞれの「稼げる」に関する配達員の声を紹介します。
まずは「出前館は稼げる」に関する声です。
なかには「稼げない」という投稿もありますが、出前館に関しては「稼げる」という声のほうが多い印象です。
ウーバーイーツと比較して「出前館のほうが稼げる」といった投稿も多く、ウーバーイーツだけではきついとの意見もあります。
どちらかというと、出前館を推す配達員のほうが多いのではないでしょうか。
ただ、地域によって「鳴る」頻度に差があるため、どちらのほうが稼げるかは地域にもよる可能性があります。
続いては「ウーバーイーツは稼げる」に関する声です。
出前館と比較すると、「ウーバーイーツは稼げる」といった投稿は少なく、出前館より稼げるとの声もあまりない印象です。
しかし上記で紹介したように、「出前館より断然稼げる」とポストしている配達員や、ウーバーイーツで日給2〜3万円を達成している配達員もいます。
また、雨の日は稼げるという情報もあります。やり方次第では稼げるのかもしれません。
前章で紹介したとおり、出前館とウーバーイーツでは、「出前館のほうが稼げる」という意見のほうが多い傾向にあります。
しかし、実際の報酬はどうなのでしょうか。
「出前館とウーバーイーツはどっちが稼げるのか」について、まずは純粋に配達報酬(基本報酬)で比較してみましょう。
出前館の配達報酬は「基本報酬(400円)×ブースト」で決まります。
ブーストとは、配達した距離や時間帯、天候などを考慮して基本報酬に上乗せされる報酬のことです。
たとえば、稼働できる配達員が限定される年末年始や雨天時であれば、ブーストは高く設定されます。
ブーストがどのように計算されるかは公表されていません。
しかし出前館の公式ホームページでは、2023年1月の配達1件あたりの全国平均報酬額が「平均750円以上」と公表されているため、平均で350円以上のブーストがつくことがわかります。
ウーバーイーツの配達報酬は「配送料+プロモーション+チップ」で計算が可能です。
金額は公表されていませんが、チップを除いて1件あたり300〜400円程度であるといわれています。
配送料は基本金額と配達調整金額で構成されており、基本金額は以下の項目によって設定される金額が異なります。
配達調整金額の設定金額にかかわる項目は以下のとおりです。
上記に該当すると、基本金額に配達調整金額が加算される仕組みです。
なお、「チップ」とは注文者が任意で払ってくれる報酬です。
発生するかどうかは注文者次第であり、もらえる場合ともらえない場合があります。
同一の条件下で稼働した場合、出前館・ウーバーイーツのどちらが稼げるのでしょうか。
ここでは両サービスのうち実際にどちらが稼ぎやすいのかを検証します。
以下の条件で比較します。
出前館 | ウーバーイーツ | |
|---|---|---|
1件あたりの配達報酬 | 400円 | 350円 |
配達回数(8時間×3件) | 24回 | |
1日の報酬額 | 9,600円 | 8,400円 |
時給 | 1,200円 | 1,050円 |
月の報酬額(22日稼働) | 211,200円 | 184,800円 |
出前館とウーバーイーツの配達報酬比較
以上のように、出前館のほうがウーバーイーツよりも稼げるという結果が出ました。
インセンティブ次第ですが、ウーバーイーツよりも出前館のほうが稼ぎやすいといえるでしょう。
ただし、「ウーバーイーツのほうが案件が多い」「ウーバーイーツのほうが鳴る」といった意見もあります。
稼働時間は同じでも、ウーバーイーツのほうが配達件数をこなせる可能性があるため、実際はそれほど差がつかない、もしくはウーバーイーツが逆転することも考えられます。
次に比較するのは「インセンティブ」です。インセンティブとは、特定の条件で発生するボーナスのようなものです。
どちらがよりお得に稼げるかを見ていきましょう。
出前館のインセンティブは以下の2つです。
「ブースト」は前述のとおり、配達距離や時間帯、注文数などに応じて基本料金に加算される報酬です。
「2.0倍」「3.0倍」など、倍率がエリアや曜日、時間帯などによって細かく設定されており、倍率によって報酬が以下のように変化します。
ブースト倍率 | 報酬額 |
|---|---|
1.0倍 | 400円 |
1.5倍 | 600円 |
2.0倍 | 800円 |
2.5倍 | 1,000円 |
3.0倍 | 1,200円 |
出前館のインセンティブ概要
同じ内容の案件でも、ブーストの倍率次第で以上のように変わります。
ただし、上記はほんの一例です。実際このとおりの金額にならない可能性がある点に注意しましょう。
「キャンペーン」は、指定された配達件数を達成することで発生する報酬です。
たとえば、「◯件配達したらボーナスとして◯円がもらえる」といった内容のものが多いです。
常に行われているわけではなく、不定期に実施されます。
また、新規登録者が対象のものが実施されることもあります。
ウーバーイーツのインセンティブは以下の4つです。
「ブースト」は出前館と同様のインセンティブで、食事時や週末に多く発生します。
配達員の多い大都市では「1.1倍」「1.2倍」というように大きな倍率がつきにくく、逆に配達員が足りない地方では「1.5倍」「2.0」といった大きな倍率がつきやすい傾向にあります。
出前館は2023年8月に報酬規定が改正され、距離報酬がなくなった代わりにブーストが上がったため倍率が全体的に高めですが、ウーバーイーツでは出前館ほど高いブーストは期待できません。
たとえば、配達料350円にブーストを含めた金額は以下のとおりです。
ブースト倍率 | 報酬額 |
|---|---|
1.0倍 | 350円 |
1.1倍 | 385円 |
1.2倍 | 420円 |
1.5倍 | 525円 |
2.0倍 | 700円 |
ウーバーイーツのインセンティブ概要
同じ内容の案件でも、ブーストの倍率次第で以上のように変わります。
ただし、上記はほんの一例であるため、実際このとおりの金額にならない可能性がある点に注意しましょう。
「クエスト」は、指定された期間内の配達回数に応じて追加で支払われる報酬です。
たとえば、「月曜日から金曜日の間に10回乗車したら+1,000円」という内容のものがあります。
「ピーク料金」は、注文が殺到しているエリアに発生するインセンティブです。
報酬は1件あたり100〜400円で、アプリのマップ上に表示されるため狙いやすいです。
なお、アプリにオンラインしていれば設定された報酬がもらえる「オンライン時間インセンティブ」に関しては、ウーバーイーツから説明はないものの長らく発生しておらず、現在廃止されている可能性があります。
基本報酬だけでなくインセンティブ内容を加味した場合、出前館とウーバーイーツのどちらが稼ぎやすいのでしょうか。
以下の条件で比較します。
出前館 | ウーバーイーツ | |
|---|---|---|
1件あたりの基本報酬 | 400円 | 350円 |
ブースト倍率 | 1.9倍 | 1.2倍 |
ピーク料金 | – | 1,800円(300円×6件) |
配達回数(8時間×3件) | 24回 | |
1日の報酬額 | 18,240円 | 11,880円 |
時給 | 2,280円 | 1,485円 |
クエスト | – | 2,000円(10回配達で1,000円×2回) |
月の報酬額(22日稼働) | 401,280円 | 263,360円 |
出前館とウーバーイーツのインセンティブ比較
インセンティブを加味した場合でも、出前館のほうが稼ぎやすいという結果が出ました。
ブースト倍率については、出前館は平均的な報酬単価である750円に近づけるため1.9倍、ウーバーイーツでは都市部での一般的なブースト率であると思われる倍率1.2倍を設定しています。
上記はシミュレーションであるため、このとおりに稼げるとはかぎりません。
しかし、ひとつの参考になるのではないでしょうか。
最後に比較するのは「仕事の取りやすさ」です。
これまで「出前館のほうが稼げる」と解説してきましたが、いくら報酬が高くても実際に案件を獲得できなければ稼げません。
出前館、ウーバーイーツそれぞれの配達件数や配達エリアについて解説します。
出前館の配達件数などは以下のとおりです。
1時間の平均配達件数 | 2〜3件 |
|---|---|
配達エリア | 47都道府県 |
出前館の配達件数
出前館の報酬単価はウーバーイーツよりも高めです。
しかし、注文数の多さではウーバーイーツに敵いません。
オファーの取り方を熟知しているベテラン配達員なら問題なく仕事を取っていけるかもしれませんが、初心者やまだ慣れていない配達員はコンスタントに仕事を取ることが課題になるでしょう。
オファーの取り方を研究して出前館だけで稼ぐのもよいですが、ウーバーイーツと掛け持ちするなど、オファーが取れないなら取れないで割り切ってほかの手段に切り替えるのがおすすめです。
ウーバーイーツの配達件数などは以下のとおりです。
1時間の平均配達件数 | 3〜5件 |
|---|---|
配達エリア | 47都道府県 |
ウーバーイーツの配達件数
前述のとおり、ウーバーイーツのほうが出前館よりも注文数が多いため、効率よくオファーを受けていけば出前館の報酬を上回る可能性があります。
1時間に5件のペースで配達している配達員もいますが、同じペースでオファーを取っていくにはコツや慣れが必要でしょう。
安定して稼ぐコツは、ウーバーイーツと出前館のどちらかを選択する働き方ではなく、両者のサービスをうまく使い分けることです。
たとえば出前館をメインにし、空いた時間にウーバーイーツで仕事を取るなど、並行して行うのとよいでしょう。
出前館とウーバーイーツそれぞれの報酬や特徴を比較しながら、どちらが稼げるかについて解説しました。
報酬面を考えれば、出前館のほうが稼ぎやすいでしょう。
しかし、オファーの取りやすさはウーバーイーツに軍配が上がるため、結局のところ、フードデリバリーで稼げるかどうかは働き方やその配達員次第であるといえます。
フードデリバリーにこだわらず「配達の仕事で稼ぎたい」と思っている方は、軽貨物の仕事を始めてみるのもひとつです。
軽貨物の仕事にハードルの高さを感じる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。まったく異なる業界から未経験で始める人も多く、初心者でも気軽に始められます。
本格的に稼ぎたい人は、優良案件多数掲載の軽貨物専門サイト「ハコボウズ」で、軽貨物案件を探してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人

小副川 祐貴
株式会社Lic 代表取締役。軽貨物専門求人サイト「ハコボウズ」運営者。 2019年に株式会社Licを設立し、Amazon配送を中心とした軽貨物配送事業を運営。ドライバー採用・教育・品質管理まで一貫して携わり、日々現場の運営を行っています。 自身の現場経験をもとに、ハコボウズでは軽貨物ドライバー向けの求人情報や業界知識、働き方、収入、開業に関する情報を発信。未経験者にも分かりやすく、信頼できる情報提供を心掛けています。
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