ウーバーイーツでがっつり稼ごうと意気込んでいても、配達依頼が入らない「鳴らない」状態では収入に結びつきません。
この記事では、ウーバーイーツが「鳴らない」場合に考えられる原因を検証し、ウーバーイーツの配達パートナー間でよくある質問にもお答えします。
また、ウーバーイーツで「鳴らない」ときにすぐに試せる対処法についても紹介します。
「鳴らない」ことでストレスを感じているウーバーイーツの配達パートナーの方は、ぜひ参考にしてください。
そもそもウーバーイーツが「鳴らない」とは
ウーバーイーツの配達パートナーは、配達依頼が通知されることを「鳴る」と呼んでいます。
一方、「鳴らない」とは、オンラインで待機しているにもかかわらず、配達依頼の通知がまったく来ない状態を指します。
ウーバーイーツの配達パートナーは完全歩合制で働いているため、依頼がなければ収入が得られません。
特に、30分以上も依頼が来ない状態が続くと、精神的な焦りや不安が募ってしまうことがあります。
ウーバーイーツが「鳴らない」に関する実際の声
ここで、実際にウーバーイーツで稼働している配達パートナーの声を紹介します。
ウーバーイーツの配達パートナーがどれだけ待機していても、依頼が入らなければ時給換算で最低賃金を下回ることがあります。
例えば、1時間で1件も依頼が来ない、朝から夕方まで1度も「鳴らなかった」という声もあるくらいです。
また、配達依頼の多い東京でさえ、依頼が「鳴らない」こともあるようです。
ウーバーイーツが「鳴らない」場合に考えられる原因
ウーバーイーツが「鳴らない」という状況は、配達パートナーにとって珍しいことではありません。
ここからは、なぜ「鳴らない」のか、その原因として考えられる要因をいくつか紹介します。
あなたに当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
注文数が少ないエリアで稼働している
そもそも注文数が少ないエリアで稼働していると、鳴りにくい状況に陥りやすくなります。
また、注文数に対して配達パートナーが多いエリアでも鳴りにくくなります。
特に京都府では、注文数に対して配達パートナーの数が多い傾向にあります。
配達パートナーの数が多ければ、ほかのパートナーに依頼が振り分けられ、自分に回ってくる案件が少なくなりがちです。
注文が少ない時間帯に稼働している
注文が少ない「鳴らない」時間帯は、一般的に14時〜17時とされています。
一方、注文が多い時間帯は、ランチタイムの11時〜13時やディナータイムの18時〜21時です。
ウーバーイーツで効率良く稼ぐには、こうした配達依頼が入りやすい時間帯を意識して稼働することが重要です。
ちなみに休日であれば、14時〜17時の時間帯におやつ感覚でカフェやタピオカショップなどで注文をする人も増えます。
注文が少ない曜日(平日など)に稼働している
平日は休日に比べウーバーイーツの注文数が減り、稼ぎにくいと言われています。
特に、配達依頼が少ないのは月曜日から水曜日です。
月曜日から水曜日に注文が少ない理由の1つに、定休日の飲食店が多いことが挙げられます。
さらに、水曜日は「ノー残業デー」と 認識している人が多く、外食する人が増えるため、注文は減りやすい傾向にあります。
ウーバーイーツ側が注文自体をストップしている(ブラックアウト)
ウーバーイーツが「鳴らない」原因は、必ずしも配達パートナーや注文する顧客に問題があるとは限りません。
ウーバーイーツ運営側が注文自体を一時的にストップしている場合もあります。
顧客からの注文を停止していると、顧客の注文アプリに「近くに配達パートナーがいません」と表示されます。画面が暗くなることからこの現象は「ブラックアウト」と呼ばれています。
ブラックアウトは、ウーバーイーツの運営が「注文数に対して十分な配達パートナーを確保できない」と判断した際に起こる現象です。
特に、以下のような状況でブラックアウトが起こる可能性があります。
- 悪天候(大雨・台風・大雪など)
- 大型連休中
- 年末年始
- 新規エリアのサービス立ち上げ時
自転車で配達している
ウーバーイーツの配達では、自転車よりも原付などのバイクのほうが「鳴りやすい」傾向があります。
これは、ウーバーイーツのAIが配達パートナーを選ぶ際に、配達距離やスピードなどさまざまな要素を考慮するためです。
バイクに比べて自転車は配達が遅くなることが多いため、顧客満足度の低下につながることを避けるために、バイクへ優先的に依頼を振り分けることがあります。
ただし、ウーバーイーツから公式の見解が出ているわけではありません。
配達員が密集しているエリアで稼働している
配達パートナーが密集しているエリアで稼働すると、注文数が多くても競争率が高くなり、その結果、鳴りにくくなります。
配達依頼を効率良く受けるためには、待機している配達パートナーが少ないエリアを選ぶことが大切です。
スマホやアプリの調子が良くない
スマホやアプリの不調が原因で配達依頼が「鳴らない」こともあります。
考えられる原因として、以下が挙げられます。
- 電池切れ
- メモリ不足
- アプリの不具合
- Wi-Fiやモバイル通信がオフになっている
このような場合、スマホを再起動、またはアプリを強制終了、再インストールするなどを試してみてください。
【FAQ】ウーバーイーツが「鳴らない」に関するよくある質問
ここでは、実際にウーバーイーツで稼働している配達パートナーから寄せられる質問と回答をセットで紹介します。
ウーバーイーツには優先組の配達パートナーが存在する?
結論、ウーバーイーツには、配達依頼が優先的に振り分けられるパートナー、いわゆる「優先組」は存在しません。
公式な発表もなく、これはあくまで配達パートナー間の噂に過ぎません。
しかし、同じ場所で待機しているにもかかわらず、近くにいたほかのパートナーが「鳴っている」ケースも実際にあります。
先述の通り、使用する車両などによって「鳴りやすさ」に差が出てくることはあります。
依頼をキャンセルし続けていると干されて鳴らなくなる?
ウーバーイーツの公式発表では、依頼をキャンセルし続けると「鳴らなくなる」という話はありません。
配達パートナーは依頼内容を見て、受けるか拒否するかを選べますが、拒否や無視をしたことでアカウントが停止されることはないとされています。
ただし、キャンセルにはいくつかの種類があります。
- 依頼自体の拒否
- 料理を受け取る前のキャンセル
- 料理を受け取った後のキャンセル
この中で注意すべきは、「料理を受け取った後のキャンセル」です。顧客を待たせるうえ、店舗側も料理を作り直さなければならず、各方面に多大な迷惑をかけることになります。
料理を受け取った後のキャンセルを繰り返すと、アカウント評価が下がる可能性があります。
その結果、鳴りにくくなるおそれがあります。
自宅で待機していると鳴らない?
自宅待機をしているからといって、必ずしも「鳴らない」というわけではありません。
ウーバーイーツのAIは、配達パートナーとピックアップ先の飲食店との距離に基づいて依頼を振り分けています。
そのため、飲食店が密集しているエリアの近隣に自宅がある場合は、自宅待機でも問題なく依頼が入ることがあります。
重要なのは、待機場所と飲食店の距離です。
自宅が配達に適したエリアにある場合、自宅待機でも十分に依頼が受けられる可能性があります。
鳴りにくい月や季節がある?
ウーバーイーツの「鳴りやすさ」は月や季節によって異なります。
季節によって人々の外出頻度は変わり、フードデリバリーの注文数も増減するからです。
暖かくなる3月や4月は外出しやすくなるため、注文数が減る傾向にあります。
また、暑さが落ち着いてくる10月や11月の秋シーズンも同様に、外出する人が増え、注文数が減少します。
一方、暑い夏や寒い冬は、外出を避けたいと考える方が多く、その結果、フードデリバリーの注文数が増える傾向にあるでしょう。
アプリ側の問題で鳴らないバグが発生することもある?
ウーバーイーツアプリのシステム不具合から、鳴らないバグが発生する可能性もあります。
バグの発生頻度は、使用しているスマホの種類や回線によって異なります。
あまりに鳴らない、もしくはアプリの動作がおかしいと感じた際は、サポートに連絡してみるとよいでしょう。
ウーバーイーツで鳴らないときの対処法
オンラインにしているのに、鳴らないまま待っているだけでは、ストレスが溜まるばかりです。
鳴りやすくするにはいくつかの方法がありますが、本章では、すぐに試せる3つの対処法を紹介します。
すぐに実践できる内容なので、試してみましょう。
売上チャートの高いエリアに移動する
ウーバーイーツで「鳴りやすく」するためには、売上チャートの高いエリアに移動するのが有効です。
配達パートナーのアプリから、画像のような注文数が多いエリアを確認できるため、稼げるエリアに移動することで依頼が入る確率が高くなります。
ただし、注文数が多くても、配達パートナーが多ければ競争率が上がり、鳴りにくくなるかもしれません。
おすすめは、ウーバーイーツ加盟店であるマクドナルドやケンタッキー、松屋などがあるエリア、または駅から離れたショッピングモール周辺です。
自分が稼働するエリアで、該当する場所がないか探してみましょう。
特定の場所に立ち止まるより動いてみる
ウーバーイーツからの公式見解はありませんが、特定の場所に立ち止まるよりも動いてみるほうが「鳴りやすく」なるという声が多く聞かれます。
立ち止まっている場所にライバルの配達パートナーが多かったり、注文が入りにくいエリアだったりすると依頼が入りにくくなることが考えられます。
そのため、同じ場所でしばらく待って鳴らないと感じたら、立ち止まらずに周辺エリアを回って動いてみると依頼が入りやすくなるかもしれません。
現金払いをオンにする
現金払い対応をオンにすると、ほかの配達パートナーとの差別化ができるため、鳴りやすくなる可能性があります。
ウーバーイーツでは、代引き設定の対応可否をボタンで選べますが、代引き設定をオンにしている配達パートナーはそれほど多くありません。
周りの配達パートナーが現金払いをオフにしている場合、自分だけが注文を受けられるチャンスが増えます。
ただし、現金払いに対応するのであれば、お釣りを渡せるように紙幣と硬貨をある程度持っておく必要があります。
ウーバーイーツでの注文はほとんどの場合、2,631円や1,092円など、端数が発生する金額になります。
また、金額ぴったりを用意している顧客はあまり多くありません。
本業としてがっつり稼ぎたい人には軽貨物の仕事もおすすめ◎
ウーバーイーツの配達は、本業や学業の合間など自分の都合に合わせて稼働できる点が最大の魅力です。
また、オンライン審査に通れば即日稼働できることから、ほかのアルバイトよりも始めやすいといえるでしょう。
ただし、ウーバーイーツは出来高制です。鳴らないことも頻繁にあるため、想定以上に稼ぐことができないこともあります。また、日や季節によって注文数は変動するため、どれくらいの収入を得られるか、予想をしにくい点もあります。
そのため、本業としてウーバーイーツに取り組む場合は、収入が不安定になると考えられます。
本業としてがっつりかつ安定して稼ぎたいと考えている方には、軽貨物の仕事をおすすめします。
運送会社から配達の案件を振ってもらえる業務委託契約を結べば、安定して仕事を回してもらえます。
さらに、配達個数に基づいて報酬が決まる出来高制のため、努力次第で大きく稼ぐことも可能です。
軽貨物専門の求人サイト「ハコボウズ」では、未経験や初心者向けの軽貨物案件も多数掲載しています。
求人検索から応募、内定までいっさい費用がかからないため、軽貨物の仕事に興味のある方は一度サイトをのぞいてみてはいかがでしょうか。