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軽貨物はやってはいけない仕事ではない。「やめとけ」と言われる理由

昨今、軽貨物事業の需要は増え始めており、脱サラして軽貨物ドライバーとして働く人も多くいます。軽貨物の仕事は個人事業なので、自分のペースで仕事ができるメリットがありますが、「軽貨物はやめとけ」といった言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。

「軽貨物はやめとけ」といわれる理由や、信頼できる会社の探し方が気になる方はぜひ最後までご覧ください。

目次

軽貨物は「やってはいけない」仕事ではない

結論からいうと、軽貨物は決して「やってはいけない」仕事ではありません

とはいえ、人によって仕事の目的や期待することが異なるので、それが叶えられなかった場合は「やめとけばよかった」と感じることもあるでしょう。

これはどの業界、どの仕事にも共通することです。

軽貨物の仕事にはメリットも多く存在します。

例えば、自分のペースで働けるためサラリーマンよりは自由度が高いといえます。また、リースなどを活用して車両を用意すれば、初期投資が比較的少なく済むため、資金が少ない段階でも始めやすい仕事です。

さらに、軽貨物ドライバーは需要が高く、特にECサイトの普及により配送業務が増加しているため、安定した仕事の獲得が期待できます。

このように、メリットやデメリットを十分に把握して、自分の期待している働き方ができるか、事前に判断しましょう。

軽貨物は「やってはいけない」「やめとけ」に関する実際の声

ここでは、実際のドライバーの意見の中からネガティブなものをピックアップして紹介します。

https://twitter.com/ASMRtaabou/status/1597513106779176961

業務委託ドライバーの収入の実態に関する声が挙がっていますね。個人事業主として軽貨物の仕事をする場合、正社員のように税金や保険は源泉徴収されるわけではなく、自身で支払う必要があります。

また、ほかの業界の正社員にはない「手数料(ロイヤリティ)」「リース料」なども自分の報酬から引かれるため、思っていたより手取りが少ないというのは軽貨物をはじめたばかりの人にとってはあるあるです。

そのため、本業にするならそれなりの覚悟が必要だといえるかもしれません。

軽貨物の仕事は「やってはいけない」「やめとけ」といわれる理由

軽貨物ドライバーの需要が高まっているにもかかわらず「軽貨物はやめとけ」と主張する声が少なからずあります。

まずはその理由を紐解いていくため、軽貨物の仕事のデメリットといわれる点をあげていきます。

労働時間が長くなることがある

軽貨物の仕事は、さまざまな仕事を請け負うことが可能ですが、どれも労働時間が長くなることが多いです。

個人事業主となるため、残業という概念がないことから、やればやるだけ稼げて、自分のペースでできるのは軽貨物事業のメリットですが、裏を返せばその分労働時間は長くなってしまいます

たとえば、スポット便など長距離を走る仕事だと往復をしなくてはならないため、片道5時間だったとしても往復すれば10時間の距離となるため、必然的に拘束時間は長くなります。

また、ひとつのエリアにとどまり宅配する仕事でも、時間指定があるため、一日のうちに午前中指定・夜指定があった場合には帰って休むことはできません。再配達で夜遅くに時間指定されれば、遅い時間帯に荷物が集中して切り上げられないケースもあります。

解決方法としては、がむしゃらに働くのではなく、ルートなどを見据えて短時間でコンスタントに荷物を運べるよう、計画を練ること

効率を高めることで、結果として労働時間を減らせます。

依頼主との報酬交渉が難しい

正社員ではなく、フリーランスで軽貨物ドライバーを始める場合、個人事業主として依頼主と報酬交渉をしなければなりません。

このときに気をつける点が、依頼主に安く使われないことです。依頼主としては、外注の軽貨物ドライバーに安く仕事をしてもらえば儲けになります。

そして、もちろん軽貨物ドライバーとしては単価を上げて少しでも稼ぎたいのが本音です。
しかし、当然ですがライバルのドライバーが自分よりも安い報酬額を提示していれば、仕事をとられ、元も子もありません。

ここで大事になってくるのが、妥協点を速やかに探ること

ライバルに仕事をとられず、且つ仕事を継続させるためにも安くしすぎない妥協点を依頼主と駆け引きしながら上手に探り、交渉する必要があります。

この交渉が最初はなかなか難しいので、精神的に疲れるといわれます。

理不尽なクレームがある

前提として、クレームがあって当然なことを軽貨物ドライバーがしてしまったなら仕方ありませんが、たまに理不尽で酷い内容のクレームもあります。

たとえば、宅配の仕事で何回かインターフォンを押しても応答がなく、委託先の業務規定どおり、不在票を残したにもかかわらず「在宅していたのに荷物が届かなかった」というクレーム。

フリーランスの軽貨物ドライバーへのクレームは、基本的にその場でいわれるのではなく、後々依頼主に電話などで入ります。最悪の場合、理不尽なクレームだったとしても依頼主から叱られ、契約解除という事態にもなりかねません

正直、“クレーマー”と呼ばれる人はどこにでもいるため、残念ながら理不尽なクレームをいわれることは運も関係しています。そのためもし理不尽なクレームがあった際、こちらの言い分を聞いてもらえるよう、依頼主との信頼関係を築いておくことが重要です。

誠実な仕事を日々こなすことが解決法といえますね。

軽貨物でやってはいけない働き方とは?

軽貨物の仕事を長続きしたいと考えるなら、やってはいけない働き方がいくつかあります。始めてすぐはもちろん、慣れてきたころにも度々確認しておくべき項目ですね。

稼ぎたいために仕事量を増やしすぎる

軽貨物は仕事を入れれば入れるだけ稼げます。それは軽貨物の仕事のメリットでもありますが、仕事がどんどん入ってくると、寝る間も惜しんでの仕事になります。これでは身体を壊し、最悪の場合、生活ができなくなってしまうかもしれません。

とにかく身体が資本なので、しっかり自分の体調と向き合いながら、仕事量を増やしすぎないよう気をつけることが大切です。

よい条件にこだわりすぎる

軽貨物の仕事は、依頼主と報酬交渉をする必要があります。このとき、単価を上げようとよい条件にこだわりすぎると、依頼主としてもできるだけ安価で請けてくれる軽貨物ドライバーを選びたいため、仕事がなかなか舞い込んでこないという事態になりかねません。

また、よい条件に囚われ「高額報酬」と謳い騙そうとしてくる会社の詐欺の餌食にされてしまう可能性もあるので注意が必要です。

ミスを認めない

人間誰しもミスはあるものです。とくに軽貨物事業をやり始めてすぐは、トラブルは起きやすいはずです。そのとき、自分のミスを認めない、動揺してミスを隠すなどをしてしまうと、問題は後々大事になり、事業を続けていくことは難しくなります。

ミスをしたら受け入れ、速やかに対処する癖を身につけることが大切です。

軽貨物の仕事でやってはいけないこと

軽貨物の仕事でやってはいけない行動を紹介します。

仕事をバックレる

軽貨物の仕事で「バックレる」、つまり無断欠勤することは絶対に避けるべきです。

運送会社は、ドライバーのシフトに合わせて配送スケジュールを綿密に調整しています。

代理を立てるなどをせずバックレると、このスケジュールが崩れ、ほかのドライバーや委託元企業に大きな迷惑がかかります

また急な欠勤が発生すると、配送遅延やサービスの質低下につながり、顧客満足度も低下します。また、委託ドライバーであっても、無断欠勤が繰り返されると信頼を失い、契約の更新が難しくなる可能性もあります。

個人事業主で自由度が高い仕事とはいえど、一度自分で提出したシフトには責任をもち行動するのが必須です。

誤配や早配

誤配や早配もやってはいけないミスです。

まず、誤配は顧客にとって深刻な迷惑となり、信頼を損ないます。荷物が正しく届けられないと、顧客は不便を感じ、再配達が必要になるため、顧客満足度が低下します。

ドライバー自身も、誤配や早配が多発すると評価が下がり、業務の信頼性が疑われます。運送会社にとっても、これらのミスは再配達やクレーム処理に追加のリソースを必要とし、コストが増加します。

1度や2度ならまだしも、何度か繰り返すと契約を切られる可能性のある行為です。

【契約はやめとけ】軽貨物ドライバーを騙す悪徳業者の手口

悪徳業者

個人事業として軽貨物ドライバーを始める場合、気をつけなくてはいけない悪徳な業者も存在します。具体的にどのような手口があり、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。

個人事業未経験の場合はとくに、甘い言葉で騙そうとする詐欺師に狙われやすいことをよく頭に入れておくことが大切です。

自分の身はしっかりと自分で守りましょう。

内職商法

「高収入」を売りにして広告で人を集め、業務に必要だと高額な商品を売りつける内職商法です。

これはよくあるやり口で、軽貨物ドライバーには軽自動車を購入させ「最初に出資すればすぐに高額収入が得られる」と甘い言葉で騙そうとします。未経験者は、嘘だらけの巧みな話術に騙されやすいので注意が必要です。

内職商法については以下の記事で詳しく解説しています。

売掛金詐欺

売掛金詐欺のやり方は、報酬を何度か翌日現金で支払い、安心させた後、継続して仕事を紹介するからと月末締の振込を促してきます。信用して口座振込にし、報酬が振り込まれるのを待っていると、会社ごと消えてしまうという詐欺です。

この詐欺の予防法としては、相手の経営状況などをしっかり確認する・複数社から仕事を受けるなど、リスク分散が重要です。

高額な加盟金の要求

詐欺ではないですが、開始時に高額な加盟金を支払わされることがあります。あまりに高額だと軽貨物ドライバーにとって不利益になりますので、求人を探す際には慎重な見極めが必要です。

軽貨物の仕事に向いている人・やめたほうがよい、やってはいけない人

どんな仕事にも向き不向きがあります。軽貨物の仕事を始めたいと考えている人にとってはとくに、自分は軽貨物の仕事に向いているのか、気になるところですよね。

もちろん一概にはいえませんが、ぜひ参考にしてください。

軽貨物の仕事に向いている人の特徴

軽貨物ドライバーに向いている人の特徴
  • 長時間の車の運転が丁寧な人・好きな人
  • 地図を見るのが得意な人
  • コツコツ仕事こなすことにやりがいを感じる人
  • 体力があり、体を動かすことが好きな人
  • 気持ちの強い人

長時間の車の運転が丁寧な人・好きな人

軽貨物ドライバーなど運送業は基本的に車の運転が長時間に及ぶことがあります。ひとつのエリア内での配送でも、他業種に比べるとやはり車内での時間は圧倒的に長いです。なので、普段から長時間運転が苦でなくて、車内で過ごすことがリラックスできて好きだという人は、軽貨物ドライバーに向いているといえます。

また、好きなだけではなく、普段から壁・ガードレールに擦ったり、縁石に乗り上げたり、うっかりバッテリーを上げてしまったりなどのミスがなく、丁寧に運転し車を扱える人も向いています。やはり小さくてもトラブルが多いと、配送の遅延・大切な荷物の損傷につながってしまいます。本人にとってもストレスになるので、丁寧で巧みな運転技術のある人が向いているでしょう。

地図を見るのが得意な人

軽貨物ドライバーをするにあたって、地図も重要です。カーナビやスマホアプリなどは便利ですが、とくに最初は地図とのにらめっこになります。軽貨物ドライバーに慣れてからも、やはり地図は手放せません。地図を見てだいたいの道筋が理解できるのが得意だと配送もスムーズに行えます。

また、よく行き来する道路の抜け道や、一歩通行で通れない場所、渋滞する時間帯などにくわしい人も、時間どおりに配送する能力に長けているといえるので、軽貨物ドライバーに向いているでしょう。

コツコツ仕事こなすことにやりがいを感じる人

軽貨物の仕事は、依頼主や配達先のお客さんとの関わりはあるものの、日常の業務は基本的に一人で仕事を行います。

そのため、人の目がないからといって怠けず、メリハリをつけて仕事をしなければなりません。一人だと業務に集中できて、コツコツと時間どおりに仕事をこなすことが好きだという人は軽貨物の仕事に適性があるといえます。

体力があり、体を動かすことが好きな人

軽貨物の仕事は、運転だけではなくもちろん荷物を運ぶ業務も一貫してあります。エレベーターのない建物だったら配達先まで階段の上り下りがあったり、小型の荷物でも重量があったりします。

軽貨物業務に需要が出てきた昨今、一日の配達量も増え、体力が資本の仕事であるといえます。そのため、体を動かすことが苦でなく、体力に自信のある人が向いているでしょう。

気持ちの強い人

軽貨物業務を含む運送業は、クレームが多いことが正直なところ事実です。クレームの内容としては、配達の遅延・荷物の紛失・荷物の破損などさまざまです。

しかしその原因が、配達する側であるとは限らず、予測できない天候の悪化や、道路状況、梱包作業中のミスであったり、そもそも理解しがたい理不尽なクレームも多かったりします。そのクレームは、自然とお客さんに直接対面する、軽貨物ドライバーなど配達員に当たりが強くなってしまいます。

自分のミスであれば素直に反省し、すぐに切り替えたり、ある程度はスルーできるメンタルの持ち主であったりするなら、軽貨物の仕事に向いているといえます。

軽貨物の仕事はやめたほうがよい、やってはいけない人の特徴

軽貨物ドライバーに向いてない人の特徴
  • 運転するのが苦痛に感じる人・苦手な人
  • 自分に甘すぎる人
  • 機械やスマートフォンの操作が苦手な人

運転するのが苦痛に感じる人・苦手な人

先述したとおり、軽貨物の仕事は車の運転を長時間要することになります。そのため、車の運転が好きであることや技術があることは最低条件です。

車の運転が苦痛だと感じていたり、事故経験が多い方は、軽貨物の仕事をする上で、トラブルになる可能性が高くなるため、向いていないといえます。

自分に甘すぎる人

軽貨物の仕事は個人で行うため、自分でメリハリをつけて仕事をする必要があります。
人の目がないと、つい怠けてしまったり、つい「このくらいよいだろう」といった甘えが出てしまいやすかったりする人には不向きといえるかもしれません。

機械やスマートフォンの操作が苦手な人

軽貨物の仕事は稼働する案件にもよりますが、ドライバー用端末の操作やスマートフォンを使っての報告業務なども求められます。例えばAmazonの配送業務の場合は専用のスマホアプリを駆使して配送を行なっていくことになります。

そのため、機械やスマートフォンの操作が苦手でついつい時間がかかってしまうという人は向いていないと言えます。

軽貨物の仕事は委託先の運送会社選びが一番大切!

軽貨物の仕事を検討している方は、委託先の会社選びが一番重要といっても過言ではありません。信頼できる請負元を見つけることが、軽貨物ドライバーとして成功する鍵です。

軽貨物ドライバー専門の求人サイト「ハコボウズ」では、軽貨物の仕事をやってよかったと思ってもらえるように上述したような悪徳業者を完全に排除しています。

そのため、安心して軽貨物の仕事探しが可能です。

是非一度利用してみてくださいね。

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