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軽貨物の単価の相場は?270円などの高単価案件の特徴は?

軽貨物配送の単価相場は、距離や荷物の内容によって異なりますが、一般的には1点あたり150~200円程度です。

それよりも高単価な配送案件は一般的な配送より効率的に収入を得られるため、経験豊富なドライバーや特定の専門知識を持つ方にとって特に価値があります。

しかし、高単価案件はその性質上、要求されるスキルが高かったり、配送の難易度が増すことも……。

この記事では、軽貨物の「単価」をテーマに一般的な相場や高単価案件を紹介します。

目次

そもそも軽貨物の単価とは

軽貨物の単価とは、軽貨物配送における荷物1つあたりの配達料金を指します。

単価は、配送する荷物のサイズ、重量、配送距離、配送先の地域などによって変動します。

また、報酬はドライバーと企業間の契約形態によっても異なり、一般的には以下のような形態があります。

個別単価制荷物1つあたりの単価が設定され、配達した荷物の数に応じて報酬が決まる
日当制1日あたりの固定報酬が設定され、その日に配達する荷物の数にかかわらず一定の報酬を得られる
ブロック制アマゾンフレックスのように、一定時間のブロックで配達を行い、ブロックごとに報酬が支払われる
ドライバーと企業間の契約形態

高単価案件は、緊急性が高い配送や特殊な条件を満たす配送など、通常の配送とは違った配慮が必要になるため報酬が高く設定されています。

ドライバーにとっては、より効率的に収入を得る機会となりますが、その分高いサービス品質や迅速な配送能力が求められます。

軽貨物配送の単価は、業界の需要と供給のバランス、競争状況、クライアントの予算などによっても左右されるため、市場の動向を常に把握しておくことが大切です。

軽貨物の単価(荷物単価)相場

先述のとおり、軽貨物の配送単価相場は一般的に、150円から200円程度ですが、地域や案件の種類によって単価が変わります。

以下、案件の種類ごとに配送単価の相場をまとめました。

案件の種類単価相場
スポット便 200円~300円
チャーター便250円~350円
緊急便 300円~400円
特殊便350円~500円 
配送単価の相場

荷物単価200円は高い?

「200円」という荷物単価が高いかどうかは、ほかの運送会社の料金との比較で判断できます。

とある運送会社の料金表では、距離制運賃は30kmまで180円、それ以上の距離では単価が下がります。

また、別の運送会社では、31km以上50kmまでの運賃が1km増ごとに200円加算されています。

200円という単価は相場の上限に近いか、やや高いと考えられますが、具体的な配送条件やサービス内容によっても変わってくるため、一概に高額とはいえません。

ちなみに、宅配最大手、ヤマト運輸では1個あたりの荷物単価の相場が150円~170円なので、荷物単価200円は、やはりやや高いといえるでしょう。

荷物単価は宅配業者によって異なることはもちろん、配達地域やドライバーの評価によって大きく左右されます。実際に荷物単価200円で稼働できるのは、仕事に慣れてきたベテランだけともいえます。

配送単価270円の案件もあるって本当?

軽貨物業界には、配送単価が270円の案件も存在しますが極めて稀なケースです。

これは一般的な相場である150~200円を大きく上回る、特に高単価の案件といえるでしょう。

このような高単価案件は、通常よりも特別なサービスや追加の要求が伴うことが多く、ドライバーにとっては収入を増やす良い機会ですが、同時に高いサービス品質や迅速な配送能力が求められるため、経験やスキルが必要です。

軽貨物の単価が高い(高単価)案件

この章では、軽貨物の高単価案件の特徴と単価の相場について紹介します。

スポット便の単価

軽貨物のスポット便は、不定期に単発で入り、緊急性の高い荷物を運ぶことも多い案件です。

そのため、単価も通常の配送より高めに設定されています。

スポット便の単価は、配送の緊急性や距離、荷物の特性によって変動しますが、一般的には移動距離によって報酬が加算されていきます。

以下は移動距離に応じて加算される単価の相場です。

距離目安1kmあたりの単価
1km~50km約160円~
51km~100km約120円~
101km以上約100円~
スポット便の単価の相場

長距離のスポット便では、1回で数万円の収入を得られる案件もあります。

軽貨物企業配の単価

軽貨物の企業配は、個人宅ではなく企業への配送を行う案件です。

企業配の特徴は、安定した収入が得られること。多くの場合、1日あたりの報酬が設定されており、出来高制ではないため、収入がある月は増え、ある月は減るといった波が少ないというメリットがあります。

企業配の報酬の相場は、1日あたり14,000円~17,000円です。

平日中心に定時で働ける点、一日保証金額で働くため収入が安定する点は企業配のメリットといえますが、出来高制ではないため、大きく稼ぎたい方には合わない仕事といえます。

長距離配送の単価

軽貨物の長距離配送案件は、緊急性の高さや配送距離の長さから、報酬の単価が高い傾向にあります

一度の配達で数万円の報酬がもらえることもめずらしくありません。

以下は、長距離配送の一般的な単価です。

  • 20kmまでの配送:約4,000円
  • 100kmの配送:約20,000円

【運送会社別】軽貨物の単価

軽貨物の単価や報酬体系は、運送会社ごとに異なります。

ここでは、運送会社ごとの軽貨物の単価についてみていきます。

佐川急便

佐川急便の全国的な荷物単価の相場は1個あたり130円~200円で、1日あたりの配達個数は120個〜150個といわれています。

報酬は、配達が完了した荷物の個数で決まります。150個配達した場合の収入は、1日あたり19,500円、1ヶ月25日稼働で487,500円です。

佐川急便の業務委託では、研修なども実施され仕事になじみやすい環境が整っているため、未経験者でも始めやすいといえます。

また、近年の佐川急便は積極的に女性ドライバーを採用しています。2022年度の従業員における女性比率は、33.1%となり、女性労働者の平均勤続年数も約9年と長く、女性にとって働きやすい労働環境を整えているので、女性も参入しやすい運送会社といえるでしょう。

ヤマト運輸

ヤマト運輸の軽貨物配送の単価は、地域や配送内容によって異なります。一般的には以下のとおりです。

全営業所での単価相場140円~180円
特定地域における単価相場160円~185円
特定の条件下における単価相場179円~上限660円
ヤマト運輸の軽貨物配送の単価

ヤマト運輸の委託ドライバーとして働く場合、単価は荷物の個数や配送距離によって計算されるため、効率的に配送ルートを組むことで収入を最大化することが可能です。

Amazon

アマゾンの配送案件は契約形態によって報酬体系が変わります。

アマゾンフレックスでは、アマゾンと直接業務委託契約を結び、報酬はブロックごとに決定します。

報酬額は、1時間あたり約2,000円程度に設定されており、金額は登録しているエリアやステーションによって異なる場合があります。

ブロックごとに設定された報酬単価の目安は以下のとおりです。

ブロックタイプ報酬単価
4時間8,000円程度
6時間12,000円程度
8時間16,000円程度
アマゾンフレックスのブロックごとの報酬単価

これらは税抜き金額で、実際の手取り額は異なる可能性があります。

また、荷物の量や配達にかかる時間は、取得したオファー時間内に配達できる量に基づいて設定されているため、荷物1個あたりの単価はドライバーにより異なるでしょう。

アマゾン配送パートナープログラム(DSP2.0)はアマゾンから直接委託されているパートナー企業による配送案件であり、報酬は日当制です。金額は日給20,000円以上のものがほとんどであり、ロイヤリティが発生しないため高単価案件として注目を集めています。

デリプロの配送単価は、地域や中間会社によって異なりますが、12時間前後の通し勤務で1日18,000円程度の報酬が相場となっているようです。

軽貨物での収入を考えるうえで単価以外にチェックすべきポイント

軽貨物ドライバーの収入について考える場合は、単価以外にも目を向ける必要があります。

この章では、主なチェックポイントや運送会社選びの参考になる情報をお伝えしていきます。

ロイヤリティ(中抜き)の金額

軽貨物の求人で、「月収50万円以上!」という謳い文句を目にしたことがある方も多いでしょう。

しかし、ほとんどの軽貨物の委託案件には「ロイヤリティ」というものが存在し、高単価の求人はこのロイヤリティを加味せず売り上げ金額だけを記載しているケースが多いので注意が必要です。

「ロイヤリティ」とは、請負元である運送会社に対して軽貨物ドライバーが支払う業務委託手数料のことです。「中抜き」と呼ばれることもあります。

ロイヤリティはパーセント型(月収に対して、一定の割合で手数料を計算する)と、固定型(月収にかかわらず、一定の金額が手数料として引かれる)に分けられます。

ロイヤリティの相場は10~15%程度であり、この範囲から大きく外れる場合は注意が必要です。

たとえば、配送単価が200円の求人であってもロイヤリティが25%の契約であれば、ドライバーの実質売上は150円です。

仕事内容と報酬の確認

実際に稼働した場合、どのような仕事をするのか把握しておくことも大切です。

固定給制でない軽貨物ドライバーの場合、荷物量により収入が変動するため、大まかな配送量(個数)を把握しておかないと、予想していた収入と大きく乖離することもあります

また、運ぶ荷物の種類やサイズなども知っておいたほうがよいでしょう。1人では運べない大きいものや、量をこなせない割に単価が安いものは、手間にたいしてあまり稼げないこともあります。

運送会社の運営実績

応募する求人を掲載している運送会社の社歴や実績なども、事前にホームページで確認しておきましょう。

すべての会社ではないものの、一部の企業は求人情報に記載されている内容と実際の労働環境が異なる場合があります。可能であれば、運送会社の口コミを閲覧し、実際に働いていた方の声を確認しておくと安心ですよ。

加盟金・入会金

運送会社との業務委託契約、フランチャイズ契約では、加入時に加盟金や入会金が必要になるケースもあります。

さらに初期経費が必要な場合もあるので、どのような項目にどれくらいの金額がかかるのか、またその金額の妥当性も事前に吟味しておきたいポイントです。

任意保険の契約と補償額

任意保険の契約有無と補償額も確認しましょう。

補償額は対人対物無制限が必須条件であることが多く、保険料は月額2~3万円程度が目安になります。車両保険の金額を少なくしたり、つけない場合は1万〜2万程度に抑えることも可能です。

配送中の荷物の破損などのトラブルに備えて、運送業者貨物賠償責任保険、個人情報漏洩賠償保険、賠償責任保険の加入も求められることがあります。

ガソリンカードの支給の有無

ガソリンカードとは法人が契約しその費用を一時的に立てかえ、軽貨物ドライバーの負担を緩和してくれる福利厚生の一種です。

初期の出費をなるべく抑えたいドライバーにはうれしい制度ですよね。

車両リース制度のうち任意保険の有無

多くの運送会社が、リース会社と契約又は業務提携をして軽貨物ドライバーに車両を貸し出しています。

ドライバーは車両のリース制度があるおかげで、業務用の軽車両を持参していなくても仕事を始められます。

リース制度を利用する際には、任意保険の加入制度の有無についてチェックしておきましょう。

一般的な車両リースの相場は月額25,000円~35,000円。この金額にはほとんどの場合、メンテナンスや任意保険料という項目は含まれていません。メンテナンスを定額にした場合6,000円~15,000円の追加費用がかかります。

保険も同様で、新たに加入するため当然金額は高くなります。

こういった費用負担が重なると、車両リース代だけで60,000円を超えてしまうケースもめずらしくありません。

保険代理店と委託業者が提携している場合、保険料が安くなり、かつ面倒な手続きも運送会社側で行ってくれます。

また、中には仕事を紹介してくれないのに月々のリース料だけをとる、内職商法のような悪質なやり方をする運送会社も存在します。

契約前に口コミや契約期間、違約金について情報収集しておくことが大切です。

軽貨物ドライバーとして稼げるかは案件選びが重要!

軽貨物で稼ぐうえで、配送単価は大切ですが、単価が高くても手数料などの負担額が大きいと、結果あまり稼ぐことができないこともあります。

また、福利厚生などのサポート体制、中抜きが少ないなどあらゆる条件を鑑みてバランスのある案件を選ぶことが重要になります。

軽貨物で稼げるか否かは案件選びによって左右されるので、単価だけに目がいかないようチェックポイントを確認して、良心的な業者と契約しましょう。

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