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軽貨物のフランチャイズとは?メリットやデメリット、おすすめの会社を紹介

フランチャイズと聞いて、コンビニエンスストアや飲食店を思い浮かべる人は多いはず。

業務委託やギグワークのイメージが強い軽貨物にも、フランチャイズ契約を結び仕事を始める方法があります。

本記事では、軽貨物のフランチャイズに関するメリットやデメリット、おすすめの運送会社について具体的に解説します。フランチャイズのメリットとデメリットを理解し、ぜひ運送会社探しに役立ててくださいね。

目次

軽貨物のフランチャイズとは

軽貨物のフランチャイズとは、フランチャイズの本部と加盟者となる軽貨物ドライバーが契約を結び、加盟者が本部に対してロイヤリティを支払うことで、本部の看板を掲げて軽貨物運送事業が行えるという仕組みです。

ここでは、軽貨物のフランチャイズについて解説します。

そもそもフランチャイズ契約って?

そもそもフランチャイズ契約とは、フランチャイズ本部と加盟店が契約を結び、本部の所有するブランドやサービスを、加盟店がロイヤリティを納めることで使用できる仕組みのことです。

フランチャイズ展開している代表例といえば、ファストフード店や飲食店、コンビニエンスストアなどが挙げられ、未経験からでも参入しやすい一方で、オリジナリティが出しづらいといった側面があります。

軽貨物でフランチャイズ加盟するなら法人契約が必須?

軽貨物でフランチャイズ契約をする場合、必ずしも法人である必要はありません

たとえばヤマト・スタッフ・サプライでは募集条件を「新規事業をお考えの個人または法人」としていることから、法人でも個人でも構わないと考えられます。

また、赤帽に関しても、加盟後に法人化する人もいますが、ほとんどの人が個人事業主として契約しています。

ただし、規定に関しては運送会社によって異なるため、運送会社ごとに確認したほうがよいでしょう。

参考:業務委託とフランチャイズの違いは?

業務委託とフランチャイズの異なる点は、立場や初期費用などです。

まず立場についてですが、業務委託の場合は企業としてではなく、あくまでも委託業者として業務の一部を請け負います。しかし、フランチャイズの場合はその企業の名前を使用し、すべての業務を行います

費用に関しては、業務委託の場合加盟金がかかりません。

また、業務委託では元請け先に対しロイヤリティが発生することがほとんどですが、支払う金額は固定ではなく、売上の10〜15%など、割合で決められているため、収入が少なければ支払うロイヤリティも少なくなります。

それに対し、フランチャイズの場合は、加盟金がかかることがほとんどです。

発生するロイヤリティについては、たとえば月々10〜15万円など、金額で決められている場合が多く、収入が少なくても、毎月同じ金額を納めなければなりません

軽貨物運送業をフランチャイズで開業するメリット・デメリット

ここでは、軽貨物運送業をフランチャイズで開業するメリットとデメリットを解説していきます。

フランチャイズで開業するメリット

フランチャイズで開業するメリットは以下のとおりです。

  • 未経験でも開業しやすい
  • 安定して集客できる
  • 軽貨物車両のレンタル、リースができる

それぞれ解説します。

未経験でも開業しやすい

軽貨物未経験でも開業しやすいのは大きなメリットといえるでしょう。

通常、開業にはさまざまな準備が必要ですが、フランチャイズで開業した場合、初めから運送会社を経営していくためのノウハウやサービス、システムができあがっているため、自分で試行錯誤しながら作り上げていく必要がありません。

自分で1から事業を起こすよりもさまざまな面で負担が少なく済み、スムーズに事業が始められます。

安定して集客できる

安定した集客が期待できるところもフランチャイズ加盟のメリットです。

開業したばかりの無名の業者であれば、信用も何もないところからのスタートになるため、初めのうちは集客に奔走しなければなりません。

しかし、すでに知名度があり世の中に浸透している企業とフランチャイズ契約をすれば、そのネームバリューだけで集客が有利に行えるでしょう。

結果、安定した集客ができ、開業して間もないうちから売上を見込めます

軽貨物車両のレンタル、リースができる

フランチャイズ企業によっては、軽貨物車両のレンタルやリースが利用できます。

車両は軽貨物運送事業を行ううえで必須のアイテムですが、車両購入費を工面できないことがネックで諦めてしまうケースも少なくありません。しかし、レンタルやリースが利用できれば、初期投資の負担が減り、参入のハードルがぐっと下がります

なかには、レンタルやリースが利用できない場合や車両の購入が必須の会社もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

フランチャイズで開業するデメリット

続いてデメリットです。以下のようなことがデメリットとして挙げられます。

  • 加盟金やロイヤリティなどの費用がかかる
  • 本部の規則を守らなくてはならない
  • 車両の持ち込みができない場合がある
  • 本部から安定して仕事が回ってくるとはかぎらない

順番に解説します。

加盟金やロイヤリティなどの費用がかかる

フランチャイズ加盟者として事業を行っていくためには、加盟時に加盟金を支払わなければなりません。

それに加え、ロイヤリティも毎月かかります。

ロイヤリティに関しては、たとえば売上の10%など、割合で決められている場合もありますが、フライチャイズの場合は金額で決められていることが多く、収入が少なかった場合に大きな負担となる可能性があります。

フランチャイズ加盟する際には、初期費用とランニングコストがいくらかかるのかを事前に把握しておきましょう。

本部の規則を守らなくてはならない

フランチャイズ本部の名前を使用して働く以上、本部の規則や考え方には従わなければなりません。

そのため、会社に縛られず自由に仕事がしたいと思って独立した人は、少し違うと感じてしまうかもしれません

本部のブランドやノウハウ、システム、サービスなどを使用して業務を行うには、それ相応のリスクがあるということを理解して、加盟を決める必要があるでしょう。

契約の際は、規則も含めて細かくチェックしたうえで加盟を検討することをおすすめします。

車両の持ち込みができない場合がある

運送会社によっては、車両の持ち込みができない場合があります。

その場合、車両を持っていたとしても本部を通して新たに購入したり、本部でリースを組んだりする必要があります。

そういった条件は、会社によってまちまちです。契約内容を把握せずに契約し、あとで知って後悔することがないようにしましょう。

本部から安定して仕事が回ってくるとはかぎらない

フランチャイズ契約を結んだからといって、必ずしも本部からコンスタントに仕事が回ってくるという保証はありません。

なかには、フランチャイズ契約を結んだものの、思ったほど仕事を回してもらえず、やむなく廃業に追い込まれてしまったケースも……。

フランチャイズで得られる収入だけではやっていけない可能性もあるため、フランチャイズの仕事と並行して別の案件も取るなどの努力は必要でしょう。

軽貨物運送業をフランチャイズで加盟した場合の収入は?

軽貨物運送業をフランチャイズで始めた場合の年収は、400万〜500万円程度だといわれています。

本部からどの程度仕事を回してもらえるかにもよりますが、安定して仕事がある場合、配達個数次第ではさらに稼ぐことも可能です。

また、知名度のある会社ならば集客もしやすいため、フランチャイズならではのメリットを活かし、どんどん取引先を増やしていくことで収入を伸ばせるでしょう。

しかしその一方で、ロイヤリティや軽貨物車両のリース料などの支払いは、契約が続くかぎり終わらないということを頭に入れておく必要があります。

契約先を検討する際は、ロイヤリティや経費についても考慮しなければなりません。

軽貨物のフランチャイズ本部選びで気を付けたいポイント

軽貨物運送業界において、フランチャイズ展開している企業はいくつか存在します。一見どこも似通っているように見えますが、企業によって異なる部分は多く、選定する際には見極めが重要です。

ここでは、フランチャイズ本部を選ぶにあたって、気を付けたいポイントを解説します。

費用がいくらかかるのか

初期費用やロイヤリティとして毎月支払い続ける費用は、軽貨物ドライバーにとってもっとも気になる部分でしょう。

どの運送会社とフランチャイズ契約を結ぶかによって、初期費用が100万円単位で変わることもあります。あまりに加盟金やロイヤリティが多い場合は、いくらメリットが多くても、事業を続けていくこと自体が困難です。

また、加盟金やロイヤリティ以外にも、管理費用がかかる場合もあります。

どういった費用がどれだけかかるのかを確認し、納得したうえで契約に進むようにしてくださいね。

サポートを受けられるかどうか

フランチャイズ本部から充実したサポートを受けられるかどうかも重要です。

トラブルの際のサポートや事務処理に関するサポートがあるのとないのとでは、働きやすさが違ってくるためです。

とくにトラブルに関するサポートがない場合は要注意。配達をこなしながら、すべて自分で対応しなければなりません。場合によっては、直接謝罪に行かねばならないこともあるでしょう。

それに対し、サポートを受けられる場合は対応を本部に任せられるため、仕事だけに集中できます。

また、未経験から始めるなら、研修をしてくれるかどうかも重要です。研修をしっかりしてくれる企業であれば、軽貨物ドライバーとして知っておくべきことや基本的なことを学んでから業務を開始できるため、安心して始められます。

複数社比較する

よい運送会社とフランチャイズ契約を結ぶためには、何社か比較検討することが大切です。焦って決めてしまわずに、いくつか比べてみて、もっとも条件がよい企業を選ぶと失敗が少なくなります。

また、雰囲気や方針が自分に合うかどうかも重要なポイントです。各社に話を聞きメリットとデメリットを考慮したうえで検討するとよいでしょう。

契約内容が自分にとって不利なものでないかを確認する

フランチャイズ契約の際には、自分にとって不利な契約などがないか確認しましょう。

口頭での説明が一切なかったにもかかわらず、契約書には記載されていたなどというケースもあるためです。なかには悪徳な業者もおり、あえて契約書の内容には触れずに契約を結ばせようとするケースもあります。

契約の際にはなんでもそうですが、契約書にはしっかり目を通し、少しでも不明点がある場合は納得できるまで質問しましょう。

それでもおかしいと思ったら一旦保留にし、頼れる人や専門家に聞くというのも1つの手です。

軽貨物のフランチャイズ加盟をするならここ!おすすめの運送会社

軽貨物領域でフランチャイズ展開している運送会社はいくつかあります。

ここでは代表的な運送会社を5つ紹介します。

ヤマト・スタッフ・サプライ

大手運送会社と契約を結びたい人には、ヤマト・スタッフ・サプライがおすすめです。

対人無制限、貨物300万円以上の車両保険に加入することが条件で、初期費用は24万8千円程度かかります。

ヤマト運輸で車両の購入はできないため、軽貨物車両に関しては自分で持ち込むかリースを組む必要があります。持ち込む場合は白のワンボックスカーでなければなりません。

ロイヤリティは報酬に応じて増減するものではなく月々10,800円と決まっているため、収入がなくても契約しているかぎりは請求され続けることを理解しておきましょう。

加盟後は4日間の研修があり、それを終えると業務が開始できます。ノウハウの提供や営業活動の支援など、未経験者でも安心して働けるサポートが充実しています。

赤帽

赤帽はほかのフランチャイズサービスとは異なり、横のつながりが強いのが特徴です。

加盟すると、個人事業主として全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会に所属することになり、体調不良や急用の際などは、組合を通して代行配送を頼めます。

組合費や連合費、共済会費といった費用を、ロイヤリティとは別に支払っていく必要がありますが、一人親方労災保険に加入できるなどのメリットもあります。

加盟金や出資金を含め、初期費用は32.5万〜245.8万円程度。状況によって大きく異なるため、事前に確認したほうがよいでしょう。

車両の持ち込みもできますが、赤帽仕様にする必要があるため白の軽トラック限定で、手続き費用として5万円かかかります。そのほか、現役の組合員から中古の赤帽車を譲り受けることもでき、その場合は中古車購入費と手続き費用の50,000円が必要です。

事業開始前に2日間の研修があり、軽貨物ドライバーの基本的な業務の流れを身に付けることができます。

軽急便

手厚いサポートを受けたい人には、軽急便がうってつけです。

営業や請求業務、事務処理などはすべて本部がサポートしてくれるうえ、開業から2カ月間は売上保証があるため、開業したてでも無収入になる心配がありません

費用に関しては、車両持ち込みの場合は加盟金や保険料、開業用品費などで合計40万円程度、指定の車両を購入する場合は160万円程度かかります。

開業説明会に参加後、運転技能確認や面接に通過すると入会でき、4日間の研修を受ければ事業開始です。4日間の研修だけでは不安という人も、開業後もフォローアップ研修が行われるため不安なく始められます。

自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるため、案件のかけ持ちや副業にもおすすめです。

桃太郎便

桃太郎便の魅力は、なんといっても加盟金が不要な点。

事務管理費の15,000円と、軽貨物車両の購入が必要な場合は、その分の資金が必要ですが、持ち込める車両がある場合はほとんどお金をかけることなく開業できます。

なお、1日あたりの収入は配達個数×荷物単価で計算されるのではなく、配達完了数のボーダーによって決まります

  • 配達完了数121個以上:23,000円
  • 配達完了数120個以下:21,500円

社員登用制度があるため、もしフランチャイズの働き方が合わないという場合は、働き方を変えることもできます。

ロジクエスト

開業資金ゼロで独立開業したいなら、ロジクエストがおすすめです。

加盟金や保証金などが不要で、軽貨物車両がない場合でも、無償貸与制度を利用すれば開業から6カ月間は車両費用がかかりません。また、配達に必要な備品やユニフォームなども無料で準備してもらえます。

ただし、短期希望者は不可とされているため、すぐ辞めてしまう可能性がある場合はおすすめできません。

業務の種類はさまざまで、宅配だけでなくルート配送やスポット配送、バイクや自転車で配達できる案件もあります。

参考:佐川急便やアマゾンフレックスにフランチャイズ契約はある?

2023年2月現在、残念ながら佐川急便とアマゾンフレックスにはフランチャイズ契約がありません。

佐川急便は協力会社や代理店の募集をしていることがありますが、それらは業務委託で、フランチャイズとは異なります。

アマゾンフレックスも、アマゾンと直接契約を交わし、フリーランスとして働く方法であるため、フランチャイズではありません。

軽貨物運送事業をこれから始める方は、業務委託がおすすめ!

軽貨物のフランチャイズに関するメリットやデメリット、おすすめの運送会社について解説しました。

フランチャイズは、フランチャイズ企業の恩恵が受けられる画期的なシステムです。

しかし、ほとんどの場合初期費用がかかるため、初心者にとってはいくら研修が充実していても、一歩踏み出すのに勇気が要るのではないでしょうか。

そこで、これから軽貨物運送事業を始める人におすすめしたいのが業務委託です。

業務委託であれば加盟金が発生せず、軽貨物車両の購入が必須でない場合が多いため、フランチャイズよりも気軽に始められます。業務委託から始めて、将来的にフランチャイズに転向するというのもよいでしょう。

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