ハコボウズで軽貨物求人を見てみる!→CLICK!

軽貨物車のリースは「やめとけ」と言われる理由10選

軽貨物車のリースは新車を購入する資金がない方や軽貨物の仕事が続けられるか不安な方にとっては、現実的な方法の1つです。

しかし、リースの仕方や契約内容はさまざまであり、「やめとけ」と言われることもあります。

この記事では、軽貨物車のリース方法や「やめとけ」と言われる理由を10項目に分けて解説します。

さらにリースのメリットや契約時に確認すべきポイント、実際にリースを利用したドライバーの声も紹介します。

軽貨物車のリースを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

軽貨物車をリースする方法は3通り

軽貨物の仕事を始める際、車両をリースする方法は主に3通りあります。

ここでは、具体的な軽貨物車のリース方法を解説します。

なお、本記事で紹介するのは主に委託ドライバーとして働く方向けの内容です。

リース契約をしている運送会社から借りる

軽貨物車両をリースする方法として、もっとも一般的なのは請負元の運送会社経由で契約する方法です。

運送会社が提携済のリース会社と契約するため、個人でリース会社を探す手間がかかりません

また、運送会社のサポートも受けられるので、初心者でも安心して仕事を始められます。

運送会社経由のリース契約パターンについて、以下の表にまとめました。

リース契約パターン特徴
毎月定額のリース料金を支払う・運送会社が保有している車両をドライバーに貸し出す
・一般的に毎月のリース料金は報酬から天引きされる
車両リース代が差し引かれた報酬額が設定される・運送会社があらかじめ車両リース代を差し引いた形で報酬額を設定する
・ドライバーに対して車両代が別途請求されることはなく、リース代込みの報酬額が支払われる
リース契約パターンと特徴

運送会社が提携しているリース会社と直接契約する

運送会社が提携しているリース会社を紹介してもらい、個人で契約する方法もあります。

この方法では、信頼性の高いリース会社を選べる一方で、契約内容の確認や手続きはドライバー自身で行わなければなりません

例えば、アマゾンフレックスでは、提携するリース会社を通じて車両を借りられます。

2024年12月現在、提携パートナーとなっているリース会社は4社あり、条件によっては期間限定の料金割引キャンペーンが適用されることもあります。

参考:Amazon Flex 車両レンタル・リース パートナー企業のご案内|Amazon Flex

自分でリース会社を探してリース契約をする

軽貨物の車両をリースする際に自分でリース会社を探して契約する方法もありますが、あまり一般的ではありません

このやり方だと、車両の条件や契約内容を1から調べる手間がかかるため、これから軽貨物の仕事を始める方にはややハードルが高くなります。

さらに、業務委託の場合、運送会社が「自分でリース会社を探して契約してください」と案内するケースも少なく、多くの場合は提携リース会社の紹介や自社車両の貸し出しが一般的でしょう。

軽貨物リースは「やめとけ」と言われる理由1)長期的には購入するよりも割高になる

軽貨物のリースは、購入より初期費用を抑えられる一方で、長期的には購入するよりも割高になることがあります。

例えば、佐川急便の業務委託で軽バンをリースする場合、月額リース代の相場は以下のとおりです。

車体の状態月額
新車35,000円以上
中古車30,000円以上
軽バンの月額リース代の相場

さらに、リース契約では自動車任意保険の加入が必要で、その費用は年数が経つにつれて下がる傾向があります。

相場としては、1年目が15,000円、2年目が10,000円、3年目には8,000円程度です。

しかし、リースよりもローンで車を購入した方が総支払額を抑えられるケースがあります

例えば、50万円の中古車を金利9%で購入した場合、3年間の総支払額は約58万円です。

一方、リース契約で月額30,000円の中古車を3年間借りた場合、支払額は合計108万円となります。加えて、契約が終了すると車両は自分のものになりません。

軽貨物リースは「やめとけ」と言われる理由2)途中解約が難しい

軽貨物のリース契約では、原則として途中解約ができません。もし解約する場合は、違約金が発生することがあります。

一般的に、軽貨物車両のリース契約は2〜7年の期間で設定されます。

この期間中に解約を希望する場合、リース契約期間中のリース代全額を支払う必要があるケースがほとんどです。

さらに、途中解約すると契約時に設定された残価(契約満了時の車両の想定査定額)と実際の査定額との差額を支払う必要があるため、解約には大きな費用が伴います。

軽貨物リースは「やめとけ」と言われる理由3)車両を自由にカスタマイズできない

軽貨物のリース契約では、返却時にリース車両の原状回復が求められるため、自由なカスタマイズが難しくなります。

業務に合わせて車両を変更できず、快適に軽貨物の仕事をするのに役立つ以下のようなカスタマイズができない場合があります。

  • 荷台を平らにする
  • 荷室に棚を設置する
  • LED照明に替える
  • 仕切りシートを取り付ける
  • スマホスタンドを設置する

ローンを組んで、購入すればこれらのカスタマイズも可能です。

軽貨物リースは「やめとけ」と言われる理由4)メンテナンス費用は自己負担になる場合がある

軽貨物車両のリース契約では、選ぶプランによってメンテナンス費用が自己負担になることがあります。

リース契約の種類は、主に以下の2種類です。

リース契約の種類月額料金に含まれる主な費用
メンテナンスリース・車検基本料
・自動車税
・自動車重量税
・自賠責保険料
・法定点検料
・消耗品の交換費用
・メンテナンス費用
ファイナンスリース・自動車税
・自動車重量税
・自賠責保険料
リース契約の種類と月額料金に含まれる費用一覧

メンテナンスリースとは異なり、ファイナンスリースではメンテナンス費用が自己負担となります。

そのため、定期点検や故障修理などの費用は別途支払わなければなりません。リースであっても「借りる費用」だけでは済まないということです。

軽貨物リースは「やめとけ」と言われる理由5)車両の選択肢が限られる

在庫管理を容易にするため、リース会社が提供する車両は特定のメーカーやモデルに限定されている傾向にあります。

特に商用利用が前提の軽貨物車両は、需要の高い車種に集中する傾向があり、希望する車両が選べないケースが多いでしょう。

また、中古車リースの場合はさらに選択肢が狭まります。中古車は在庫数が少ないうえ、走行距離や年式など特定の条件を満たす必要があるため、希望する仕様の車両を見つけるのが難しくなるからです。

軽貨物リースは「やめとけ」と言われる理由6)契約終了後に車両が手元に残らない

軽貨物車両のリースは、リース会社または運送会社から車両を借りる形で利用します。

そのため、契約期間が終了すると、原則としてその車両の所有権を持つリース会社または運送会社に返却しなければなりません

プライベートでも使用する機会がある方にとっては、仕事を辞めることで移動手段も失うことになりかねません。

軽貨物リースは「やめとけ」と言われる理由7)走行距離制限がある場合がある

軽貨物リース契約には、走行距離制限が設けられていることがあります。車両の価値を維持し、リース会社の損失を防ぐためです。

一般的に、月間の走行距離制限は1,000km〜2,000kmの範囲で設定されますが、契約内容によってはこの制限を超えると追加料金が発生することもあります。

ただし、月間で走行距離を超えた場合でも、総走行距離が制限範囲内であれば問題ないケースがほとんどです。

軽貨物リースは「やめとけ」と言われる理由8)業務委託契約が終了すると車両を手放すことになる

軽貨物のリース契約では、業務委託契約が終了すると、契約に基づいて車両を返却する必要があります。

リース契約は一定期間車両を借りる形態で、契約が終了すれば車両はリース会社または運送会社に返却されます。

そのため、請負元を変更したり、業務委託契約を途中で解約したりした場合、運送会社を通じてリース契約している車両も返却しなければなりません。

もし新しい車両を用意できない場合、運送会社との契約を続けることが難しくなります。

契約終了時に車両を返却すれば仕事を続ける手段を失います

さらに、途中解約に高額な違約金が発生する場合や、専属契約で他社への移動が制限されるケースもあるため、辞めたくても辞められない状況に陥ることがあるでしょう。

軽貨物リースは「やめとけ」と言われる理由9)審査に落ちることがある

軽貨物のリース契約では、車両を借りるために必ず審査が行われます。

基本的に審査なしのリース契約は存在しないため、誰でも利用できるわけではありません。

特に以下に該当するような場合、審査に通らない可能性が高くなります。

  • 信用情報に傷がある(ブラックリストに載っている)
  • 安定した収入がない
  • 年収が低い(目安として200万円未満の場合、審査が厳しくなる)

リース会社は、契約者が車両のリース料を支払い続けられるかどうかを重視します。

そのため、信用情報や収入状況に不安があると判断されると、審査に落ちてしまうことがあります。

軽貨物リースは「やめとけ」と言われる理由10)保険内容の自由度が低い場合がある

軽貨物車両のリース契約では、多くの場合リース会社が指定する自動車保険に加入しなければなりません。

通常、自賠責保険はリース契約に含まれていますが、任意保険については別途加入が必要となります。

しかし、リース会社が指定する保険では、自分で保険会社やプランを選べません。

そのため、保険内容が利用者のニーズや業務内容に合わない可能性があります。

例えば、対人賠償保険や対物賠償保険が無制限であっても、車両保険の有無や免責金額、人身傷害保険、弁護士費用特約、さらには個人賠償責任特約といった細かい補償内容が希望に沿わないケースも考えられます。

業務において万が一のトラブルや事故が発生した際、適切な保険に加入していないと大きなリスクを背負うことになるでしょう。

軽貨物車をリースした人の実際の声

ここで、実際に軽貨物車をリースしたドライバーの声を紹介します。

https://twitter.com/delibabajapan/status/1848029991164072277
https://twitter.com/ltd_break/status/1816053391262638366
https://twitter.com/SkyArrow123456/status/1849745554009727442

リースで納車された軽貨物車両に関して、車両の状態が悪いと指摘する声が多くみられます。

また、リース料金についても、「月額35,000円以上は高すぎる」との不満が上がっており、こうした料金設定の運送会社が少なくないようです。運送会社側がほかの悪質な運送会社に苦言している声もみられます。

さらに、車両の所有者がリース会社であるため、自動車保険の等級がリース会社に適用され、結果的に保険料が高くなるケースも報告されています。

これにより、軽貨物ドライバーが想定外のコストを負担せざるを得ない状況も問題視されています。

一方で、軽貨物車のリースにはメリットも

ここまで、リースのデメリットや懸念点について紹介しましたが、軽貨物車のリースは、購入やレンタルにはない特有のメリットがあります。

ここでは、主な3つの利点を解説します。

初期費用を抑えられる

リースの最大のメリットは、購入と比べて初期費用が大幅に抑えられる点です。

車両を購入する場合、数十万円から数百万円の初期投資が必要で、頭金やローンが求められます。

一方、リースでは通常、頭金が不要で、月々のリース料を支払うだけで利用できます。

そのため、まとまった資金を準備する必要がなく、リースを活用すれば手軽に軽貨物の仕事を始められます。

メンテナンスの手間が省ける

リース契約によっては、メンテナンスや車検の対応がリース会社でやってくれるケースも多く、その場合これらの手続きを自分で行う必要がありません。

そのため、車両維持にかかる時間や手間を削減できるのが特徴です。

また、車を所有している場合にかかる突発的な修理費用などの予想外の出費を避けられる点もメリットです。

経費計上が簡単にできる

個人事業主が軽貨物車をリースする場合、リース料は全額経費として計上でき、車両購入時の減価償却手続きは必要ありません

定額法や定率法といった複雑な会計処理を避けられるため、経理や資金管理が簡単になります。

軽貨物車のリース契約をするときに確認したいポイント

ここでは、軽貨物車のリース契約を結ぶ際に確認したいポイントを解説します。これらを押さえておけば、先に紹介したマイナス面のうち、いくつかは解消できるでしょう。

総支払額

軽貨物車のリース契約では、総支払額を事前に確認することが大切です。

総支払額には月額料金に契約期間を掛けた金額に加えて、残価や手数料が含まれる場合があります。

また、契約内容によってはメンテナンス費用や保険料がリース料に含まれることもあります。

ただし、契約期間が長くなるほど月額料金は安くなる一方で、総支払額が新車購入の費用を超える可能性がある点に注意が必要です。

軽貨物事業を長期間、例えば5年以上続ける自信がある場合は、新車を購入したほうが結果的にコストを抑えられるケースもあります。

このように、リース契約を選ぶ際は総支払額と長期的な計画をしっかり検討しましょう。

走行距離制限の有無

軽貨物車のリース契約を検討する際は、走行距離制限の有無を確認しましょう。

多くのリース契約では、車両の価値を保つため、年間あるいは月間の走行距離制限が設けられています。

配送業務で長距離走行が多い場合、この制限を超えると追加料金が発生する可能性があります。

契約前に予想される走行距離を見積もり、契約内容の走行距離制限と照らし合わせることが重要です。

特に月間走行距離制限がある場合は、長距離配送が多いとすぐに制限を超えてしまい、想定外の出費につながるおそれがあります。

契約に支障をきたさないためにも、事前の確認を徹底しましょう。

契約期間と途中解約の条件

リース契約では、原則途中解約ができません。

仕事の状況が変わった場合に備えて、契約期間や解約条件を事前に確認しておくことが重要です。

もし途中解約が可能な場合でも、違約金や解約手数料が発生することが一般的です。

そのため、契約書に記載された条件をしっかり理解し、万が一の変更に備えておくことが大切です。

リースあり!軽貨物ドライバー向けの優良求人はハコボウズで見つかる◎

軽貨物車のリース契約は、運送会社経由で行われることが一般的です。

ただし、相場を大きく上回るリース料や厳しい解約条件が設定される場合もあります。

そのため、契約前に総支払額、走行距離制限の有無、契約期間や途中解約の条件(違約金や手数料など)をしっかり確認することが重要です。

また、口コミにもあったように相場より高いリース料をドライバーから徴収している悪質な運送会社も存在します。事前に相場観をもっていれば、契約のタイミングでおかしな点に気づけます。加えて、案件を探す際は信頼できるサイトを利用するのがおすすめです。

軽貨物専門求人サイト「ハコボウズ」はドライバーが損をしない、クリアなサービス運営を行っています。

企業に直接相談できるチャット機能や、企業とのトラブルが発生した場合は運営が仲介してくれるサービスなど、軽貨物の仕事を安心して始められるサポート体制が整っています。

これから軽貨物ドライバーとして仕事を始めようと考えている方は、ぜひ「ハコボウズ」をチェックしてみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次