ハコボウズで軽貨物求人を見てみる!→CLICK!

メール便の配達は「きつい」?仕事内容や単価に関する理由5選

メール便の配達は「きつい」と聞くと、今後仕事を始めようと検討している方は不安ですよね。

メール便の配達がきついといわれるのは、報酬が低めで不安定である点や自転車で配達する際の体への負担などが理由です。

この記事では、メール便配達の具体的な仕事内容や単価の実情について紐解きながら、「きつい」といわれる理由を解説します。

目次

そもそも、メール便の配達とはどんな仕事?

メール便とは、運輸会社などが依頼主から預かった薄型で小型の荷物を受取人宅のポストや郵便受けに配送するサービスです。

配達する荷物の具体例は雑誌やカタログ、パンフレットなどの印刷物のほかCDやDVDなどです。

代表的なメール便にはヤマト運輸「クロネコゆうメール」、日本郵便「ゆうメール」、佐川急便「飛脚メール便」などがあります。

配達には狭い道や住宅街でも配達しやすいよう、自転車やバイクが使われることがほとんどです。

多くのメール便配達は業務委託で契約

メール便配達の雇用形態は、業務委託が主流です。

業務委託とは、企業または個人が他者に特定の業務を依頼・委託し成果物に対し報酬を支払う契約形態です。

雇用契約は結ばないため、正社員とは異なります。配達員は個人事業主となり配達件数に応じた完全出来高制で報酬が支払われるのが一般的です。

主にヤマト運輸や日本郵便、佐川急便などから委託されるほか、大手旅行会社や通販カタログ会社から直接依頼を受けるケースもあります。

【口コミ】メール便配達が「きつい」という実際の声

では、実際にメール便配達の仕事をしている人はどのようなことをきついと思っているのでしょうか。

ここでは、メール便配達に従事している方の「きつい」と感じている声を紹介します。

配達する冊数は日によって大きく変動し、負担が想像以上に重くなる場合があります。年末など配達が増える時期もあるようです。

自社のパンフレットを「簡単そうだ」と思って配達した方も、実際の業務の大変さに直面しています。「1時間で数通しか配達できなかった」という声もあり、限られた時間内で効率良く配達を完了させるのは難しいようです。

また、始める前のイメージと現実にギャップを感じる方も多く、なかにはわずか1カ月ほどで辞めたいと感じる人もいます。

メール便配達が「きつい」といわれる理由1)低単価で収入が不安定

メール便配達は、単価が1冊あたり15円〜20円前後と低めに設定されており、実質的に最低賃金を下回ることもあります。1時間で10冊配達しても、200円ほどにしかなりません。

求人の募集要項には「月給20,000〜50,000円」と記載されているケースもあります。

しかし1冊の配達にかかる時間を考慮すると、労力に見合わない収入となる場合があるでしょう。

さらに、毎日安定した一定の冊数を配達できるわけではない点もきついといわれる理由です。

配達件数が少ない時期には収入が大幅に減少するおそれもあるため、安定した稼ぎを得るのが難しい仕事といえます。

参考:ヤマトDM配達は時給換算「400円」、実質で最低賃金を下回り不満噴出|ダイヤモンド・オンライン

メール便配達が「きつい」といわれる理由2)自転車での配達がきつい

メール便は自転車を利用した配達が一般的です。

業務を始めたばかりの頃は、自転車の中でも馴染みのあるママチャリで配達を始める方も多くいます。

しかし、ママチャリのようなギアが少ない自転車では坂道を漕ぐのはきつく、体力的に厳しいと感じることが多いでしょう。

また、配達時は自転車の前後に設置されたカゴに大量のメール便を積みます。メール便の重量が、自転車を漕ぐ際の大きな負担にもなるのです。

メール便配達が「きつい」といわれる理由3)配達道具の準備や維持に費用がかかる

メール便の配達を始めるのであれば、メール便を入れる大きなバッグは必要でしょう。

また、自転車で配達したい場合、持っていない方はまず自転車を購入しなくてはなりません。

バイクでの配達が可能な場合でも、ガソリン代は自己負担となることがほとんどです。

配達に必要な道具は基本的に会社からは支給されないため、自分で準備しなければなりません。

さらに、カゴに重い配達物を積むことで自転車のパンクが頻繁に起こることもあります。

メール便配達の仕事では初期費用だけでなく修理や道具の買い替えなど、継続的な費用も発生する点が配達員の負担となっています。

メール便配達が「きつい」といわれる理由4)天候に関係なく配達しなければならない

天候による負担もきついといわれる理由です。メール便は雨や雪など天候に関係なく配達しなければなりません

雨の日は雨具の着用に加え、出発前に配達物を1つずつビニール袋に入れる手間が増えます。

また、風が強い日は自転車が倒れるおそれがあり、配達物だけでなく周囲に注意を払わなければならないため、さらに負担が増すでしょう。

メール便配達が「きつい」といわれる理由5)配達先の事前確認に手間がかかる

配達先の事前確認に手間がかかる点もメール便配達がきついといわれる理由です。

一般的な荷物の配達では、専用端末やアプリでバーコードを読み取ると自動で配達ルートが表示されます。事前確認の必要もほとんどなく、スムーズに配達が可能です。

しかし、メール便配達の場合そのようなサポートツールはほとんどありません。配達員自身が地図を使って配達先を確認する必要があります。

ゼンリン地図のコピーを会社で用意してもらったり、インターネット地図を活用したりしても、事前の確認作業にかかる手間は避けられません。

地図を読むのが苦手な方は、道に迷って配達に時間を要するおそれもあります。

メール便配達のきつさを軽くするコツ

メール便配達が「きつい」と感じる理由は、人それぞれ異なります。きついと感じると、メール便配達そのものが負担になるでしょう。

しかし、メール便配達のきつさを軽くするにはコツがあります。少しでもきつさが軽減できると、報酬アップやメール便配達の仕事の継続にもつながると期待できるでしょう。

ここでは、具体的な3つの方法を紹介します。

電動自転車や道具を活用して負担を軽減する

まずは、メール便配達に使用する道具の活用で負担を軽減していきましょう。

おすすめするのは電動自転車の購入です。電動アシスト付き自転車なら坂道でも漕ぐのが楽になり、長時間の配達でも体への負担が軽減されます。

体の負担が軽減できれば、長く仕事を続けることも可能です。

なかには、安定的な収入を見込めると判断した段階で、電動自転車を購入して仕事を続けやすくする方もいます。高価ですが、先行投資になるといえるでしょう。

また、効率良く配達を進めるためには、前後に取り付けるカゴなど便利なアイテムを装備することも重要です。ドリンクホルダーを装着しておけば、水分補給も手軽に行えます。

さまざまな道具を活用することで、取り扱える荷物の量が増え、配達をスムーズに進めやすくなるでしょう。

メール便を配達ルート順に組んでおく

メール便の配達を効率的に行うためには、事前に配達ルート順にメール便を整理しておくことが重要です。

配達前に当日のメール便をすべて確認し、カゴの中にルート順に並べてセットしておくことで、配達先ごとにスムーズに取り出せます。

特に、自転車での配達では入り組んだ路地でも配達が可能なので、ルートの組み方次第で無駄な移動を減らせます。

配達先の情報を共有する

メール便配達では、所属会社のドライバーや事務員と配達先の情報を共有すると負担が減らせます。

配達先の情報共有の例は、以下のような状況です。

  • ポストのないA宅のメール便は玄関にかけておく
  • 表札のないB宅は〇〇さん
  • 母屋は祖母宅なので、C宅宛てのメール便は離れに配達する

配達先の情報を共有することで、慌てたり、戸惑ったりすることもなくなるでしょう。

配達ミスを防げるだけでなくスムーズに業務を遂行できます。

特に、メール便は対面で配達できないため、誤配をするとトラブルの原因になりかねません。

誤配を避けるためには、一般的な荷物よりも細かな注意が必要になります。

メール便配達が向いている人の特徴は?

メール便配達を「きつい」と感じる人がいる一方で、良さやメリットを感じている人もいます。

メール便配達が向いているのは、以下の特徴を持つ人です。

  • 運動不足解消を目的にできる
  • 過酷な天候に耐えられる体力がある
  • 収入に対するプレッシャーが少ない
  • 地図を使うのが苦にならない
  • 地域の人と交流することを楽しめる

業務で体を使うメール便配達は、日頃の運動不足を解消したい方に適しています。配達手段が徒歩でも自転車でも、体を動かしながら収入を得られるのが魅力です。

また、過酷な天候に耐えられる体力がある人もメール便配達が向いています。メール便配達は、猛暑や極寒、大雨など、どのような天候でも配達を続ける必要があるためです。

さらに、収入に対するプレッシャーが少ない人にも向いています。

メール便配達の収入は、その日の配達量に応じて変動するため毎月の報酬収入が一定ではありませんそのため、収入に対して厳しい目標を設定せず、余裕をもって取り組める人が向いているのです。多少の変動があってもストレスを感じにくく長く続けやすいでしょう。

参考:メール便に関するニュース(ヤマト運輸のメール便事業の混乱と従業員リストラの背景)

メール便配達に関してヤマト運輸のメール便事業についてのニュースを見聞きした方も多いでしょう。

2024年1月末、ヤマト運輸はメール便やネコポスなどの小型荷物を担当していた個人事業主「クロネコメイト」や、仕分け作業を行っていたパート社員を含む約3万人をリストラしました。

リストラには何十年も勤務してきた従業員も対象となっていたため、突然の契約終了に対して撤回を求める抗議が報道されるなど、ヤマト運輸の対応は従業員に対して十分に配慮されたものではありませんでした。

ヤマト運輸の大規模リストラの背景には、日本郵便への小型荷物の配達業務の移管があります。日本郵便がヤマト運輸のメール便を担うことになったのです。

しかし、約1年後の2024年12月23日、日本郵便はヤマト運輸を提訴しました。提訴の理由は、ヤマト運輸が2025年1月からネコポスに代わるクロネコゆうパケットの日本郵便への運送委託を一方的に停止すると通知したためです。

ヤマト運輸はすでにメール便の配達員を大量にリストラしています。現在配達を担当できるのは自社ドライバーや委託ドライバーだけです。一般の荷物やクール便の多さを考えれば、人手不足になるのは十分予測できますし、時間外労働規制の影響もあるでしょう。

日本郵便に移管したはずのメールやネコポスがヤマト運輸に戻ってきたとしても対応しきれる状況ではないという現場から声が挙がっています。

このように、ヤマト運輸の一連の対応は、現場の混乱を招いている状況が続いています。

参考:
ヤマト運輸 “個人事業主らとの契約終了撤回を” 従業員の訴えに会社側は|NHK首都圏ナビ
日本郵便「クロネコゆうパケットの全国展開は実施が困難に」。ヤマト運輸を提訴、120億円の損害賠償請求|Yahoo!ニュース
日本郵便「クロネコゆうパケット」来月にも受託停止へ、ヤマトと決裂|朝日新聞デジタル

配達の仕事なら、安定して稼げる軽貨物ドライバーもおすすめ◎

メール便の配達は、小型で薄型の荷物を自転車やバイクでポストに投函する配送サービスです。

しかし、低単価で収入が不安定で、配達道具の準備や維持費用の自己負担、天候に関係なく配達が必要など想像以上にきついと感じることがあります。

また、デジタル化やSDGsの普及により、メール便を出す企業は減少傾向であるため収入の安定性が低くなっているのも現状です。

こうした状況を踏まえると、同じ配達の仕事でも、より安定して稼げるかつ業界の需要が高まっている軽貨物ドライバーのほうがおすすめです。

軽貨物ドライバーの求人を探すなら、軽貨物専門求人サイト「ハコボウズ」を利用してみるのはいかがでしょうか

豊富な案件から勤務地や報酬など細かい条件で仕事を探せるので、初心者でも安心して理想の仕事が見つかるはずです。

配達系の仕事に興味がある方は、「ハコボウズ」をぜひチェックして、自分に合った仕事を探してみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次