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生協ドライバーの離職率は高い?低い?辞めた理由も紹介

生協ドライバーは、安定した給与や福利厚生が魅力の職業です。

これから生協ドライバーに挑戦しようとしている方の中には、離職率や実際の職場環境について気になる方も多いのではないでしょうか。

一般的な宅配ドライバーと比較して離職率が高いのか低いのか、ドライバーたちがどのような理由で辞めているのかは、転職を検討する際の重要なポイントです。

この記事では、生協ドライバーの離職率についてデータをもとに解説し、辞めた理由についても詳しく紹介します。生協ドライバーへ転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

そもそも生協(コープ)ドライバーとは

生協ドライバーは、一般的な宅配ドライバーとは異なり、毎週決められた曜日に組合員宅へ生協の商品を届けるルート配送を行います。

配達する商品は、食品や飲料、日用品、お弁当など、生活に必要なものを幅広く扱います。各生協により異なりますが、取り扱う商品数は2,000~4,000種類と多岐にわたります。

生協ドライバーの仕事内容

生協ドライバーは、一般的な宅配ドライバーと異なり、配達業務に加えて「営業活動」も行う点が特徴です。

ここからは具体的な仕事内容を紹介します。

商品配達

生協ドライバーの主な業務は、組合員宅への商品配達です。各コースの組合員宅へ、冷蔵・冷凍食品や日用品などの品物を、時間どおりに届けます。配達先は曜日ごとに決まっており、固定ルートで配送します。不在宅には、保冷剤や雨除けカバーを使い、軒先に置き配で納品します。

事務作業

生協ドライバーは帰社後、組合員から受け取った注文書と業務日報をまとめ、営業所へ提出します。組合員からの注文商品の支払いは、金融機関口座からの引き落としまたはクレジットカード決済で行われるため、代引きの入金はありません。

※2024年10月現在、パルシステムの場合は、クレジット払い、口座振替のどちらからか選べます。ウイークリーコープまたはデイリーコープを利用している場合は、クレジット払いは不可で、口座振替になります。おうちコープ、コープ自然派、生活クラブ、グリーンコープも口座振替のみです。

おすすめ商品の販売

生協では毎月新商品がおすすめ商品として販売されます。季節ごとのおすすめ商品なども力を入れており、生協ドライバーは組合員におすすめの商品を案内します。

生協ごとに異なりますが、ドライバー自らおすすめ商品をまとめた新聞を組合員に配るなど積極的に販売活動を行います。

新規組合員の加入勧誘

生協ドライバーは、新規組合員の勧誘も行います。

生協事業は組合員の出資金で成り立っており、新規組合員の勧誘に力を入れています。ドライバーは、配達業務中に組合員に声がけをし、家族や友人の紹介を促す必要があります。

特に、生協を利用する機会が多い高齢者や共働きの家庭などに対して、加入の案内を行うのが一般的です。

共済保険加入の勧誘

生協では、共済保険商品も提供しており、ドライバーは共済保険への加入を勧誘する役割も担います。ドライバーは配達時に組合員に共済の説明を行い、加入の際の契約手続きは共済担当の社員が行います。

生協ドライバーは2種類

生協ドライバーといっても、雇用形態には2種類あります。1つは「生協直属の宅配ドライバー」、もう1つは「委託会社の宅配ドライバー」です。

どちらも生協の商品を配達する役割を担っていますが、雇用元や業務内容に違いがあります。ここでは、それぞれの違いについて詳しく説明します。

正社員ドライバー

雇用元雇用形態業務内容報酬体系
・生協直属
・各都道府県の生協の直雇用
・契約社員、アルバイトからスタート
・一般的に半年から1年後に社員として登用される
・通常の商品配送業務に加え、組合員の勧誘などの営業活動を行う・月給制
正社員の雇用形態と業務内容に関する詳細

多くの場合、契約社員またはアルバイトとして始まり、約1年で正社員(総合職)へ登用されます。正社員登用後は、営業職への配属など、ドライバー以外のキャリアも選ぶことができます。

委託ドライバー

雇用元雇用形態業務内容報酬体系
・生協から業務委託された企業
・民間の運送会社
・業務委託契約・直雇用の正社員ドライバーと変わらないが、各企業で勧誘などの営業範囲は異なる・月給制、日給制、歩合制など企業により異なる
委託ドライバーの雇用形態と業務内容に関する詳細

委託ドライバーは、生協から業務委託を受けた企業と契約します。雇用元の運送会社と業務委託契約を交わし、個人事業主として配達をします。

組合員への営業活動については、生協直属ドライバーと委託ドライバーの両方が行う場合が多くみられます。ただし、各委託会社によって対応は異なり、共済への勧誘を行わない企業もあります。

主に直雇用では月給制を採用しており、委託ドライバーでは月給制・日給制・歩合制と企業ごとに異なります。

生協ドライバーの離職率

ここからは、生協ドライバーの離職率について解説します。

生協から公式に発表された全体のデータはないので、各都道府県の生協のデータに基づいてお伝えします。

生協ドライバーの離職率は10%から14%

いばらきコープとコープながのが公表しているデータをもとに算出します。

離職率の算出方法は以下のとおりです。

新卒離職者数 ÷ 新卒採用者数(いずれも2022~2024年度実績に基づく)

対象となる母数は少ないのであくまで参考ですが、いばらきコープでは、2022年から2024年にかけての離職率は約14%、コープながのでは約10%となっています。

もちろん、生協ごとに実際の離職率にはばらつきがあると考えられます。また、あくまで新卒で入社した正社員のみを対象としているので、委託ドライバーの離職率に関しては別です。

出典:
新卒採用:制度・福利厚生・就労条件|採用情報|いばらきコープ
新卒採用:制度・福利厚生・就労条件|採用情報|コープながの

一般的な宅配ドライバーの離職率

2024年10月現在、宅配ドライバーに限定した正確な離職率のデータはありませんが、厚労省が令和4年に発表しているデータによると、平成31年3月卒で運輸業・郵便業に入職した就職者のうち、3年以内の離職率は高卒で32.7%、大卒で25.5%となっています。

ただし、このデータにはトラックドライバーや郵便配達員など、運輸業・郵便業に携わるすべての職種も対象となっているため、一概に宅配ドライバーの離職率の平均とは明言できません。

とはいえ、新卒入社で3年以内の離職率という点でみると、生協ドライバーの離職率10〜14%というのは比較的低い傾向であることがわかります。

出典:新規学卒就職者の離職状況(平成 31 年3月卒業者)を公表します|厚生労働省

生協ドライバーの離職率が高くない理由

限定された条件でのデータではありますが、生協ドライバーの離職率は、運輸業・郵便業の中では、高くなさそうです。

その理由としていくつかの要因が挙げられます。

ここからは生協ドライバーの離職率がさほど高くない理由について仮説も含めながら解説します。

1)正社員ドライバーとして高水準の給与

ハローワークが公表している、令和5年度における宅配ドライバーの求人賃金は、月額22.6万円です。

一方、生協ドライバーの平均基本給は、求人サイトIndeedによると月額253,746円であり、一般的な宅配ドライバーよりも高水準であるといえます。

さらに、多くの生協では年2回の賞与が支給され、給与に加えて安定した収入が期待できます。この賞与制度も、宅配ドライバーと比較しても経済的な安定につながり、離職率の低さに影響していると考えられます。

出典:
宅配便配達員‐職業詳細|job tag
日本でのコープドライバーの給与|Indeed

2)土日の休みが固定されている

生協の求人では、休日の項目に多くの企業で土日休みと記載されています。一部の企業では、土日に加え祝日も休日として設定されている場合があります。

一般的に、宅配ドライバーはシフト制の休みであることが多いですが、土日が確実に休める点は魅力的です。実際に週休2日制を魅力に挙げる現役ドライバーも多く、これが勤続年数の長さにもつながっていると考えられます。

週休2日制を魅力に感じているドライバーから、「生協ドライバーが楽しい」という声があがるのはこういった理由があるのではないでしょうか。

出典:30代・男性。生協(コープ)ドライバー「運転以上に人が好き!」|株式会社流通サービス

3)手厚い福利厚生制度がある

充実した福利厚生を受けられることも、生協社員の離職率低下に寄与する要因の1つです。コープみらいでは、社員の教育制度の充実度や、出産休暇・介護休職など、幅広い福利厚生が整備されており、どの世代の社員にとっても働きやすい環境が整えられています。

コープみらいに限らず、多くの生協が充実した福利厚生を提供しており、それが社員の高い評価を得ている要因の1つだといえるでしょう。

このようなメリットが、社員にとって働きやすい環境を作り、結果的に離職率の低下につながっていると考えられます。

出典:【公式】コープみらい 店舗・宅配事業 正規職員 求人情報|コープみらい

生協ドライバーはそもそも受かりにくい?

一部ですが「コープの面接に落ちた」といった声も聞かれます。

生協ドライバーは顧客対応力やサービススキルが求められるため、一般的な配送ドライバーよりも選考基準が高めです。運転技術に加え、地域に密着したサービスでは組合員とのコミュニケーション能力が重視されます。

前述のとおり、福利厚生の充実を理由に応募者が多く、適性のあるドライバーが選考基準をクリアし長く勤続する傾向があるものと考えられます。

生協ドライバーを辞めた人の退職理由は?

実際に生協ドライバーの退職理由は、どのようなものなのでしょうか。

各種口コミサイトで多くみられた退職理由を紹介します。

体力がないときつい

生協ドライバーの業務は、一般的な宅配ドライバーに比べて体力を必要とする面が多く、ハードであるといえます。もちろん担当するコースによって異なりますが、築年数の古い団地が多いエリアでは、重い荷物を持って階段を上がらなければなりません。

生協の配達の特徴として、各組合員の生活用品をまとめて配達するため、1軒の荷物は重くなります。腰を痛めて、配送の仕事を続けられなくなるドライバーも多いのが現実です。

出典:生協のドライバーって結構大変ですか?|Yahoo!知恵袋

営業のノルマがきつい

ハードな配達業務に加え、前述した営業活動における目標ノルマがプレッシャーとなり、退職するドライバーも一定数存在します。おすすめ商品の販売や共済保険への勧誘、新規組合員の勧誘など、毎月の目標達成に追われる生活をストレスに感じるケースもみられます。

出典:生協の配達員にノルマはありますか。|Yahoo!知恵袋

対人関係のストレスがつらい

上記の退職理由にも関係しますが、生協ドライバーの仕事内容には、組合員とのコミュニケーションが必要となる場面が多く、セールスドライバーとして営業ノルマも達成しなければなりません。一般的な宅配ドライバーをイメージして転職し、このギャップを感じて退職に至ることも少なくないでしょう。

出典:生協の宅配の仕事。|Yahoo!知恵袋

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生協ドライバーは、安定した給与と充実した福利厚生を受けられる魅力的な職業です。

一方で、高いコミュニケーション能力が求められるため、人と長く話したり、何かを売り込んだりするのが苦手という人は、苦しさを感じる可能性が高いでしょう。

軽貨物に限らず、仕事を長く続けるには自分との相性が重要です。

軽貨物の転職を考える際には、できるだけ多くの軽貨物求人を確認し、比較検討するのがよいでしょう。

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