アマゾンフレックスを始めるにあたって、気になることのひとつが服装の問題です。
アマゾンフレックスの公式サイトでは配達中の服装について触れられているものの、具体的にどういった服装をしたらよいのか言及されているわけではありません。
そのため、アマゾンフレックスを検討している人の中には、配達中の服装について疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、アマゾンフレックスで配達する際の服装選びのポイントや、控えたほうがよい服装、季節ごとのおすすめの服装について解説します。
アマゾンフレックスの服装は自由？私服でOK？
アマゾンフレックスの配達員に制服はなく、服装の決まりはとくにありません。
服装に決まりがないのは、アマゾンフレックスの配達員は個人事業主であり、アマゾンから雇用されているわけではないからです。
そのため、基本的に配達は私服で行いますが、なんでもよいというわけではなく、個人事業主として適切な判断をする必要があります。
現に、アマゾンフレックス公式サイト内の「アマゾンフレックスに関するよくある質問」では、以下のように回答されています。
『Amazon Flex (Amazon フレックス)での配達時の服装は、個人事業主として、自由に選ぶことができますので、Amazonから個別具体的に指定することはありません。ただし、Amazonのお客様の前では、プロフェッショナルとして相応しい服装と振る舞いが求められますので、個人事業主として自ら適切なご判断をお願いします。』
アマゾンフレックスでは置き配が多いですが、対面で配達することもあるため、清潔感や接客にふさわしい装いが求められます。
さらに動きやすさや季節など、さまざまなポイントを考慮して服装を選ぶ必要があるでしょう。
アマゾンフレックスでの服装を考える際のポイント
アマゾンフレックスで配達員をする際は、どのようなポイントに気をつけて服装を選べばよいのでしょうか。
ここでは、アマゾンフレックスでの服装を考える際のポイントについて解説します。
動きやすさ
アマゾンフレックスでの服装を考えるうえで重要なポイントは動きやすさです。
動きを制限されるような服装では、配達ペースが落ちてしまいます。
どれだけ見た目が整っていて気候に合っていても、腕を上げられなかったり走りにくかったりなど、動きに支障が生じるようであれば配達に向いているとはいえません。
配達中は階段を駆け上がったり、車両から配達先まで走ったりすることも少なくありません。
そのため、動きやすさを重視して服装を選ぶ必要があります。
清潔感
清潔感も重要なポイントです。
動きやすく配達に適した服装でも、清潔感が感じられない場合は、顧客から見て良い印象を持たれず、ひどいとクレームにつながることもあります。
Tシャツでも構いませんが、上は襟のついたシャツが望ましいでしょう。なかでもポロシャツは通気性が良く、夏でも快適に着られ、きちんとして見えるためおすすめです。
Tシャツであれば、文字や柄が入っているものよりは無地のほうがよいでしょう。
また、下はモノトーンのズボンなど、できるだけ派手すぎないもので、なおかつ履き慣れたものがよいでしょう。
ジーパンが履き慣れているならジーパンでも構いませんが、ダメージジーンズや装飾のついたものはあまりおすすめできません。
季節や天候
外を走り回る仕事である以上、季節や天候に大きく影響されるのが配達員の仕事です。
そのため、季節や天候に合わせて服装を考える必要があります。
寒さや暑さへの対策はもちろん、急な雨にも対応できるよう、レインコートや長靴などは常に車両に積んでおくとよいでしょう。
季節別の服装については後述します。
アマゾンフレックスの配達で控えたほうがよい服装
アマゾンフレックスで配達する際に大切なことは、顧客からの印象です。
いくら服装が自由とはいえ、アマゾンフレックスのブランドイメージを損なうような服装やアイテムを身に着けることは控える必要があります。
ここでは、アマゾンフレックスの配達で控えたほうがよい服装を紹介します。
破れている・色褪せている服
破れているような服や色褪せている服は控えたほうがよいでしょう。
清潔感がなく、顧客に良い印象も持たれないためです。
毎日長時間外で仕事をしていると、Tシャツやズボンなど、仕事着として使用している服はすぐに悪くなります。また、洗濯を繰り返せば色も徐々に褪せていきます。
しかし、だからといって破れた状態のものや色褪せた状態のものをそのまま着続けないようにしましょう。
生地が傷んできた、色が褪せてきたなと思ったらすぐに新しいものに買い替えてくださいね。
派手な服や奇抜な服
派手な服や奇抜な服も避けたほうがよいでしょう。
身だしなみや清潔感は必要ですが、配達におしゃれは不要です。服装を選ぶ際は、接客にふさわしいかどうかを考えて選ぶようにしましょう。
また、アクセサリーは極力つけないようにし、化粧やネイルも派手にならないようにしましょう。
きちんとした接客をしていても、見た目ひとつでクレームになってしまう可能性があります。クレームにつながりそうなことは、自分で事前につぶしておく必要があります。
肌の露出が多い服
肌の露出が多い服も配達には向きません。
例えば、暑い時期であってもタンクトップやノースリーブのシャツといった服装はおすすめできません。
顧客に悪い印象を与えるだけでなく安全面においてもふさわしくないため、きちんと袖のある服を選びましょう。
また、下はスカートではなくズボンを穿きましょう。ズボンでも、ワイドパンツやサルエルパンツのようなタイプは配達には向きません。
サンダル履き
ステーション内でのサンダル履きはNGです。
配達前に履き替えるつもりでも、サンダルを履いてステーションにいくと注意を受けます。
見た目の問題だけでなく、荷物を足の上に落としたりなどの危険性もあるため、ステーションでの作業中もきちんと靴を履く必要があります。
季節別！アマゾンフレックスの服装
アマゾンフレックスにかぎらず、配達員は主に外で仕事をするため「配達に適した服装」は季節に左右されます。
そのため、その季節ごとに合わせた服装を選ぶことが重要です。
ここでは、アマゾンフレックスの服装を季節別に紹介します。なお、わざわざ購入しなくても、すでに所有しているものがあり状態に問題がなければそのまま使用しても問題ありません。
春・秋
春・秋は気温が高すぎることも低すぎることもなく比較的過ごしやすい時期であるため、動きやすいズボンにTシャツやポロシャツを合わせ、着脱が可能な薄手のパーカーなどを1着車両に積んでおくとよいでしょう。
そのほかはとくに気を遣う必要はありませんが、春は花粉症シーズンであるため、花粉症の人は花粉症対策が必要です。
普段はあまり症状が出ない人でも、一日中外を走り回るため思った以上に花粉を吸い込んでしまいます。
靴は、長時間履いても疲れにくいランニングシューズがおすすめです。
夏
夏はとにかく汗をたくさんかくため、冷感機能のあるインナーを身に着け、その上にTシャツやポロシャツを着るとよいでしょう。
下はハーフパンツなど丈の短いズボンでもよいですが、素足を出すと印象がよくないため、丈の短いズボンを穿きたい場合は、中にランニングタイツを履いたほうが無難です。
ランニングタイツにも夏用のクールタイプがあるため、そういったものを選べば露出は少なくても快適に過ごせます。
また、配達中よりも、ステーションでの積み込み作業のときのほうが長時間熱気にさらされます。
そのため、汗をかきやすい人は着替えをワンセット用意しておき、積み込みが終了したタイミングで着替えるのもおすすめです。
出庫前に汗だくになってしまった場合、そのままの状態で出庫すると車内のエアコンで体が冷やされ、体調を崩してしまうおそれがあります。
冬
冬場でも、配達中は体が温まってくればそれほど寒さが気にならなくなりますが、朝の積み込みの際はかなり冷えます。
地域によっては氷点下の冷え込みの中、手足の感覚がない状態で積み込みを行わなければならないときもあります。
そのため、朝の積み込み用に防寒具を1着用意しておいたほうがよいでしょう。出庫前に脱ぎ、配達中はもう少し薄手のものに着替えます。そして薄手の上着でも暑くなれば脱いで配達します。
シンプルなダウンジャケットを車両に積んでおくのもひとつです。インナーは、保温効果のあるものを着込んでおくとよいでしょう。
アマゾンフレックスの緑ベストや青ベストの意味は？
アマゾンフレックスのステーションには、緑色のベストを着たスタッフが常駐しています。
緑ベストのスタッフは「アマゾンフレックス・プロ」と呼ばれ、ステーションにスタッフとして勤務しています。
プロドライバーというポジションではありますが、配達はあまり行わずほかのドライバーの管理が主な仕事です。
アプリの操作方法や配達に関する不明点は、アマゾンフレックス・プロに聞けば教えてもらえるため、未経験の人でも安心してアマゾンフレックスデビューができるでしょう。
なお、アマゾンフレックス・プロは、もともとアマゾンフレックスで一般の配達員をしていた人たちです。
つまり条件を満たせば、どの配達員にもアマゾンフレックス・プロになるチャンスがあるということです。
条件は公表されていませんが、週5回程度の出勤や一定レベルの配送品質、コミュニケーションスキルが必要だといわれています。
一方、青ベストは以前アマゾンから配布されていた配達員専用のベストのことで、アマゾンフレックスの配達員がユニフォームとして着用していましたが、現在は配布されていません。
軽貨物初心者は委託ドライバーから始めるのがおすすめ◎
アマゾンフレックスでは服装に関する決まりがないため、基本的には自由です。
しかし、清潔感や顧客からどう見えるかなどの配慮は必要です。
また、アマゾンフレックスは未経験からでもスタートできますが、研修制度が用意されていないため、服装も含めてすべて自分ひとりで試行錯誤していく必要があります。
はじめはしっかり研修を受け、配達に関する基本的なことを学びたいという人は、アマゾンフレックスからではなく委託ドライバーから始めるのがおすすめです。
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無料で登録できるため、一度登録して希望条件に合った案件がないか探してみてはいかがでしょうか。