
軽貨物ドライバーは稼げる?収入や手取り、食えない人の特徴を紹介
軽貨物ドライバーの仕事は、車と運転免許証があれば誰でも始められます。ですが、稼げる軽貨物ドライバーになるためには努力が必要です。
仕事面の努力はもちろん、どのような意識持つべきかも稼いでいくためには必要になるでしょう。
今回は、稼げる軽貨物ドライバーになるために必要な意識について紹介していきます。
軽貨物ドライバーは稼げる?平均の収入について
軽貨物ドライバーといっても、「会社に雇用される社員」と「個人事業主」だと平均収入は異なります。
ここでは、「会社に雇用される社員」と「個人事業主」の2つにわけて、それぞれの収入について確認していきます。
軽貨物ドライバーの平均月収
運送会社に雇用される正社員の場合は、月収およそ30〜50万円が相場とされています。月の残業時間なども加味されます。
一方、個人事業主の軽貨物ドライバーで、主にEC商品の委託を受けている場合は、1日の売り上げがおよそ10,000円~14,000円が相場です。稼働日数にあわせて計算すると以下のようになります。
- 14,000円/1日で、20日間稼働した場合は、月収28万円
- 14,000円/1日で、25日間稼働した場合は、月収35万円
一例ではありますが、EC商品の委託を受けているフリーランスの場合は、月収およそ28〜35万円が相場といえるでしょう。
ただしフリーランスで活動する個人事業主は、どれだけの数をこなすかや、案件の種類によって、月収にも差が出ます。なかには、月収50万円や100万円を稼ぐ軽貨物ドライバーも存在するのです。
また、都市や地方などどこを拠点にするかや、繁忙期と閑散期などさまざまな要因から月収は上下します。
軽貨物ドライバーの手取りは?
雇用されている軽貨物ドライバーは、社会保険や所得税などが引かれた金額が手取り額となります。たとえば、月収30万円の場合だと、社会保険などが引かれたおよそ24万円が手元に残る計算です。
一方、個人事業主の軽貨物ドライバーの場合は、稼いだ売上がそのまま自分の手元に残るわけではありません。
雇用される社員と違って、ガソリン代や駐車場代などの経費以外にも、住民税などの税金を支払う必要があります。
また業務委託元の会社から支払われる際は「仲介手数料」も引かれます。手数料の相場は15~20%で、一般的に大手運送業者ほど手数料が高いです。
たとえば、14,000円/1日で、25日間稼働した場合は、月収35万円から必要経費や税金が引かれた金額が手取り収入となります。

サラリーマンより高給料?軽貨物ドライバーの手取りはいくら?
軽貨物ドライバーの経費
個人事業主の軽貨物ドライバーの場合、どうしても経費がかかってしまいます。

最初のうちは、1日にかかる経費の平均金額を計算しながら業務を進めていくことが大切。
どこまでを経費として考えるかは人それぞれですが、以下の項目を経費として考えている人が多いです。
- ガソリン代や高速代
- 車検代
- 車のメンテナンス代
- 車のローン
- 仕事中の飲食費
- 各種保険金
- 各種税金など
目標の手取り金額を設定する際には経費をしっかりと計算しておくことを忘れないようにしましょう。

軽貨物ドライバーの経費の実情について
軽貨物の稼げる案件や働き方
軽貨物ドライバーで稼ぐためには、稼ぎやすいおいしい案件の種類や、稼げる働き方のポイントをおさえておきましょう。
チャーター便の長距離案件を受ける
軽貨物の案件の中でも、長距離のチャーター便は報酬が高めに設定されています。
「チャーター便」とは、荷主から依頼された荷物を、指定の日時で貸切にして専属で配達をすることです。時間に応じて報酬も高くなる傾向があります。
そのため、軽貨物ドライバーで稼ぎたい場合は、チャーター便の長距離案件を受けるのも一手です。
ただし、その分ガソリン代や高速料金などがかかります。また、走行距離が300kmを超える案件もあり、高い運転スキルや体力も必要です。
チャーター便は、軽貨物の案件の中でもおいしい仕事に入りますが、メリットやデメリットも頭にいれておきましょう。
大きく稼ぎたいなら法人化もあり
軽貨物ドライバーとして独立する際は、フリーランスとして活動する個人事業主のほかに、法人化するという手もあります。
株式会社で法人化する場合は、初期費用として15〜20万円ほど必要です。さらに法務局への手続きなどもあり、費用や手間などのコストがかかるのはネックであるといえるでしょう。
しかし、法人化することで社会的信用度が上がるため、フリーランスの軽貨物ドライバーと契約しない会社とも取引できるチャンスが生まれます。
そのほかにも、法人化には以下のようなメリットがあります。
- 企業から仕事を依頼されやすくなる
- 取引先との直接契約も結びやすくなる
- 金融機関などからの融資を受けやすい
- 個人事業主より節税対策ができる
また、法人化すれば従業員を雇うこともできるため、業務の効率化も可能です。
稼ぎやすい会社や地域を選ぶ
人が密集している都市部のほうが案件数が多く、稼ぎやすい傾向にあります。都市部のほうが単価も高めに設定されやすいため、地方より都市部のほうが稼ぎやすい地域といえます。
また、働きやすい会社を選ぶのもポイントです。
フリーランスの軽貨物ドライバーとして稼働する場合は、良心的な手数料を設定している会社のほうが、最終的に手元に残る金額も多くなります。
ここ数年でECサイトなど、ネット通販の需要が増えた分、運送会社でもドライバー不足が深刻化しているため、充実した福利厚生で求人を出している運送会社も見受けられます。
なかには、独立開業やフランチャイズ展開の支援を積極的に行っている会社もあるため、まずは会社に雇用されるという形をとり、安定した収入を得ながら独立を目指すのもありです。
軽貨物で食えない、やめたほうがいい人の特徴
軽貨物ドライバーの仕事で生計を立てるのは、簡単ではありません。ここでは、軽貨物ドライバーに向いていないと考えられる人の特徴を紹介します。
体力に自信がない
軽貨物は、長い時間車を運転したり荷物を運んだりと、一日中体を動かす仕事です。
エレベーターのない集合住宅の場合は、荷物を持ちながら階段の上り下りもしなければいけません。
また、繁忙期は荷物量が増えて休めないこともあり、きついと感じることもあります。日々テキパキと仕事をこなすことが必要なため、体力に自信のない人は向いていないといえます。
軽貨物を甘く見ている
軽貨物は黒ナンバーを取得するだけで始められるので、事業開始までのハードルは低めです。
しかし、フリーランスではどれだけ多くの案件を、安定して受けられるかが重要。「どのようにすれば安定して仕事を受けられるか」など、稼ぐための戦略を考え、自分なりに試行錯誤していくことが欠かせません。
そのため、「いつでも仕事がある」「ただ荷物を運べばいいだけ」と安易な考えだと、苦しむこともあるでしょう。
騙されやすい
うまい話に乗せられて、悪徳な案件を受けてしまい「騙された」という経験をする軽貨物ドライバーもいます。
軽貨物ドライバーで生計を立てるためには、騙されないための会社選びをする目利きやリテラシーも必要です。
軽貨物で稼ぐために意識したいポイント

決まった仕事を何も考えず続けるだけでも、ある一定金額は稼いでいけるでしょう。
ですが、軽貨物ドライバーとして稼ぎたいなら、惰性で仕事を続けていくのは得策ではありません。
自分のリズムで仕事ができるからこそ、自分なりのポリシーを持って仕事をすることで、稼ぎも増えていくでしょう。
ここからは、稼げる軽貨物ドライバーがどのような意識で仕事をしているのか紹介していきます。
稼げる地域を絞り1日の収入を予測する
まずは、案件数の多い稼ぎやすい地域を絞り込みます。
そして、1日の荷物量から、ざっくりとその日の売上を計算してから仕事をし始めるとよいでしょう。
1日の売り上げを予想したら、

「経費がどのくらいかかるかな?」「今日の手取りはどれくらいかな?」
と考えることで、経費を調整して収入を増やすという選択もできます。配達前に、頭の中で1日の収入を予測しながら働くことで、収入を上げていけるでしょう。
稼ぎ方のリズムを掴む
個人事業主として活動する場合は、「平日や休日にどのような営業時間で働くのか」や、「休みをいつに設定するのか」なども全て自己判断になります。
さまざまな働き方を試してみて、自分が一番働きやすいリズムを知り実行していくことが重要です。
人によっては3日働いて1日休みがよい方もいます。もしくは、平日の午前中に集中して働いて、早めに切り上げたいという方もいるでしょう。
夕方から深夜にかけてのほうが楽しく働けるという人もいます。自分なりの働く時間をしっかりと決めて働ける人が、稼げる軽貨物ドライバーとして活躍しています。
どのような経路で荷物を運ぶのかを考える

どのような経路で荷物を運ぶのがベストなのかを考えることも重要です。
効率的に荷物を運ぶことで、時間を節約できるだけでなく、ガソリン代も節約できます。
運べる荷物の量も経路によって決まるといっても過言ではありません。荷物の配送先を確認して、どのような経路で運んでいくことが効率的かを考え、毎日経路設定をすることが稼げる軽貨物ドライバーになる近道だといえます。
時間への意識を高める
時間への意識が高いことも、稼げる軽貨物ドライバーの特徴の1つです。

今から1時間で20件配達する
昼休みや休憩をどのくらいとるかや、1時間で何件配達するかなどを決めておくと、なおよいでしょう。だらだらと仕事をするよりも時間を決めて行動することで、効率的に進められます。
人あたりの良さを意識する
どんな仕事でもそうですが、人あたりの良さやコミュニケーション能力の高さは、仕事をする上で重要な能力です。多くの依頼先やお客様とよい関係を築ければ、おいしい仕事を紹介してもらえることも。
軽貨物は、リピートでの依頼や何かあった時など、仕事の確実性だけでなく人柄でも選んでもらえることが多い仕事です。
明るさや社会人としての礼儀などもしっかり勉強し、実行していくことで、依頼主からの信頼も増していくでしょう。

人あたりの良さを磨いていくことも稼げる軽貨物ドライバーへの近道です。
効率よく仕事を楽しめる人が軽貨物で稼げる
自由な仕事だからといって惰性で働いていては、稼げるようにはなりません。
効率よく、かつ仕事を楽しむことが稼げる軽貨物ドライバーへの第一歩です。試行錯誤しながら自分らしく稼げる軽貨物ドライバーを目指していきましょう。
この記事を書いた人

小副川 祐貴
株式会社Lic 代表取締役。軽貨物専門求人サイト「ハコボウズ」運営者。 2019年に株式会社Licを設立し、Amazon配送を中心とした軽貨物配送事業を運営。ドライバー採用・教育・品質管理まで一貫して携わり、日々現場の運営を行っています。 自身の現場経験をもとに、ハコボウズでは軽貨物ドライバー向けの求人情報や業界知識、働き方、収入、開業に関する情報を発信。未経験者にも分かりやすく、信頼できる情報提供を心掛けています。







