ガソリン代が多くて、収入が減ってしまう・・・という悩みを抱えている軽貨物ドライバーも多くいます。
ガソリン代は経費として計上されるため、節約することでより多くの収入を手にすることができるという嬉しい効果もあるでしょう。
ですが、どのような節約方法があるのかよく知らない軽貨物ドライバーや複数の節約方法を利用できるということを知らずに営業している人も少なくないのが現実です。
今回は軽貨物ドライバーがすぐに実行できるガソリン代を抑えるコツについて、ご紹介していきます。

1つでも多くの節約方法を実践して、燃費よく事業を行なっていきましょう。
軽貨物車両の燃費を少なくしてガソリン代を抑えるコツ


軽貨物車両の燃費を少なくしてガソリン代を抑えるコツを、「軽貨物車両の装備」面や「運転技術」という観点、「メンテナンス」方法、「ガソリン代を抑える財テク」からご紹介していきます。
軽貨物車両の装備を整える
軽貨物車両の装備を整えていくことで、燃費を抑えてガソリン代を節約していくことも可能です。
「燃費の良い車両で事業を行うこと」や「最新の高性能カーナビを使うこと」がガソリン代を抑えるコツとして効果があります。



それぞれのコツについて詳しくご紹介していきましょう。
燃費の良い車両で事業を行う
燃費の良い車両を軽貨物事業に使っていくということが、ガソリン代を抑えるコツとして最も重要になります。
ガソリン代は毎日かかる経費ですので、燃費の良い車両を使っていくということがガソリン代節約には欠かせません。



軽貨物車両ではリットルあたり15kmから20km走れる車を使っていくことをおすすめします。
上記の車両で軽貨物配送では平均的な1日200km程度走るとすると、1日あたり13リットル前後、ガソリンを消費していくことになるでしょう。
レギュラーガソリンのリットルあたりの平均価格を130円とした場合、燃費の良い車両で1日約1700円、1ヶ月22日間営業するとして37,400円もガソリン代がかかります。
この金額をいかに減らせられるかだけでなく、ガソリン代月37,400円を維持できるようにしなければならないでしょう。
電動自動車を利用して軽貨物運送をしていくという選択肢も近年出てきています。
電動自動車の性能も向上し、軽貨物運送に利用しやすくなっているだけでなく、燃費を抑える一つの方法として選ばれているのも現状です。
ガソリン代を節約する一番の方法は燃費の良い車両を選択して営業するということが基本になりますので気をつけてください。
最新の高性能カーナビを使う


最新の高性能カーナビを使うということが間接的に燃費を抑え、ガソリン代も節約していくコツになるのはご存知でしょうか。
目的地までの最短経路を見つけられるだけでなく、渋滞時の迂回路もすぐに見つけることができるので、より無駄なガソリン消費を減らしていくことができます。
最新のカーナビを使っていくことで、精度の良い情報を常に得ながら運転していくことができますので、日々の業務の強い味方になるだけでなく、ガソリン代節約にも大きく貢献していくでしょう。
燃費の良い軽貨物車両の運転技術を身につける
燃費の良い車両だけでなく、燃費の良い運転技術を身につけることでガソリン代を節約していくことが可能です。
チリも積れば山となるではありませんが、1日1日の意識が大きな節約につながることは間違いありません。
- 一定の速度でアクセルを保つ
- アイドリング時間を減らす
- エンジンブレーキを有効に利用していく
- エアコンは控えめにする



燃費の良いそれぞれの運転技術をご紹介していきますので、是非とも日々の運転に取り入れてガソリン代を抑えていきましょう。
一定の速度でアクセルを保つ
一定の速度でアクセルを踏んで行くこともガソリン代を抑える大切なコツになります。
急発進や急加速、急停車は燃費が悪くなる原因の一つです。
しっかりと車間距離を保つことや信号の色を意識した走行によって、一定のアクセルでの運転は実現できます。
一定の速度を保てるように運転時に意識していくことでガソリン代を大幅に節約できるでしょう。
アイドリング時間の減少
アイドリングの時間を短くしていくことで、燃費を抑えることが重要です。
軽貨物配送では、停車時間も停車回数も多くなるでしょう。
荷物の積み下ろし時の停車や時間調整での停車、お昼ご飯を車内で食べる時の停車時間など、アイドリングせずにエンジンを切って停車させてください。
空調などは効かなくなってしまいますが、燃費を抑えることができますので、真夏や真冬といった時期を除いて、積極的にエンジンを切って停車させていくことが効果的です。
エンジンブレーキの有効利用
急減速をせずに、エンジンブレーキを多用することで、燃費をよくしていくことが可能です。
軽貨物車両は燃料を満タンにすると車重が大幅に増加するため、エンジンブレーキの効果が増すという特徴があるのをご存知でしょうか。
軽貨物車両とエンジンブレーキは非常に相性が良いと言えるでしょう。
積極的なエンジンブレーキによって燃費を良くしていくことがガソリン代節約には重要になります。
エアコンは控えめに・・・
エアコンは大幅に燃費が悪くなってしまいます。



エアコンを使っている時と使っていない時では、3割から4割も燃費が悪くなるのはご存知でしょうか。
必要以上にエアコンを使わないようにしたり、エアコンを使わなくても良いような時間帯に配送を多くしたりするなど、エアコンの使用時間を減らしていくことがガソリン代節約に有効です。
ガソリン代節約!軽貨物車両のメンテナンスをしっかりと行う
軽貨物車両のメンテナンスを行うことで燃費を良くしていくことが可能です。
- タイヤの状態を点検
- エンジンオイルをこまめに確認



メンテナンス方法をそれぞれ詳しく確認していきましょう。
タイヤの状態を点検する
タイヤの摩耗度合いと空気圧のチェックが重要です。
タイヤが摩耗してきてしまうと、1回転あたりの進む距離も減ってしまうことで、同じ距離を移動するにも多くの燃料を消費してしまいます。
タイヤの摩擦抵抗も高くなるため、2重で燃費が悪くなってしまうということも。
毎日の点検でタイヤのスリップサインが出ていないかどうかしっかり確認して、タイヤの摩耗にもすぐ気がつけるようにしておきましょう。
空気圧も燃費向上には重要な要因になります。
空気圧が低すぎると燃費が悪くなるのは多くの方がご存知でしょう。
空気圧が高いと燃費は良くなるのですが、運送時に跳ねた時荷台への衝撃が強くなるということもあるのはあまり知られていません。
空気圧は低すぎず高すぎないように調整しておくと、燃費も良く荷物の安全性も高い軽貨物車両の状態をキープすることができます。
空気圧についても、毎日の業務前に確認する癖をつけておきましょう。



車両ごとに適切な空気圧が決まっていますので、その適切な空気圧の数値に合わせておくことをおすすめします。
エンジンオイルもこまめに確認!
エンジンオイルの劣化によって燃費が悪くなってしまいます。
燃費が悪くなるだけでなく、エンジンの焦げつきという最悪な状況も引き起こすので厄介です。



半年に1回や走行距離が5,000kmを超えた時には、エンジンオイルを交換することを強くおすすめします。
オイルエレメントもエンジンオイルの交換時に確認し、おおよそエンジンオイル交換2回に1回オイルエレメントも交換しておくと安心です。
ガソリン代を抑える財テクもある
財テクによって、間接的にガソリン代を節約していくこともできます。
- クレジットカードのポイントを使う
- 各種ポイントカードを常に利用する
それぞれの財テクについて、説明していきます。
クレジットカードやポイントカードを駆使する
クレジットカードで支払うとクレジットカードのポイントも溜まっていきます。
さらにクレジットカードと各種ガソリン会社のポイントカードが一体となっている場合位にはポイントカードの方にもポイントがつくため、より多くのポイントを得られるでしょう。
クレジットカードと一体型ではないポイントカードと併用できるスタンドも多くなってきました。
楽天カードやTポイントカードといったポイントカードにポイントをつけていけるスタンドもあるので、うまく利用していきましょう。
ガソリン代の安いスタンドを把握する
ガソリン代はガソリンスタンド会社によって異なることも多いです。
どこのガソリンスタンドが今週は安いかといった情報を業務中に確認しておいたり、SNSで情報を集めておいたりすることが効果的でしょう。
1円でも安いガソリンスタンドで給油していくことで、月や年単位でとても大きな額を節約できることも多いです。
ガソリンスタンドのガソリン価格には、常にアンテナを張って情報収集しておく必要があるでしょう。
まとめ
軽貨物車両の燃費を良くし、ガソリン代を抑えるコツについてご説明していきました。
一つの方法だけでなく、より多くの節約方法を併用していくことで、ガソリン代を節約していく効果を高めていくことができます。
日々、こまやかな節約を実践していくことで、月や年単位で大きな金額を節約することが可能です。
経費となるガソリン代を減らせられればそれだけ収入も多くなるので、積極的に節約していくことが軽貨物ドライバーには求められるでしょう。
今回ご紹介したガソリン代を抑えるコツを実践してもらえたら嬉しいです。