どのような仕事にも辛いことや嫌なことがつきものです。しかし、その逆に「楽しい」と感じる面も多くあるのが現実です。
今回は、軽貨物運送業の楽しいと思える瞬間について、実際の口コミを紹介しながら解説します。
さらに、軽貨物運送業の仕事に向いている人の特徴や、軽貨物ドライバーの仕事を楽しいと感じるためのポイントについても紹介します。軽貨物ドライバーへの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
軽貨物ドライバーが楽しいと思える瞬間11選
軽貨物ドライバーへの転職を考えている場合、「軽貨物ドライバーならではの仕事の楽しさ」について興味のある方もいるのではないでしょうか。
「楽しさ」を感じられるかどうかによって、仕事に対するモチベーションも左右されます。
ここでは下記のように、軽貨物ドライバーの仕事が楽しいと感じる11選を紹介します。
- 自分の生活リズムで働ける
- 全国を走ることもある
- 直接感謝の言葉を言われる機会が多い
- 人間関係のいざこざが少ない
- 車の運転が好きな人にとっては天職
- 独立開業できる
- 動き回りながら仕事ができる
- 仕事中の車内の時間を楽しめる
- 社会を支えている仕事
- 働いた分だけ稼げる
- 自分で考えて工夫した結果がお金という形で見える
それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。
自分の生活リズムで働ける
軽貨物ドライバーは、比較的自分の生活リズムで仕事ができます。
プライベートで旅行やレジャーなどを計画するときは、平日のほうが混雑していないから休みにしたいと思う方もいるのではないでしょうか。また、土日祝は働きたいなど、人によって好みの働き方はさまざまです。
カレンダー通りに働く会社員と違って、自分の生活リズムや生き方に合わせて楽しく働けます。
全国を走ることもある
軽貨物運送業は、決められたルートや地域だけでの配送がほとんどを占めます。
しかし、働き方によっては、高速道路を使って遠距離での配達をおこなうケースもあるのです。
遠方への配送には、スポット配送やチャーター便が挙げられます。スポット便やチャーター便を請け負えば、住んでいるエリアを中心に日本全国に配達する可能性もあります。
軽貨物ドライバーの中には、決められた地域だけでなく全国各地のさまざまな場所に行けるということを、モチベーションにしている方も多いです。
直接感謝の言葉を言われる機会が多い
個人宅への配送が多いのも軽貨物運送業の特徴です。
荷物を届けた際に、受け取り主から「ありがとう」「おつかれさま」など、労いや感謝の言葉を直接言われる機会も多くなります。
顔を合わせて直接「ありがとう」と言われると、嬉しさややりがいを感じますよね。
人間関係のいざこざが少ない
軽貨物ドライバーは基本的に、自分1人だけで作業をこなしていきます。
1人きりで過ごす時間も長いため、人間関係を築くのが苦手だったり社内でのいざこざに辟易してしまったり、という方が独立開業したりするケースも多くあります。
煩わしい人間関係に翻弄されず、自分の仕事を淡々とこなし稼いでいくことができるという点に、のびのびとした楽しさを感じている方も多いです。
今の仕事の人間関係に疲れてしまったという方は、軽貨物運送業界への転職を考えてみてるのもおすすめです。
車の運転が好きな人にとっては天職
車の運転が好きな場合は楽しさを感じられるでしょう。
運送業にはどうしても長時間の運転がつきもの。そのような長時間の車の運転も苦にならず、むしろ楽しくて仕方ないという方は軽貨物運送業に向いているでしょう。
好きな車の運転で稼いでいけるのは幸せですよね。
独立開業できる
軽貨物運送業は個人事業主として活躍できる業界です。
また、個人として開業するだけでなく、社長として働くこともできます。法人化して従業員を雇えば収益も増やせるでしょう。
確定申告などの事務作業や事業が失敗するリスクもありますが、独立して自分1人の力で生きていけることに楽しさや生きがいを感じる方も大勢います。
動き回りながら仕事ができる
軽貨物運送業は、車に乗っている時間も長いですが、配達のため車外で動き回る時間も長めです。
体を動かして仕事をこなす時間も長いため、デスクワークではなく動き回りながら働きたい方にはぴったりの職業です。
仕事中に車内の時間を楽しめる
仕事中の車内は自分1人だけの空間です。ラジオ番組を聴いたり好きな音楽を聴いたりしながら仕事ができます。
周囲に迷惑をかける音量で流すのはNG行為ですが、常識の範囲内であれば問題ありません。音楽が好きな人にも軽貨物運送業はおすすめできる職種です。
配達中は自分なりの楽しみ方で仕事ができるため、ストレスなく働けるということにメリットを感じる方も多くいます。
社会を支えている仕事
近年はデジタル化が進んだことによって、ECサイトの需要も急増しました。
日用品や食料品など日々の買い物にECサイトを利用する方も多く、荷物を配達してくれるドライバー達は生活を支えるための欠かせない存在といえます。
なかには病気や育児、介護で買い物にいけない方も、通販サイトを利用して配送サービスを活用しています。
軽貨物配送業の仕事は、さまざまな人たちの生活を支える縁の下の力持ち的存在です。
人々の生活を支える軽貨物運送業という仕事にやりがいを持ち、楽しく働いている軽貨物ドライバーは多いです。
働いた分だけ稼げる
軽貨物の仕事は、頑張れば頑張った分だけ報酬が増えます。
自分の努力に比例して収入が増えるのが体感できる仕事はなかなかありません。
そのため、「自分の頑張りが数字として反映されることが楽しい」と感じる軽貨物ドライバーはたくさんいます。
今の給料に不満を持っている方は、働けば働くほど収入につながる軽貨物運送業の世界に飛び込んでみるのもありではないでしょうか。
自分で考えて工夫した結果がお金になる
荷物の積み方や配達経路の設計など、どうすれば効率的に配送できるかを自分なりに工夫することで、より多くの荷物を運べるようになるでしょう。
自分の頭で考えて実行に移すことは大変です。しかし、自分の努力の結果や工夫の効果が「お金」という数値で見えることに楽しさを軽貨物ドライバーもたくさんいます。
軽貨物の業務って実際どう?ドライバーの口コミ
軽貨物ドライバーとして実際に働いている人の口コミが気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、実際に軽貨物ドライバーとして活躍されている方々の本音を、Twitter投稿をメインに紹介します。
個人宅へ配送する場合は、配達先のお客さんから感謝の気持ちを顔を合わせて伝えられることが多く、やる気がでたり、やりがいを感じたりするとの声がみられました。
ほかにも、数をこなせばこなした分だけ報酬が得られることにメリットを感じている方も多いようです。頑張った分の成果がお金としてしっかり自分に返ってくるのは、やる気のある人にとっては魅力的ですよね。
また、1人で黙々と仕事ができることから、チームで動く仕事のように煩わしい人間関係がないことにメリットを感じている方もいました。
とはいえ、軽貨物ドライバーの仕事は単純な作業が多いです。1日あたりの配達個数に応じた報酬を得るため、効率的に仕事をこなす工夫をしなければ、成果が上がりづらいともいえます。
さらに、雨の日の配送や階段の上り下りなど、体力が必要な仕事であることは間違いありません。人によって体力の有無や、仕事に対する考えなどは大きく異なります。
以上のことから、軽貨物ドライバーの仕事が「楽しい」と感じるか「きつい」と感じるかは、人それぞれであるといえるでしょう。
軽貨物の仕事が向いている人
どのような仕事にもいえますが、軽貨物ドライバーの仕事にも「向いている人の特徴」があります。
軽貨物の仕事を楽しくこなせる人の特徴は、以下の3つです。
- 1人での作業が好きな人
- 体を動かすのが好きな人・体力のある人
- 車の運転が好きな人
詳しく解説します。
1人での作業が好きな人
軽貨物配送の仕事は基本的に1人で行います。
そのため、他者と連携してチーム制で動くよりも、1人で目の前の作業に黙々と集中するのが好きな人は楽しく働けるでしょう。
また、自分で配送ルートを決めたり、好きな時間に休憩したり、というのも軽貨物の仕事の醍醐味です。
自分のペースで好きなように動けるため、他人とずっと同じ空間にいることにストレスを感じる方にも向いています。
体を動かすのが好きな人・体力のある人
軽貨物の仕事は荷物を運ぶのがメインなので、1日を通して体を動かします。そのため、体を動かすことが好きな人にはピッタリの仕事です。
例えば、エレベーターのない集合住宅だと階段を使ったり、車が入れない細い道だと配達先まで徒歩で届けたりすることも珍しくありません。
軽貨物の仕事は体が資本となるため、体力に自信のある人や体を動かすのが好きな人には、うってつけであると言えるでしょう。
車の運転が好きな人
軽貨物ドライバーは長時間にわたり車を運転します。特に繁忙期などは、朝から夜までずっと車に乗っている、ということも珍しくありません。
また、細い道に入るなど、運転スキルが必要なシーンに遭遇する可能性もあります。普段から車を運転するのが好きな方や苦に感じない方は、楽しく仕事に取り組めます。
軽貨物の初心者が仕事を楽しむコツ
初心者の方が軽貨物の仕事にやりがいを感じるためには、日々楽しく業務に取り組めるよう意識することが大切です。
軽貨物初心者が仕事を楽しむコツは主に以下の3つ。
- 目標を持つ
- 休憩時間の楽しみを作る
- 日々の上達具合を意識する
目標を持つ
仕事が楽しいと感じるためには達成感が必要です。
軽貨物の仕事は1人でおこないます。そのため、自分自身で明確な目標を立てなければ、「ただなんとなく作業をしているだけ」という感覚に陥る可能性があります。
「午前中に15件配達する」など、小さなことでも構いません。
最初は慣れないことも多く、思わずへこんでしまうような出来事もありますが、掲げた目標を達成できると自らのモチベーションを保てます。
達成実現が可能な範囲で、目標を設定してみてください。
休憩時間の楽しみを作る
軽貨物ドライバーの仕事は、辛いと感じたり大変だったりすることが多いのも事実。
休憩時間には、「お気に入りのスポットを見つけて昼寝をする」「配達途中にあるお店のスイーツを食べる」など、自分なりのちょっとした楽しみを持つのがおすすめです。
業務の合間のちょっとした時間でも息抜きができると、気分もリフレッシュできて、新たな気分で楽しく業務に取り組めるようになりますよ。
日々の上達具合を意識する
荷物の積み込みには、エリアごとに仕分けをして、配達する順番ごとに荷物を積み込むといった、基本的な流れがあります。
最初のうちは、地図を見ながら仕分け作業をしたり、荷崩れしないように積み込んだり、と時間がかかるものです。しかしこれも数をこなすうちに、徐々に地図を確認せずに仕分け作業ができるなど上達していきます。
最初の頃と比べて、自分がどれだけレベルアップできているかを記録して上達を実感できると、さらに楽しく取り組めるようになるでしょう。
軽貨物運送業はたくさんの楽しさが実感できる仕事
軽貨物運送業の楽しさについて、11の項目を紹介しました。
どんな仕事でもやりがいや楽しさがないと、たとえお金があっても続けられないでしょう。収入アップできるかどうかについても楽しく仕事に取り組む姿勢が大切です。
ぜひ、軽貨物ドライバーの楽しさを理解した上で、軽貨物運送業の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。