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【比較】Amazon配送を行う個人事業主の年収はどれくらい?

現役の軽貨物ドライバーやこれから配送ドライバーを目指そうとしている人の中には、Amazon配送で稼げる年収について気になっている人もいるのではないでしょうか。

Amazonの荷物を運ぶ仕事といっても、その働き方はいくつかあります。同じAmazonの配送でも、それぞれ報酬体系や特徴に違いがあるため、働き方によって年収は大きく変わってきます。

例えば、契約している企業から引かれる手数料「ロイヤリティ」の有無だけでも、年収単位で見ると100万円以上の差が出ることも……。

この記事では、Amazon Flex、デリバリープロバイダ、Amazon配送サービスパートナープログラムの3つの働き方を比較しながら単価や月収、年収の目安について解説します。

目次

個人事業主としてAmazonの配送を行う3つの方法

個人事業主としてAmazonの配送を行う場合、主に以下の3つの方法があります。

名称ドライバーの契約先報酬体系特徴
Amazon Flex(Flex)Amazonオファーごとに設定・オファーが取りにくい
・ロイヤリティ不要
デリバリープロバイダ(デリプロ)デリプロ事業者日給制が多い・安定して仕事が入る
・ロイヤリティが発生する
・報酬が低め
Amazon配送サービスパートナープログラム(DSP2.0)パートナー企業日給制が多・安定して仕事が入る
・ロイヤリティ不要
・報酬が高め
個人事業主としてAmazonの配送を行う3つの方法

上記のとおり、契約先や報酬体系、特徴が異なります。

例えば、デリプロではドライバーはデリプロ事業者と契約しますが、デリプロ事業者とドライバーの間には、複数の業者が入っていることが多く、中抜きが発生することからドライバーの報酬が低くなりがちです。

さらに、デリプロの仕事では報酬に対して毎月ロイヤリティが発生します。

一方DSP2.0では、Amazonと直接契約を結ぶパートナー企業とドライバーとの間にほかの業者を挟まないため、中抜きが発生せず、高い報酬が受け取れます。ロイヤリティもかかりません。

このように、それぞれの特徴を把握したうえで働き方を選びましょう

Amazon Flexの年収・給料

Amazon Flex(以下Flex)の報酬はオファーごとに発生するので、積極的にオファーを受ければ、その分収入を増やせます。

ただし、働きたいときにタイミングよくオファーがあるとは限らず、あったとしても獲得できる保証はないため、収入が不安定になりやすいのが難点です。

ここではFlexの単価や月収、年収について解説します。

Amazon Flexの単価

Flexの単価はブロックごとに設定されています。

単価の目安は以下のとおりです。

1ブロックあたりの稼働時間(目安)報酬額
4時間8,000円
6時間1万2,000円
8時間1万6,000円
Amazon Flexの単価の目安

※上記はすべて税抜き金額です。

細かい金額はエリアやステーションによって変動しますが、時給2,000円程度になるよう設定されています。

なお、1ブロックあたりの稼働時間は目安であるため、配達スキルによって前後します。

荷物の積み込みや配達が早く済めば、その分時給単価を上げられますが、逆に目安の稼働時間内に終わらないと時給単価が下がるため、どれだけ効率良く作業できるかが単価を左右するといえるでしょう。

Amazon Flexの月収

Flexの月収はドライバーのスキルやオファーを取れるかどうかにもよりますが、オファーがコンスタントに取れれば40万円以上も目指せます。

月収例は以下のとおりです。

1日のブロック数月の稼働日数月収例
4時間×1ブロック22日17万6,000円
6時間×1ブロック22日26万4,000円
4時間×2ブロック22日35万2,000円
8時間×1ブロック+4時間×1ブロック18日43万2,000円
Amazon Flexの月収例

※上記はすべて税抜き金額です。

このように、毎日12時間のブロックをこなせば月収40万円を超える計算になります。

ただし、実態は、「頑張ればいくらでも稼げる」といったものではありません。

オファーが取りにくいことに加え、以下のような時間制限があるためです。

  • 1日の労働時間の上限:12時間
  • 1週間の労働時間の上限:50時間

そのため、Flexだけで50万円、60万円と稼ぐことはできません

Amazon Flexの年収

Flexの年収例は以下のとおりです。

1日のブロック数月の稼働日数年収例
4時間×1ブロック22日211万2,000円
6時間×1ブロック22日316万8,000円
4時間×2ブロック22日422万4,000円
8時間×1ブロック+4時間×1ブロック18日518万4,000円
Amazon Flexの年収例

※上記はすべて税抜き金額です。

毎日12時間のブロックをこなせば、年収500万超えも可能です。

しかし、やはりオファーを取れるかどうかの問題があるため、実現するのは至難の業でしょう。

また、前述のとおり時間制限の縛りもあります。

そのため、これよりさらに上の年収を目指すのであれば、ほかの働き方を検討したほうがよいかもしれません。

Flexだけで稼ごうとするより、「隙間時間にFlexで稼ぐ」という利用の仕方をおすすめします。

Amazon デリバリープロバイダ(デリプロ)の年収・給料

FlexはAmazonと直接契約する働き方ですが、デリバリープロバイダ(以下デリプロ)は「デリプロ事業者」と呼ばれる運送会社と契約して配送を行います。

安定して仕事をもらえる反面、孫請け・ひ孫請けといった多重下請けになりやすく、ドライバーの手取りが少なくなる傾向にあります

また、Amazonの目が行き届いていないため、悪質な業者と契約してしまうリスクもあります。

とにかく稼ぎたいという人には向かないかもしれません。

ここでは、デリプロの単価や月収、年収について解説します。

Amazon デリバリープロバイダ(デリプロ)の単価

デリプロの報酬は日給制が一般的です。

地域や契約する運送会社によって異なりますが、1万5,000〜2万円程度が相場です。

「1日2万円もらえれば十分」と思うかもしれませんが、デリプロで働く場合、拘束時間が長くなる傾向にあります。

例えば拘束時間が12時間だった場合、時給換算すると1,600円程度です。

また、日給で報酬が決まってしまっているため、「たくさん配れば稼げる」というものでもありません。

配達スキルのある人ほど「割に合わない」と感じるでしょう。

Amazon デリバリープロバイダ(デリプロ)の月収

デリプロの月収例は以下のとおりです。

日給月の稼働日数月収例
1万5,000円22日33万円
1万8,000円39万6,000円
2万円44万円
デリプロの月収例

※上記はすべて税抜き金額です。

このように、日給額によっては40万以上稼げます。

しかし、デリプロの場合はここから「ロイヤリティ」が引かれます。

引かれる割合は運送会社ごとに異なりますが、通常10〜15%、多ければ20%引かれるところもあるため、上記の金額が手取りではない点に注意しましょう。

例えば44万円からロイヤリティを引くと、以下のように変化します。

ロイヤリティの割合差引前差引後
10%44万円39万6,000円
15%37万4,000円
20%35万2,000円
ロイヤリティの差し引き例

※上記はすべて税抜き金額です。

さらに、ここから税金などを支払う必要があります。

そのため、期待していた金額ほど手元に残らない可能性があります。

Amazon デリバリープロバイダ(デリプロ)の年収

デリプロの年収例は以下のとおりです。

日給月の稼働日数年収例
1万5,000円22日396万円
1万8,000円475万2,000円
2万円528万円
デリプロの年収例

※上記はすべて税抜き金額です。

日給次第では年収500万円を超えます。

ただし、上記はロイヤリティを差し引く前の金額です。

528万円からロイヤリティを差し引くと、以下のような金額になります。

ロイヤリティの割合差引前差引後
10%528万円475万2,000円
15%448万8,000円
20%422万4,000円
ロイヤリティの差し引き例

※上記はすべて税抜き金額です。

ロイヤリティの割合によっては、年間で100万円以上変わってくる可能性があります。

ロイヤリティを取られないのが理想ですが、デリプロで「ロイヤリティなし」という案件はなかなかないでしょう。

ロイヤリティなしの条件で働くなら、Flexか後述するDSP2.0がおすすめです。

Amazon配送サービスパートナープログラム(DSP2.0)の年収・給料

Amazon配送サービスパートナープログラム(以下DSP2.0)は、Amazonが2023年に新たに始めた配送プログラムです。

デリプロのように1次請け事業者とドライバー間に業者を挟まず、Amazonと直接契約している「DSP企業」から案件を受け取れるため、報酬が高く設定されやすくロイヤリティも発生しません

さらに、Flexのように「コンスタントに仕事が取れない」という心配をする必要がなく、安定して仕事ができます。

ここでは、DSP2.0の単価や月収、年収について解説します。

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Amazon配送サービスパートナープログラム(DSP2.0)の単価

DSP2.0は、デリプロと同じく日給制であることが多く、日当相場は1万9,000〜2万3,000円程度であるといわれています。

大きなメリットは、ロイヤリティがないこと。

そのほか、企業によってはガソリン代の補助や配達個数に対してインセンティブがつくところもあるため、ドライバーにとって稼ぎやすい環境が整えられています。

3つの働き方の中で、DSP2.0がもっとも「安定的に大きく稼げる可能性がある」といえるでしょう。

Amazon配送サービスパートナープログラム(DSP2.0)の月収

DSP2.0の月収例は以下のとおりです。

日給月の稼働日数月収例
1万9,000円22日41万8,000円
2万円44万円
2万3,000円50万6,000円
DSP2.0の月収例

※上記はすべて税抜き金額です。

このように、安定して稼げることがわかります。

税金関係はここから支払う必要がありますが、ロイヤリティがない分余裕ができるでしょう。

多くの配達個数をこなし、インセンティブがつけば、さらに稼げる可能性があります。

Amazon配送サービスパートナープログラム(DSP2.0)の年収

DSP2.0の年収例は以下のとおりです。

日給月の稼働日数月収例
1万9,000円22日501万6,000円
2万円528万円
2万3,000円607万2,000円
DSP2.0の年収例

※上記はすべて税抜き金額です。

日給2万3,000円のケースでは、年収600万円を超えました。

上記の金額はインセンティブを考慮していないため、頑張り次第ではさらに高収入を望める可能性もあります。

個人事業主がAmazonの配送をやるなら一番儲かるのは?

個人事業主がAmazonの配送をやるなら、「DSP2.0」がもっとも儲かるでしょう。

DSP2.0のメリットを改めて以下にまとめます。

  • 報酬が高く設定されている(日給1万9,000〜2万3,000円程度)
  • ロイヤリティが発生しない
  • ガソリン補助やインセンティブがつく企業もある
  • AmazonとDSP企業、DSP企業とドライバーとの間にほかの業者が入らない

さらに、以下のようなメリットもあります。

  • 慣れたエリアで配達できる
  • 研修制度が整っている

配達エリアが固定されているため、配達すればするほどエリアに慣れ、配達スピードが上がっていきます。

また、研修制度が整っているため初心者でも安心して始められます。

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Amazon配送を行う個人事業主の年収について解説しました。

Amazon配送を個人で行う場合の働き方のうち、もっとも働きやすく稼ぎやすいのが「DSP2.0」であることがわかったのではないでしょうか。

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