ゆうパックの配達業務は、不在宅への再配達などもあって非常にきついとネット上で言われることが多いです。
ですが、実際のところ、詳しい業務内容や収入、現場で働いている方の生の声というのはあまり見えてきていないというのも実情なのではないでしょうか。
今回は日本の運送業の最大手、日本郵便のゆうパック配達業務について、気になる収入の話も交えながら、現場の声や求人事情まで踏み込んでご説明していきましょう。
配達がきついと言われるゆうパックの仕事内容や収入事情について
ゆうパックの配達業務をやってみたいと思ったことがある軽貨物ドライバーも多いでしょう。
配達がきついと言われることもゆうパックについて、求人事情や気になる収入面のことまでまとめてご紹介していきましょう
収入面や働き方といったところはしっかりと確認して、他の会社での軽貨物ドライバー業務の内容と比較していくことを強くおすすめします。
ゆうパックとは
日本全国を配送エリアとして展開しているゆうパックは日本郵便の代表的な宅配サービスの一つです。
個人から個人へ荷物を送る際に用いられることが多いのもゆうパックの特徴だと言えるでしょう。
郵便局で荷物を受け付けているだけでなく、個人宅まで集荷にきてくれたり、提携コンビニ(詳しくはこちらの日本郵便株式会社HPを参照)からもゆうパックを出したりすることもできます。
運ぶ距離や荷物のサイズによって料金も変わってくるのが特徴的。代引きゆうパックやセキュリティゆうパック、チルドゆうパックといった様々なゆうパックのサービスがあるため、配達時には注意が必要です。
ゆうパックの配送には1tバンや2tトラックでの配送となるため、軽貨物ドライバーが担うことも多く、年々需要も高まってきています。
ゆうパック配送の勤務時間は長くて辛い?
ゆうパック配送の勤務時間は長いと言えるでしょう。
朝の6時から7時の間に郵便局で集荷し、午前着の荷物や納品時間が決められていない荷物を積み込み、9時前には出発していきます。
最終便の20時から21時の荷物配送まで、1日4往復郵便局と配送地域を巡っていくことが多いです。また、不在の場合には、再配送。
お中元やお歳暮といった繁忙期には、さらに朝の積み込み時間が早まったり、夜の業務終了時間が遅くなったりといったこともあるので、気をつけてください。
配送が終われば仕事終了ではなく、配送済みの伝票の整理をする時間も必要ですので、小一時間ほど配送終了から事務業務があるとイメージしておくとよいでしょう。
きついと言われることもあるゆうパックの配送エリアの話
配送エリアは郵便局側が決めているわけではなく、郵便局が契約している配送業者があるエリアやその配送業者が配送可能なエリアで働くことになるので気をつけてください。
配送エリアごとに配送荷物の個数が変わる点が難しいところだと言えますが、稼ぎたい人にとって荷物が多いエリアだと好都合ですし、自分の時間を多く取りたい人にとっては少ない配送エリアが好都合でしょう。
自分では決められない点もあるため、業務委託した会社からどこのエリアに割り当てられるかは運の要素が大きいと言えます。
また、配送個数が少なくても、ビルやアパートの上の階まで配達しないといけない場合は、配送業務が大変なことも多いです。
ゆうパックの求人事情
フリマアプリやオークションサイトの普及によって、個人から個人への宅配業務の量が年々増加しているため、慢性的に人手不足です。
ゆうパック配達業務の求人については、「派遣社員」や「アルバイト」、「業務委託」といった形が多く、さらに各郵便局ごとに仕事内容や賃金が変わってくることもあるので気をつけなければなりません。
詳しいゆうパック配達業務の求人事情については、こちらの日本郵便株式会社の東京都アルバイト・パート求人のHPをご覧ください。
ゆうパック配達の収入はいくら?
軽貨物ドライバーが一番気になるのはゆうパック配達での収入がおいくらなのかということではないでしょうか?
ゆうパック配達は前述の通り、求人をしている郵便局ごとに賃金や雇用体系も異なるのが特徴です。
「日給制」や「時給制」もあれば、「配達個数×単価」といった歩合制もあります。賃金体系や働き方で大きく収入が変わってきてしまうので気をつけてください。
ゆうパック配達の日給制の収入事情
ゆうパック配達の日給制の平均的な額は15,000円から17,000円ほどです。月に22日間働くと仮定した場合、月収は330,000円から374,000円。
年収に換算すると、約400万円から約450万円ほど。ここから、ガソリン代などの経費や年金、各種税金を引いた金額が手取り額になるので気をつけてください。
日給制で働く場合、郵便局と軽貨物ドライバーとの間に元受けが入っていることもあり、業務委託契約として働くことも多いです。
ゆうパック配達の時給制の収入事情
時給制でゆうパックの配達を行う場合にはアルバイトやパートとして採用されることが多いです。都内での配送の時給額が1,170円前後。
1日8時間働いた場合の日給は約9,400円ほど。月22日間働いた場合、月収は約206,000円で、さらに年収に換算していくと、約247万円になります。
ここから経費や年金、各種税金などを引いた金額が手取り額です。
ゆうパック配達の「配達個数×単価」といった歩合制の収入事情
ゆうパック配達の歩合制も各郵便局ごとに単価が変わってきますが、荷物1個あたり150円から200円前後が相場です。
軽貨物ドライバーが1日に配達する荷物の平均的な個数120個で考えていくと、1日あたりの収入は18,000円から24,000円ほど。
1ヶ月22日間配達していくとすると、396,000円から528,000円ほどになります。年収で考えると、約475万円から約630万円となるでしょう。
ここから、経費や年金、各種税金が引かれた金額が手取りになるので、注意してください。
ゆうパックの配達はきつい?実際に働いている人の意見とは
ネット上には、ゆうパックの配達はきついという口コミや評判も多くあります。
実際のところはどうなのでしょうか?
ゆうパックの配達業務を実際に行っている人たちの間ではどのような口コミや評判があるのかついてご紹介していきましょう。
「超大手なので常に案件があり収入が期待できる」という話や「アルバイトの賃金である時給制では割に合わないと感じることも多い」という意見、「郵便局ごとに待遇や仕事内容も変わるので注意!」といった声が多く聞かれました。
現場の声をより深くご紹介していきます。仕事の内容の理解を深めていくために活用してください。
超大手なので常に案件があり収入が期待できるのは嬉しい
佐川急便、ヤマト運輸と並んで日本の運送御三家と呼ばれる日本郵便だけに、仕事の案件も多数あり、仕事に困るということがないという意見が非常に多く聞かれました。
自分で営業して仕事を獲得している軽貨物ドライバーも少なくない中、仕事が十分あるという点は、本来の運送業務に集中できるため、効率よく働くことができるでしょう。
ゆうパック配達というメジャーな宅配業務であるため、親や周りの友人からも好意的に受け取ってもらえ、働いていて充実感も収入とともにあるという意見も多くありました。
最大手で働く安定感が欲しいという方には、ゆうパック配達は大変魅力ある業務だと言えるでしょう
アルバイトの賃金である時給制では割に合わないと感じることも多い
アルバイトで働いていこうと思ったけれども、苦労と見合わないなと思うことが多かったという意見もありました。時給1100円台というのも、都心部ではあまり魅力ある金額ではなくなってきているのも現実です。
配達業務は肉体労働でもあるため、体力に自信がないと難しいという配達業全体のハードルもあります。
どの働き方でも自分の中の条件や得意なことや好きなことといった能力とも比較しながら選んでいくということが賢明な判断につながるのではないでしょうか?
郵便局ごとに待遇や仕事内容も変わるので注意!
ゆうパックの配達業務は、どこの郵便局で働くかによって、仕事内容や配達の仕方、給与や休み、雇用体系まで大きく異なるという点に気をつけなければなりません。
隣町の郵便局の方が自分の住んでいる地域の郵便局よりも待遇が良かったということも現実的に起こってきています。
記事中でもご紹介した日本郵便の求人サイトをしっかりと確認しながら、自分の中の条件に合うところをしっかりと探して応募していくことを強くおすすめしたいです。
まとめ:「配達がきついのはどこも同じ!ゆうパックでの業務の魅力もしっかり確認して比較しよう!」
ゆうパックについてや実際の配達業務の内容、収入面の話から、現場で働く方の声まで、ご紹介していきました。
ゆうパックでの配達業務の最大の特徴は働き方で待遇も変わり、その働き方もどの郵便局で働くかによって変わってしまうということでしょう。
しっかりと自分の中で目標収入や働き方を決めてから働いていかないと、ミスマッチを起こしてしまう可能性を多分に含んでいます。
ですが、日本郵便は運送業界最大手でもありますので、自分の働き方とマッチした場合には、非常に充実感を持ちながら軽貨物ドライバーとして働いていくことが可能なのではないでしょうか。
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