一度に多くの荷物を効率よく運ぶことができる台車。軽貨物ドライバーにとって、配送の頼れる相棒だと言えるでしょう。ですが、自分の配達地域や配達する物によって適切な台車は変わってきます。
適切でない台車を使用していくことで、思わぬ事故や荷物の破損、汚損なども起こる可能性もあるため、慎重に選ぶ必要がある道具でもあるでしょう。
今回は軽貨物配送に向いている台車の特徴や向いていない台車の特徴もご紹介していきます。
さらに軽貨物配送におすすめな台車を4種類ほどご紹介していきますので、台車選びに悩んでいる軽貨物ドライバーの参考になれば嬉しいです。
軽貨物配送に向いている台車の特徴と向いていない台車の特徴
台車と一口に言っても、様々なタイプのものや性能のものが市販されています。性能や材質から台車の中でも軽貨物配送に向いている台車と向いていない台車があるのはご存知でしょうか。
軽貨物配送に向いている台車の特徴や向いていない台車の特徴について、詳しくご紹介していきましょう。
軽貨物配送に向いている台車の特徴
軽貨物配送に向いている台車の特徴をしっかりとおさえた台車を使うことで、人も荷物も安全に、そしてより多くの荷物を素早く効率的に運んでいくことが可能。
軽貨物配送に向いている台車の特徴は、以下の5つです。
- 耐荷重150kg以上の規格の台車
- 折り畳めてコンパクトに車載可能な台車
- 車輪部分の回転が良く静音性の高い台車
- ポリプロピレン性の荷台である台車
- ストッパーが付いていて安心して停められる台車
上記の特徴を備えた台車が軽貨物配送におすすめな台車ですので、購入の際にはしっかりと確認して買うようにしましょう。
「耐荷重150kg以上の規格の台車」である必要性は、より多くの荷物を積み、ギリギリの耐荷重のものよりも少しゆとりのある方が安全かつ気を使わずに配送できるという点にあります。
「折り畳めてコンパクトに車載可能な台車」がおすすめな理由は、折り畳めないと、軽貨物の荷台で動いてしまって危ないという安全性の理由や、荷物が多く詰め込めなくなってしまうからです。
「車輪部分の回転が良く静音性の高い台車」はクレーム対策と言えるでしょう。スーツケースの車輪部の音がうるさくてイライラしてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
台車の中でも車輪部の回転が良くなく、非常に音がうるさい車種もあります。音がうるさいと配達地域の人からのクレームにもつながり、軽貨物ドライバーにとって利点があるとは言えません。
「ポリプロピレン性の荷台である台車」は衝撃への強度が高いという点から、配送中の台車の破損を防ぐことができるという理由です。配達中に台車が壊れてしまったら、軽貨物ドライバーの身体への危険性だけでなく、荷物の破損や汚損といったことにもつながってしまうため、重要な確認事項になります。
「ストッパーが付いていて安心して停められる台車」を利用することで、突然台車が動いて自分や周りの方への思わぬ事故を防ぐこともできますし、いきなり動いてしまったことで台車が転倒し荷物が散乱してしまうという事故も防ぐことが可能です。
軽貨物配送に向いている台車を使うことで仕事の効率を上げるだけでなく、自分や周り人、さらに荷物の思わぬ事故を防いでいきましょう。
軽貨物配送に向いていない台車の特徴
性能的に軽貨物配送に向いていない台車もあります。軽貨物配達に向いていない台車の特徴は以下の通り。
- 荷台に滑り止めがなく荷物が滑ってしまう台車
- 耐荷重が80kg以下の台車
- スチール製の荷台の台車
- ストッパーが車輪部になくて停められない台車
上記の特徴がある台車は軽貨物配送には向いておりません。
「荷台に滑り止めがなく荷物が滑ってしまう台車」では荷台に重ねておいた荷物が滑ってしまい、荷崩れをおこし、荷物が破損したり汚損したりしてしまうため、使用しない方が良いです。
「耐荷重が80kg以下の台車」は意外と荷物が乗せられません。特に、配送依頼の多い印刷物やコピー用紙といった重量があるものを載せると簡単に耐荷重80kgを超えてしまい、台車が壊れてしまうこともしばしば。気をつけなければなりません。
「スチール製の荷台の台車」は台車自身の重量が重たいため、軽貨物に載せる際も大変ですし、配達業務で使っていく際も重くてうまく操作できないこともあり、使用は避けた方が無難です。
「ストッパーが車輪部になくて停められない台車」はいきなり動いてしまい、転倒して荷物が破損したり汚損したりするだけでなく、周りの人を巻き込む事故を起こしてしまうこともあります。
ストッパーがある台車を使用することを強くおすすめしたいです。
軽貨物配送におすすめな台車4選
上記でご紹介して軽貨物配送に向いている台車や向いていない台車の特徴と照らし合わせた結果、軽貨物配送におすすめしたい台車を4つほどご紹介していきます。
どの台車を使用したら良いか迷った際には、以下の台車の中から選んでいくと失敗は少ないでしょう。参考にしていただけましたら幸いです。
サイレントマスターDSK-101B (ナンシン)
停めるたびに、台車のストッパーを車輪それぞれに足でかけるのは非常に面倒です。
その点、『サイレントマスターDSK-101B』は、フットブレーキによって、一度に全てのブレーキをしっかりかけることができます。
静音性も40db以下と静かですので、住宅街での配送時にも気を遣いすぎることもなく配達ができる点もおすすめポイントです。
150kgまでの荷物も載せることができますので、効率的に配送業務を行っていけるでしょう。
[itemlink post_id=”1047″]
NP-206GS (金沢車輪)
値段は少々お高めですが、高機能な台車として軽貨物ドライバーから評価が高い『NP-206GS』。
耐荷重は200kgと申し分なく、荷台のは約2°の傾斜があるため、より荷崩れを防ぐことが可能です。
ハンドルの塗装もサビに強い粉体塗装で仕上げられているため、長期間使用できます。
フットブレーキで停車も安心。メッシュ構造の荷台にすることで、40db以下の静音性も確保しています。
これでもかというほど、両性能なパーツで仕上げられている台車ですので、値段ははりますが、必ず高パフォーマンスを発揮できる荷台として配送業務で活躍すること間違いなしです。
[itemlink post_id=”1048″]
カルティオMPK-720-BK-JS (TRUSCO)
8.4kgという軽い車体にも関わらず、耐荷重200kg、静音性にも優れ、レバー操作できる樹脂ストッパーが特徴的な『カルティオMPK-720-BK-JS』。
黒い車体や白い車体、青い車体の各種デザインがおしゃれだと軽貨物ドライバーからもとても人気がある台車です。
ハンドルを折りたたんでしまえば積み重ねておくこともできるので、軽貨物車内でも邪魔になることはないでしょう。
小回りも効くため、倉庫内での荷積み作業や狭いスペースでの荷下ろしなどがある方にもおすすめしたい台車です。
[itemlink post_id=”1049″]
BJC-120TS (ビーカム)
耐荷重120kgと若干物足りないですが、キャスターの小回りがスムーズであるため、狭いスペースや短い距離での配送に役立つ台車なのが『BJC-120TS』です。
車体重量も6.5kgと軽いため、近年増加中の女性軽貨物ドライバーの方から扱いやすく便利だという評価も。
荷台もポリプロピレンで出来ているため、衝撃耐性も高く、多少の衝撃にはびくともしません。
配達荷物の量が少なく、でも高低差がある地域や狭い路地の多い担当地域での配達の際に、非常に効果を発揮する台車だと言えるでしょう。
[itemlink post_id=”1050″]
まとめ:「軽貨物配送に適した台車をうまく使ってより稼いでいこう!」
軽貨物配送に向いている台車の特徴や向いていない台車の特徴をご紹介しながら、さらに、おすすめの台車も4台ほど具体的にご紹介していきました。
自分の配送する荷物の種類や担当する地域の特性も考えながら、台車を決めていくとしっぱいしないでしょう。
台車を効果的に使えば、より早く多くの荷物を一度に運ぶことができるため、収入をあげていくこともできます。
軽貨物配送の最高の相棒である台車をうまく使って、より稼げる軽貨物ドライバーを目指していきましょう。
[clink url=”https://hakobozu.com/articles/3-recommended-drive-recorders-for-keikamotsu-drivers/”]