軽貨物ドライバーの仕事の相棒といえば車です。安全に業務を行う上で車の定期的なメンテナンスは必ず行わないといけません。
車のトラブルで業務が行えないということは絶対あってはならないことです。自分自身もお客様の荷物も安全に運んでいくことが言うまでもなく軽貨物ドライバーの必須条件でしょう。
車のメンテナンスをすることで燃費も良くなり、経費を節約していくこともできます。今回は「軽貨物ドライバーの仕事を続ける上での日常的な車のメンテナンス」や、「突然おこるトラブルに対するメンテナンス」の2つのテーマを中心にご説明していきましょう。
なにかトラブルが起こっても、冷静に対応していくことが大切です。
軽貨物ドライバーの仕事に出る前にできる車のメンテナンスについて
日々の業務に入る前に確認した車のメンテナンス事項についてご紹介していきます。車を出発させる前にしっかりと点検して、事故やトラブルなく業務を行えるようにしていきましょう。
中には自分でできるメンテナンスもありますが、無理に自分では行わず、お金はかかりますがガソリンスタンドなどで診てもらう方が安心かつ確実です。
タイヤの点検
タイヤの点検を行う際には、空気圧とタイヤの摩耗の状況を確認することが重要です。自分の車の空気圧を確認する方法は運転席の右後方の柱に貼ってあるシール。
このシールに前後のタイヤの空気圧について書かれていますので、確認しておくと良いでしょう。空気圧が下がると、走行中に突然パンクするバーストという現象が起こり、非常に危険です。
タイヤの摩耗度はタイヤの溝にあるスリップサインを確認することで判断できます。スリップサインはタイヤの側面に△で描かれている図形です。
タイヤの溝とスリップサインが同じ高さならタイヤ交換の時期だといえるでしょう。タイヤの溝の深さ道路運送車両法で普通自動車ならば1.6mm以上であることと決まっています。
1.6mm未満で公道を走行した場合、違法になりますので気をつけて下さい。タイヤの溝がなくなるとスリップしやすくなるため、非常に危険です。
タイヤに傷がないかも合わせて確認するようにしましょう。
エンジンオイル交換
エンジンオイルが汚れてくると、エンジン内の部品が円滑に動かなくなります。エンジンオイルがエンジンの防錆や冷却の役割も果たしているため、エンジンの寿命を伸ばす役割も果たすでしょう。
エンジンオイルの量を確認する方法は、オイルゲージを引き抜き、布や紙でオイルゲージを綺麗にしてから、再度挿入し、また引き抜きます。
オイルゲージについてオイルがどの位置なのかによって、残っているエンジンオイルの量が分かるでしょう。エンジンオイルが減っている場合、業務前にガソリンスタンドで交換して下さい。
冷却水の交換
エンジンを冷却しオーバーヒートを防ぐ冷却水も確認しておきましょう。
車内の水温計や水温警告灯を確認したり、ボンネットを開けて冷却水タンクを直接自分の目で確認したりするのも重要です。
半年に1回は確認すべきですし、2年に1度程度の頻度で、冷却水の交換もしておくとより良いでしょう。
洗車
綺麗な車で運送している軽貨物ドライバーはお客様や委託先から好感を得られます。綺麗に汚れを落とし、清潔さをアピールしていくことでも信頼は増していくでしょう。
泥によって車の塗料が劣化することもありますので、気をつけて下さい。
ウォッシャー液
ウォッシャー液はそうそうなくなりませんが、確認しておくといざと言う時にあせらないので、安心できるでしょう。
年に数回程度はウォッシャー液を確認していく程度で良いのではないでしょうか。
ワイパーゴム
ワイパーゴムは劣化していきます。ワイパーゴムが劣化すると綺麗にフロントガラスを拭くことができません。
ワイパーゴムが切れたり硬くなったりしてしまったら交換しどき。年に数度確認していくようにしたいポイントです。
エアコンフィルター
エアコンフィルターを掃除しておかないと車内に悪臭も漂ってしまい不快です。さらに、冷暖房の効きも悪くなりますので、仕事の効率だけでなく燃費も悪くなってしまうでしょう。
エアコンフィルターも夏や冬が本格的に始まる前に清掃しておくことをおすすめいたします。
灰皿
タバコの匂いにも気をつけたいです。車内に充満したタバコの煙が衣服について、配達時お客様に不快な思いをさせてしまうでしょう。
近年、委託先にも嫌煙者は増えていますので、タバコの匂いを充満させないようしっかりと清掃しておくべきです。
車内清掃
座席周辺やシートなどの清掃も重要なメンテナンスです。一番怖いのはブレーキにペットボトルや缶が挟まってしまって、ブレーキが踏めなくなるというトラブルもあります。
車内清掃をしなかったせいで、思わぬ事故を引き起こすこともありますので気をつけましょう。
軽貨物ドライバーが遭遇した車のメンテナンス不足による走行中のトラブル
メンテナンス不足によって車の走行中にトラブルが起きてしまうこともあります。
軽貨物ドライバーが遭遇した車のメンテナンス不足による走行中のトラブルについてご紹介していきましょう。
車がオーバーヒートした際のメンテナンス対応について
夏場の暑さでエンジンがオーバーヒートしてしまうことがあります。
夏の暑さだけでなく、エンジンオイルが減っている場合やエンジンオイルが劣化して冷却効果が下がっている場合にもオーバーヒートはおきますので気をつけて下さい。
業務中にオーバーヒートした場合には、安全な場所に車を停車させましょう。
冷却水が残っている場合には注意が必要です。冷却水が残っている場合にはすぐにエンジンを切ってしまうと冷却水の温度が上がり、エンジンが焼きついてしまうことがあります。
冷却ファンが回っていなかったり、冷却水の残量が確認できなかったり、冷却水が漏れている場合にはエンジンを切るようにしましょう。
日頃からエンジンオイルをチェックしておけば避けられる事例ですので、しっかりと確認する癖をつけておくようにして下さい。
水温が以上な場合やオーバーヒート時には車が急にエンストしてしまうことがあるので、注意が必要。日々のメンテナンスで、しっかりとトラブルを避けていきたいものです。
エンジン警告灯が点灯した際のメンテナンス対応について
車を運転している際、いきなりエンジン警告灯が点灯することがあります。エンジン警告灯が点灯する理由は様々ですが、イグニッションセンサーやアクセルポジションセンサーといった部分の異常が原因のことが多いです。
直ちに車を安全なところに停車JAFなどに連絡して牽引してもらいましょう。ですが、エンジンを何度か切ったりつけたりすることで、警告灯が消えることもあります。
何も悪い箇所がなくても鳴ることもありますので、気をつけて下さい。自分ではメンテナンスできないような箇所の故障ですので、専門の方にメンテナンスしてもらわなければならない事例でしょう。
まとめ 定期的なメンテナンスが必要なことから毎日メンテナンスしていくことが重要
軽貨物ドライバーの仕事を続ける上での日常的な車のメンテナンスや、突然おこるトラブルに対するメンテナンスについてご説明していきました。定期的なメンテナンスが必要なことから毎日メンテナンスしていくことが重要な事柄もあります。
車のメンテナンスをしなかったことで起こるトラブルや、走行中に起こるトラブルへのメンテナンスもあるので、しっかりと知識を身につけておくことが重要です。車のメンテナンスを行い、安心安全に軽貨物ドライバーの仕事を行なっていきましょう!
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