【企業向け】ドライバーを集める方法が知りたい!地道なアピールと企業努力が1番の近道

2021.09.08

運送業界は慢性的にドライバーが足りないという問題があります。

ですが、まだまだ個々の会社単位で、足りないドライバーをどのように確保したら良いかという問題の解決に至っていないのが現状です。

ドライバーを集める方法についても、まだまだ試行錯誤な段階だという企業の人事の方の悩みも多いのではないでしょうか。

今回は、ドライバーの方にどのように仕事の魅力を伝えていけば良いのかや、イメージを変えられるような紹介の仕方について、詳しくご説明していきましょう。



ドライバーを集める方法は1つではない



これさえしておけばドライバーが集まるという時代ではありません。

様々な要素を取り入れて、ドライバーを積極的に集めていかなければならないでしょう。

では、どのような点を中心に行っていけば良いのかについて、具体的にご説明していきます。



待遇面の改善


正社員のドライバーとして働きたいというが気にしそうな待遇面を改善していくことで、「御社で働きたい!」と思って応募してくる方も増えていくでしょう。

有給休暇をしっかりと規定したり、取りやすい仕組みを作ったり。

賞与や昇給、退職金の有無といった金銭面の待遇を整えることも重要です。

寮や社宅がある場合には、写真や動画もうまく使って、どのような住環境なのかを伝えていくのも効果的でしょう。



応募者が求人情報を見る窓口を増やす


運送業界で働きたいと考えている方はどのような方法で求人情報を探しているのかを考えてみてください。

多くの方は、スマホを駆使して求人情報を探しています。

大手の求人サイトだけでなく、運送業に特化した求人サイトや会社のHPにも求人情報を載せておくようにして、間口を広げていきましょう。

近年、他業種ではTwitterやインスタグラムといったSNSでも積極的に求人情報を出しています。

軽貨物運送業界でも、今以上にドライバーを集める方法の1つとして、SNSを積極的に活用してことをおすすめします。



業界のイメージを変えられる情報を伝える



年配の方の中には、ドライバー業界のイメージが悪いという方もいらっしゃいます。

例えば、「勤務時間が長い」、「危険も伴う仕事」、「仕事の大変さに見合わない給料」だというイメージの方も多く、親世代が労働力となる子どもの世代にこうしたイメージを伝えることで、運送業界が敬遠されてしまうという悪循環もあるのが現状です。

ですが、近年では、労働時間が長いとドライバーも集まりませんし、通販需要の高まりもあり、荷物が軽く危険の少ない軽貨物だけでも十分な報酬をもらえる時代になってきています。

身だしなみや言葉遣い、パワハラなどに対して真摯に向き合い、改善していこうとしている企業も多いです。

しかし、そういった前向きな業界の努力がなかなか正確に伝わっていないのも事実でしょう。

今の時代、SNSやYouTubeなどの動画サイトで、自社の取り組みやイメージをしっかりとわかりやすく目に見える形で伝えることも必要です。

他業種のように、インターンシップとして就業経験をさせてから雇用するといったことも今後より重要なドライバーを集める方法になっていくのではないでしょうか。



自社で考えたドライバーを集める方法を実際に試してみることも大事



ドライバーを集めるということには、2つの意味があります。

1つはそのままの意味で、ドライバーを多く集めてくるということ。

2つめの意味としては、集めたドライバーを辞めさせないように定着率を上げていくことが挙げられます。

1つめの方は、先ほどご紹介した様々な採用に関わる要素をより良くしていけば良いでしょう。

2つめの方は、「なぜ今までドライバーが辞めてしまったのか理由をしっかり知る」ということがとても重要な改善方法になっていきます。

あなたの会社はドライバーが辞めるときに、口頭では難しくても、文章やアンケートで理由を聞いているでしょうか。

なかなか本音を書いてくれたり、答えてくれたりする方は少ないかもしれませんが、「辞める理由を知る」努力をしていかなければ、改善できません。

例えば、「なかなか休みが取れず、限界が来てしまった」という理由だったとしましょう。

退職理由はとてもまともな内容ですので、あなたの会社の労働環境の問題点でもあるともいえます。

有給休暇の制度をしっかりと整えて、有給を取りたい時に取れるような仕組みであれば、辞めなかった人材かもしれません。

もしもこの方が、あなたの会社を志望している誰かに退職理由を話してしまったら、休みが取れないことで敬遠されてしまう可能性もあります。

退職した方の退職理由はしっかりと尋ねるようにして、社内でデータベース化し、会社の改善点として利用していくことが重要です。




【まとめ】ドライバーを集める方法は時代によって常に変わっていくもの


昔と今とでは、ドライバーになりたいという方の志望理由も大きく変わってきています。

また、雇用する側の環境もブラック企業だと言われてしまわないように、できるところから改善しているという会社も多いです。

ですが、十分にあなたの会社の良さや企業努力を伝えられているでしょうか。

良さや企業努力を様々な方法で伝えていくことで、ドライバーを集める方法の1つとして機能していきます。

今日からできることはないかを考え、実行していくことで、少しずつ問題点が改善され、ドライバーも集まってきますので、地道に積み重ねていきましょう。

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